AIエージェントが既存のソフトウェアビジネスの価値を奪う「SaaS is Dead」(SaaSの死)の次に名指しされたのは、SIer(システムインテグレーター)だった。 2月初旬、米Anthropicがナレッジワーカー向けの自律型AIエージェント(人間の代わりに自分で考えて業務をこなすAIアシスタント)機能「Claude Cowork」の業務プラグインを発表すると、世界のソフトウェア・サービス株から6営業日で約8300億ドルの時価総額が消えた。これは「Anthropicショック」と言われる。日本では大手SIerに加え、ベイカレントやSHIFTなどコンサル・開発支援系の銘柄まで売られた。 売りの理屈は、“ある読み”によって整理できる。SaaS株は、AIが人間の代わりに業務をこなすようになれば、人が画面を操作する時間が減り、利用する社員の人数(アカウント数)に応じて料金をもらう「シート課金モデ

