日本は資源を持たない小さな島国でありながら、なぜ経済発展できたのか。その理由は、地理的条件を見ると明らかだという。著作家・宇山卓栄さんの書籍『「地理で考える」は武器になる』(秀和システム新社)より、一部を紹介する――。 【図表をみる】「日本が経済大国になれた“勝因”」 ■「持たざる国」だけど世界最強の立地 日本は、典型的な「持たざる国」です。石油は出ない。鉄鉱石も取れない。国土の7割は山地で、平地はわずかしかない。常識的に考えれば、このような地理的条件の国が、世界屈指の経済大国になることはあり得ません。通常、資源のない国は貧困に喘ぐか、大国の属国として生きるしかないからです。 しかし、日本はこの地理的なハンディキャップを逆手に取り、奇跡的な繁栄を築きました。なぜでしょうか? 「日本人が勤勉で手先が器用だったから」でしょうか? それは大きな要因ですが、地理学的には決定打ではありません。 日本

