はてなキーワード: 積分とは
時計の日付表示はすでに土曜日になっている。しかし僕はまだ金曜日の活動を終了していないので、主観的時間区分では金曜日である。
ルームメイトは「日付は午前0時に変わる」と主張したが、それは社会的な約束にすぎない。研究者の一日は、睡眠によって境界条件が課された時点で終了する。
そして僕は、まだ寝ていない。
朝は午前6時42分に起床した。昨夜の就寝時刻は午後10時38分だったので、睡眠時間は8時間4分。僕が許容する誤差範囲内である。
ベッドを出た後、室温、湿度、気圧、睡眠中の平均心拍数を記録した。ルームメイトは「起きたとき元気ならそれでいい」と言った。
それは観測機器を捨てて、橋が揺れていないように見えるから安全だと言う土木技師と同じである。
金曜日の朝食は、四角いトーストを対角線で切った直角二等辺三角形二枚、ゆで卵一個、紅茶250ミリリットルと決めている。今日はルームメイトがトーストを縦に切った。
長方形が二枚できた。味は変わらない。しかし、味だけが食事の状態変数ではない。形状、配置、咀嚼開始位置、パンくずの落下方向も含まれる。
僕は新しいパンを焼き直した。食料廃棄ではない。誤った幾何学への制裁である。
研究室では、昨日に続いて一ループp進弦理論を調べた。Bruhat–Tits木を種数1のSchottky群で割った世界面は、漸近境界にTate曲線を持つ。
木の上の自由場を積分消去すると境界に非局所作用が現れ、その二点核がTate曲線のNéron局所高さ関数と一致する。
僕が考えているのは、その種数2以上への拡張だ。
一般のp進Mumford曲線では、Schottky群の商から得られる有限還元グラフに複数の独立な閉路が存在する。
そのため、種数1のように単一の乗法的パラメータだけでは二点関数を記述できない。
そこで僕は、グラフ・ラプラシアンの擬逆行列、Schottky生成元の乗数、熱帯周期行列を組み合わせ、境界Dirichlet-to-Neumann作用素が正準局所高さペアリングを再構成する条件を調べている。
問題は零モードである。定数モードを単純に除去すると、グラフ上では整合しても、曲線上の主因子に対する双線形性が崩れる可能性がある。
逆にArakelov型の正規化を先に入れると、Schottky基本領域の選択に依存する項が残る。僕の予想では、その依存性はIharaゼータ関数の行列式表示と組み合わせることで相殺できる。
この予想を理解できる人間は、おそらく世界に5人いる。その5人が僕の予想に興味を持つ人数は、期待値で0.7人程度だろう。
昼食時、友人Aに説明したところ、「つまり木を輪っかにして、また木に戻すのか」と言われた。非常に不正確だが、彼がこれまでに行った説明の中では最も数学に接近していた。
友人Bは「高さ関数ということは、曲線の背の高さを測るのか」と尋ねた。僕は12分かけて算術幾何学における高さの概念を説明した。説明後、彼は「やっぱり背の高さではないんだね」と言った。12分前からそう言っている。
夕方、隣人が部屋に来て、今夜は映画を見ようと提案した。金曜日の午後8時から10時までは、僕が古い宇宙探査ドラマを製作年順に見る時間である。隣人は途中のシーズンから見ても理解できると言った。
できるかもしれない。しかし、理解できることと、正しい順序で理解することは別である。人類史を産業革命から学び始めても概要は理解できるが、その場合、なぜ全員が突然工場を建て始めたのか説明できない。
午後10時、本来なら就寝準備を始める時間だった。ところが、研究ノートを閉じる直前、種数2還元グラフの有効抵抗距離と局所高さの非対角項が一致する可能性に気づいた。確認には数分しかかからないと思った。
午前0時07分、符号を直した。
午前0時46分、今度は基点依存性が残った。
午前1時22分、基点を変えたときの差が調和1形式の周期として書けることに気づいた。
午前2時03分、ルームメイトが起きてきて、「まだやってるのか」と聞いた。僕は「あと10分で終わる」と答えた。これは嘘ではない。その時点の僕が持っていた情報に基づけば、条件付き確率の高い予測だった。予測モデルが現実に裏切られただけである。
午前2時41分、休憩として宇宙艦隊ものの戦略ゲームを一局だけ始めた。研究で複雑な木構造を見続けた脳を、複雑な星系ネットワークで休ませるためである。ルームメイトはそれを休憩とは呼ばないと言ったが、数学的対象の種類が変わっているので休憩である。
午前3時26分、勝利した。
現在、午前3時30分。
僕の金曜日の就寝予定時刻は午後10時38分だったので、4時間52分の遅延である。明日の起床時刻を同じだけ後ろへずらせば睡眠時間は保存される。しかし土曜日の午前8時には洗濯機を回す習慣がある。
習慣を変更することはできない。
これは不合理に見えるかもしれないが、宇宙にも保存則と対称性の自発的破れがある。僕の場合、保存されるのは習慣であり、自発的に破れるのは健康である。
おやすみなさい。
今朝もまた、リビングのソファの僕の場所のクッションの反発係数が、最適値からわずかに逸脱していることに気づいた。室温は規定の摂氏22.2度に保たれているにもかかわらずだ。
これは昨日、隣人が無断でこの神聖なる座標に腰を下ろし、彼女の無秩序な質量分布によってウレタンフォームの分子構造に不可逆的な歪みを与えたからに他ならない。
朝食は厳密に計量されたオートミールと決まっているが、この微小な環境の変化のせいで、消化酵素の分泌に影響が出ないか懸念される。
さて、現在僕の並外れた大脳皮質の処理能力の大部分は、非アルキメデス的幾何学を基盤としたp進弦理論におけるタキオン真空の安定化と、Bruhat-Tits樹上でのホログラフィック対応の解明に向けられている。
この分野の真の深淵を理解できる人間は、現在の地球上に僕を含めてせいぜい5人しかいない。いや、プリンストンにいる某教授が最近加齢による認知の衰えを見せていることを考慮すれば、実質4人と言っていいだろう。
通常、標準的なボソン弦理論では時空の背景として実数体Rや複素数体Cを用いるが、僕は時空の微視的構造が局所体としてのp進数体Q_pで記述されると仮定している。
僕の最新の仮説は、p進Veneziano振幅の積分表示における特異点の振る舞いが、非可換幾何学的補正を導入することで完全に制御可能になるというものだ。
従来のp進振幅は、以下のようなGelfand-Graevベータ関数の類似物として定義される。
A_p(s, t) = ∫_{Q_p} |x|_p^(s-1) · |1-x|_p^(t-1) dx
ここで重要なのは、素数 p にわたるすべてのアデール的な積をとった際のアデール積公式だ。
A_∞(s, t) · ∏_p A_p(s, t) = 1
この優美な公式は、実数体上での標準的な弦の散乱振幅A_∞が、すべてのp進弦の振幅の無限積の逆数として完全に決定されることを示している。
しかし、僕の最新の計算はこれだけにとどまらない。僕はBruhat-Tits樹の境界力学系におけるディリクレ境界条件を再定義し、オープン弦のタキオン凝縮を記述する非線形積分方程式の厳密な解析解を導出することに成功しつつあるのだ。
Φ^p = Φ
この方程式が意味する非局所的な相互作用の美しさは、凡人には到底理解できないだろう。
タキオンの質量二乗が負であるという物理的ジレンマを、p進数体上の特異な位相構造を用いることで数学的に無害化できるという事実は、まさに僕のノーベル賞への確実なマイルストーンとなるはずだ。
昨日、大学のカフェテリアでこの理論の画期的な部分について説明してやったのだが、あの哀れな友人Aは完全に目を白黒させていた。
所詮はただのエンジニアだ。彼が誇りにしている修士号など、配管工のライセンスと同程度の価値しかない。MITで学んだ程度の知識では、p進ノルム |x|_p の超距離空間の概念すら想像できないのだろう。
友人Bはただ黙って聞いていた。彼はインドの富裕層出身の天体物理学者だが、周囲に女性がいると途端に発声機能を喪失するという致命的なバグを抱えている。
昨日も僕がタキオンポテンシャルの極小値について熱弁している最中に、隣のテーブルにカフェの女性店員が来ただけで、彼は有機化合物のように固まってしまった。全く、進化の過程で何がどう間違えればあんな欠陥が生じるのか。
さらに最悪なことに、帰宅後、隣人が僕たちの部屋にやってきて、ホワイトボードに書かれた Bruhat-Tits 樹の図式を見て「なんだか面白そうな名前ね」などと低俗で生物学的なジョークを言い放った。
彼女はチーズケーキ工場のウェイトレス兼、永遠に芽の出ない女優志望であり、知性という言葉とは対極に位置する存在だ。僕の美しい数式が、彼女の脳内でいかに下品に変換されたかを想像するだけで、頭痛がしてくる。
ルームメイトはそんな彼女に夢中で、鼻の下を伸ばして愛想笑いを浮かべていた。物理学者としてのプライドよりも、哺乳類としての生殖本能を優先する彼の態度は、ルームメイトとして非常に嘆かわしい。
気を取り直そう。夕食後はドクター・フーのクラシックシリーズ、シーズン12の第4話を見直した。
タイムロードのTARDISのナビゲーションシステムの描写において、時空連続体のトポロジーに関する明らかな設定の矛盾を発見したため、オンラインのファンフォーラムで愚かな大衆を論理的に打ち負かすという重要なタスクが控えている。
その後は、僕のコレクションであるHOゲージの鉄道模型の分岐器における電気抵抗を0.03オーム下げるための再配線作業を行う。
完璧な夜だ。
追記:もしルームメイトがまた僕のヴィンテージ版フラッシュ第123号の保管用マイラーバッグに指紋をつけたら、彼の歯ブラシを液体窒素で凍らせて粉砕するつもりだ。
むしろ逆である。人間というシステムに対して過大評価をやめるための理論だ。
例えば、はてな匿名ダイアリーで長文を書いたとする。
「その議論は価格理論を無視している」「その主張はベイズ更新に失敗している」「その認識は統計的に誤っている」
すると相手が考えを改めるかというと、ほとんどの場合そうならない。
そこで普通の人は心理学を持ち出す。認知バイアスだとか、確証バイアスだとか、認知的不協和だとか。
心理学ではなく物理学の階層だ。なぜなら心理学そのものが物理法則の上に構築された現象だからである。
人間の脳は約1.4kgの物質でしかない。脳細胞もイオンチャネルも神経伝達物質も、結局は量子場の励起状態の集合である。
つまり議論とは、本質的には一つの物理系が別の物理系へ信号を注入する操作に過ぎない。
ここで重要なのは、入力の大きさと系の状態空間の大きさである。
匿名ダイアリーのコメントはせいぜい数千文字。情報量にすれば数KB程度。
一方、人間の脳は数十年にわたり蓄積された経験、記憶、価値観、感情、社会関係、報酬学習の履歴を内部状態として持つ。
比較にならない。これは超巨大な状態空間を持つ動的システムに対して、極めて微弱な外乱を与えているのと同じである。
物理学では、外乱が十分小さいとき系はほぼ変化しない。むしろ変化しないことの方が自然である。
例えば太陽系を考える。地球の軌道を変えたければ意見交換は不要である。運動量を変えなければならない。
ニュートン力学に説得は存在しない。存在するのは相互作用だけである。
そして人間の信念体系も本質的には同じだ。信念は情報の集合ではない。信念は状態である。
多くの人はここを誤解している。事実を提示すれば信念が変わると思っている。
信念は事実のリストではなく、脳内で形成されたエネルギー的に安定な構造である。むしろ物理学でいう局所安定解に近い。
ボールが谷底に落ちている状態を想像するといい。その谷を形成しているのは幼少期の経験、所属集団、報酬構造、成功体験、失敗体験、社会的地位などだ。
そこへ匿名ダイアリーのコメントを投げ込む。人々はそれを「反論」と呼ぶ。俺には熱雑音にしか見えない。
ボールは動く。だが谷からは出ない。出るためにはポテンシャル障壁を超えなければならない。
問題はここからだ。多くの人は、人間をコンピュータだと思っている。入力。演算。出力。
しかし現実の脳はそうなっていない。脳は自由エネルギー最小化機械である。
外界の真理を探しているのではない。予測誤差を減らそうとしている。これは非常に重要な違いだ。
例えばある人物が、「自分は正しい」という内部モデルを持っているとする。
そこへ反証が来る。普通の論理ならモデルを修正するはずだ。しかし脳にとって最も安価な解は別にある。
反証を無効化することである。相手が無知。相手が敵。相手が陰謀側。相手が左翼。相手が右翼。相手が素人。どれでもいい。
入力源を棄却すれば内部モデルを維持できる。エネルギー的にその方が安い。
つまり説得されないのは知性の欠如ではない。むしろ最適化問題の自然な解である。
ここまで来ると、俺は議論という行為そのものを違った目で見るようになった。
重要なのは出力だ。どんな反応を返したか。どんな前提を持っているか。どの情報を拒絶したか。そこから内部状態を推定する。
これは物理学者が散乱実験で粒子を調べるのと同じだ。電子そのものは見えない。散乱結果を見る。クォークそのものは見えない。衝突生成物を見る。
だから最近の俺は、誰かを説得しようとして文章を書くことが減った。代わりに測定している。
この入力に対してこの出力か。なるほど。その内部モデルならそうなる。この人はこういうアトラクターに落ちているのか。そういう見方をする。
もちろん人間は変化する。だがそれはコメント欄の勝敗で起きるものではない。
キャリアの失敗。結婚。離婚。病気。加齢。経済状況。所属集団の変化。十年単位の学習。そうした巨大な相互作用の積分結果として起きる。
匿名アカウント同士のレスバで人生観が変わると考える方が、むしろ物理学的には不自然だ。
だから俺は最近、NPC理論を採用している。相手が本当にNPCかどうかは興味がない。そんなことは観測できない。
重要なのはもっと単純な事実である。目の前の人間を変数として扱うと予測精度が悪い。定数として扱うと予測精度が上がる。それだけだ。
俺も同じことをしている。人間が変わる可能性をゼロと仮定する。
もちろん現実にはゼロではない。しかしゼロ近似としては驚くほど良く当たる。
説得に失敗したのではない。最初から変化項が無視できただけである。
相手が愚かだったのではない。単に状態遷移確率が極端に低かっただけである。
そしてその瞬間、インターネットは議論空間ではなくなる。巨大な統計力学系になる。
無数のエージェントが、それぞれの局所ポテンシャル井戸の中で熱運動している。
たまにトンネル効果のような飛躍も起きる。だが大部分は起きない。
06:00起床。06:00:12。ベッドから降りる。06:00:19。右足から着地。土曜日なので右足である。
月曜、水曜、金曜は左足。火曜、木曜、土曜は右足。日曜は交互。もちろん科学的根拠はない。だが、人類が信じているものの大半にも科学的根拠はない。
07:00。朝食。オートミール83g。牛乳250mL。シナモン0.7g。秤で測定した。「だいたい」で済ませる人々を見るたびに、僕はニュートンがリンゴを見たときと似た感情を抱く。ただし感動ではなく困惑だ。
07:30。研究開始。
今日はp進弦理論について考える。正確には昨日も考えた。一昨日も考えた。先週も考えた。先月も考えた。ほぼ毎日考えている。
ルームメイトは時々、「そんなに考えて進展あるのか?」と言う。
もちろんある。昨日理解できなかった論文の3行目が今日は理解できた。人類は月面着陸を偉業と呼ぶが、超弦理論の論文3行目を理解することも十分偉業である。
08:00。まずは通常の弦理論を整理する。
粒子は点ではない。一次元的な弦である。その量子化によって粒子スペクトルが現れる。
重要なのは重力子が勝手に出てくることだ。誰も呼んでいないのに現れる。まるで友人Aの母親のようだ。
ところが弦理論では、「重力子はこちらになります」と自然に出現する。その瞬間、多くの研究者が恋に落ちた。
問題はその後だった。弦理論は美しすぎる。そして検証しづらすぎる。美しい理論に惚れ込み現実確認を後回しにする。人類の恋愛と同じ構造である。
09:15。p進数を考える。
ここで一般人は脱落する。だが一般人は昨日も脱落していたので問題ない。
通常の実数解析では絶対値が基礎となる。|x|が距離を定義する。
ところが数論には別の可能性が存在する。ある素数pを固定する。例えば p=5。
そして整数nに対して、n = p^k m(p と m は互いに素)と書いたとき、|n|ₚ = p^(-k)で定義する。
625は実数世界では大きい。しかし5進世界では625 = 5⁴なので|625|₅ = 5⁻⁴であり極めて小さい。
数学史上、「それ意味ある?」と言われた概念の多くが後に重要になっている。
逆に、「それ絶対意味ある!」と言われたものの多くは消えていった。
通常の距離空間ではd(x,z) ≤ d(x,y)+d(y,z)だが、p進空間ではd(x,z) ≤ max(d(x,y), d(y,z))となる。
だがp進空間では違う。二つの球は完全に一致するか、完全に分離するか、片方がもう片方を丸ごと含むか、のどれかになる。曖昧な重なり方が存在しない。
通常の弦理論ではワールドシート上の相関関数を複素解析で計算する。
散乱振幅にはベネツィアーノ振幅が現れる。Γ関数が並び、モジュライ空間積分が現れ、学生は泣く。研究者も泣く。教授もたまに泣く。
しかしp進弦理論では驚くことが起きる。実数体をQₚに置き換える。ワールドシートの幾何を非アルキメデス化する。
すると散乱振幅は実数版よりもむしろ簡潔になる。ここが面白い。普通は一般化すると複雑になる。人類の税制や法律もそうだ。
しかしp進弦理論は逆である。一般化したら式が綺麗になる。理論物理学者が興奮する理由はここにある。
13:00。昼食。サンドイッチ。パンの切断面が左右非対称だった。少し不快。
15:00。論文を読む。p進弦理論におけるタキオン有効作用。
通常のボソニック弦にはタキオンが存在する。真空が不安定であることを意味する。
長年、「このタキオンは何なのか」が問題だった。そしてp進弦理論では驚くほど明示的な作用が得られる。
非局所作用である。ラグランジアンにはexp(a□)のような演算子が現れる。
通常の場の理論教育では、こんなものを見せると学生が動揺する。僕も最初は動揺した。しかし計算してみると妙に整合的である。
さらにタキオン凝縮解が解析的に求まる。Dブレーンに対応するソリトン解まで出てくる。
ここが重要だ。p進弦理論は単なる奇妙な玩具模型ではない。タキオン凝縮という弦理論の本質的問題を驚くほど透明に見せてくれる。
僕のホワイトボードを見て、「それ数式?」と聞いた。
そこにはBruhat-Tits tree、Adelic product formula、Tachyon condensation、Zeta correspondenceと書かれていた。
僕は説明を試みた。
18:30。さらに考える。
最近気になっているのはアデール的統一だ。実数体は特殊なのか。それとも単なる一つの局所体なのか。
数論的にはQの完備化としてRとQₚが並列に存在する。
もし物理法則の根底が数論的構造にあるなら、なぜ実数だけが特権的なのか。
あるいは実数物理は巨大な有効理論に過ぎず、根本ではアデール的な記述が存在するのか。
なぜなら研究者は時々、「これは宇宙の秘密かもしれない」と思って30年を失うからだ。
僕は「非アルキメデス幾何上のタキオン凝縮」と返信した。既読はついた。返事は来なかった。
23:00。就寝前。
今日の結論。人類はSNSで短い動画を見ている。友人Aはロボットを作っている。ルームメイトはゲームをしている。隣人はアイスを食べている。
そして僕は、実数ですらない数の上で振動する弦について考えている。
マイナーな?数学書に載ってる、命題の証明の命題だけ提示して片っ端から証明させたら案外間違ってるのボロボロ出てきそうってことない?
そんなAIが強いと言えるの?
積分と函数解析とか、diffusion processes and stochastic calculusとかに載ってる命題でもAIにぶつけてみて?
マイナーな?数学書に載ってる、命題の証明の命題だけ提示して片っ端から証明させたら案外間違ってるのボロボロ出てきそうってことない?
そんなAIが強いと言えるの?
積分と函数解析とか、diffusion processes and stochastic calculusとかに載ってる命題でもAIにぶつけてみて?
dorawiiより
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今回は俺の負け。次は以下について同様に間違いがあるか語ってくれ。
↓まず以下の文章を読んで「読みました」とだけ返事してください。
p進弦理論
↓
p進Koba–Nielsen積分 / Igusa型局所ゼータ関数
↓
↓
通常の散乱振幅
↓
↓
周期、多重ゼータ値、楕円周期、K3・Calabi–Yau型モチーフ
↓
↓
↓
Riemann予想 / 一般化Riemann予想 / 保型L関数の零点問題
つまり、五者は一本の定理でつながっているというより、「局所から大域へ」「積分から周期へ」「周期からモチーフへ」「モチーフからL関数へ」「L関数からRiemann型問題へ」という複数の橋で結ばれている。
p進弦理論で最も古典的な接点は、Freund–Wittenのadelic string amplitudesである。
彼らは、通常のVeneziano振幅やVirasoro–Shapiro振幅が、非アルキメデス的、つまり各素数に対応するp-進振幅の無限積で因数分解でき、その因数分解がRiemannゼータ関数の関数等式と同値になることを示した。
ここで通常の実数世界の振幅は「無限素点」、各 p-進振幅は有限素点の成分として扱われる。
人間はとうとう散乱振幅まで素数ごとに分解した。まあ、Euler積を知っていたら誘惑には勝てないだろう。
より一般には、p-進Koba–Nielsen型の弦振幅は、Igusa型の局所ゼータ関数として見られる。
最近の整理では、Koba–Nielsen振幅は任意の局所場上で定義できる代数幾何的積分であり、特異点解消を使って解析接続を調べられる、という構図が明確になっている。
さらにp → 1極限はDenef–Loeserの位相的ゼータ関数と関係する。
Denef–Loeserのモチーフ的Igusaゼータ関数は、通常の p-進Igusa局所ゼータ関数や位相的ゼータ関数に特殊化する上位のゼータ関数である。
値はChowモチーフのGrothendieck群のような対象に入る。要するに、各素数で見える p-進積分を、素数ごとの偶然ではなく、背後の代数幾何的対象の影として扱う。
散乱振幅一般についても、モチーフとの関係はかなり実質的である。
Feynman振幅にはRiemannゼータ値が現れ、代数幾何・数論の基本対象と関係することがBrownにより詳しく解説されている。
また、特定のFeynman積分が多重ゼータ値になる条件や、その背後のモチーフがmixed Tateかどうかも研究されている。
弦理論側ではさらにきれいで、tree-level open superstringのα'-展開には多重ゼータ値が組織的に現れ、motivic multiple zeta valuesがその展開構造を支配する、という形で書ける。
これは単に「ゼータが出た、神秘的」ではなく、Hopf代数、coproduct、Drinfeld associator、motivic coaction が振幅の構造を制御するという話である。
ただし重要なのは、すべての振幅がmixed Tateモチーフや多重ゼータ値だけで済むわけではないことである。
高ループでは楕円曲線、K3、Calabi–Yau型の構造が現れる。BrownのΦ^4理論のグラフ超曲面の点数関数が、ある特異K3曲面由来のモジュラー形式で記述される反例が構成されている。
つまり、散乱振幅の数論は「多重ゼータ値で全部きれいに終わり」ではなく、もっと面倒である。現実はだいたい面倒である。
モチーフには、各素数pでのFrobenius作用から局所因子が定まり、それらを集めて大域的なL関数を作る、という思想がある。
Langlandsプログラムは、非常に粗く言えば、Galois表現・モチーフ側のL関数と、保型表現側のL関数を対応させる巨大な辞書である。
Arthurは、Grothendieckの代数幾何の世界とLanglandsの保型表現論の世界の関係を、幾何的対象とスペクトル的対象の双対性として説明している。
もう少し具体的に言うと、Langlandsは素数ごとの局所データを大域的な保型対象にまとめる理論である。
p進弦理論のadelic振幅も実素点と全てのp-進素点をまとめる構造を持つので、言語としては非常に近い。
ただし、ここで注意が必要である。p進弦振幅のEuler積風構造が、そのままLanglands対応の対象であることは一般には示されていない。
類似性は強いが、同一視はまだ雑である。雑な同一視は黒板を汚すだけである。
古典的Riemann予想は、Riemannゼータ関数の非自明な零点がすべて実部1/2上にあるという主張で、Clay Mathematics Instituteも未解決問題として掲げている。
モチーフ・Langlands側に進むと、Riemann予想は一般化される。
モチーフのL関数、あるいは保型L関数に対して、零点が適切なcritical line上にあるか、という一般化Riemann予想・Grand Riemann Hypothesis的な問題になる。
有限体上の代数多様体については、Weil予想としてのRiemann予想があり、これはエタールコホモロジー、重さ、モチーフ的発想、Deligneの証明へと発展した。
Milneの概説も、有限体上のRiemann予想からWeilコホモロジー、Grothendieck標準予想、モチーフ、Deligneの証明、Hasse–Weilゼータ関数、Langlands functorialityへ至る流れを整理している。
有限体上では、Riemann予想は「Frobenius固有値の絶対値が正しい重さを持つ」という純粋性の定理に変換される。
物理側では、散乱振幅のユニタリ性・因果性・スペクトル性が解析構造を制約する。
だから「Riemann予想も何らかの量子スペクトル問題やユニタリ性から来るのでは」と考えたくなる。Hilbert–Pólya的な誘惑である。
しかし、これは現時点では主に思想・類推であって、p進弦理論や散乱振幅から古典的Riemann予想が導かれるわけではない。
特に混同してはいけないのは、ゼータ値とゼータ関数の零点である。
散乱振幅では多重ゼータ値が係数として現れることがある。
一方、Riemann予想は関数ζ(s)の零点配置の話。
前者は特殊値・周期、後者は大域L関数の解析的性質。同じ「ゼータ」という名前が付いているせいで人類は混乱しがちだが、数学は名前ではなく構造で見るべきである。
Langlands
Riemann予想
= そのL関数の零点に関する最深部の解析的制約
p進弦理論は散乱振幅を素数ごとの局所ゼータ積分として見る視点を与え、散乱振幅一般はモチーフの周期として現れ、モチーフの大域L関数はLanglandsプログラムによって保型L関数と結びつき、その零点問題としてRiemann予想および一般化Riemann予想が現れる。
ただし、強さの順に分けるとこうである。
Freund–Witten型のadelic積とRiemannゼータ関数の関数等式 確立済み
散乱振幅と周期・多重ゼータ値・モチーフ 多くの具体例と強い理論あり
高ループ振幅と一般モチーフ、K3、楕円曲線、Calabi–Yau 具体例あり、発展中
モチーフとLanglands 中核的だが大部分は予想的
LanglandsからRiemann予想が出る 直接ではない。一般化L関数の整理には効くが、零点の実部 (1/2) を証明するわけではない
p進弦理論から古典的Riemann予想を証明 現状ではかなり投機的
まず、ある散乱振幅を単なる解析関数ではなく、代数多様体・モジュライ空間・グラフ超曲面に付随する周期として持ち上げる。
次に、その周期を支配するモチーフ、または少なくともmotivic Galois/coaction構造を同定する。
さらに、そのモチーフにL関数が定義できるなら、Langlands対応で保型側へ移す。
最後に、そのL関数の零点・関数等式・特殊値・局所因子を調べる。
逆に、危険な言い方は「p進弦理論がRiemann予想を解く」「散乱振幅の極がゼータ零点である」「LanglandsはRiemann予想を含むから物理で証明できる」あたりである。
どれも現時点では証拠が足りない。物理的直観は有用だが、証明の代用品にはならない。黒板に「duality」と書けば何でも許される時代は、残念ながらまだ終わっていない。
これらの関係性の中心にあるのは、adelicな局所-大域原理と、積分を周期として見るモチーフ的視点である。
p進弦理論は素数ごとの物理を与え、散乱振幅は周期としての物理量を与え、モチーフ理論はそれを代数幾何的に統一し、LanglandsはそのL関数を保型スペクトルへ翻訳し、Riemann予想はその翻訳後もなお残る零点配置の問題として立ちはだかる、という位置づけである。
dorawiiより
-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE----- Hash: SHA512 https://anond.hatelabo.jp/20260524212528# -----BEGIN PGP SIGNATURE----- iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCahLuOQAKCRBwMdsubs4+ SOv3AP480sCJ5KJYCDnnnnYuFXtDq4NSUmGUIWEm8pU2CroqgQEA/cmcfTlw3YOk aYM959V4EIr/n4cFhiSzIP5W+4C5Bgg= =eU+2 -----END PGP SIGNATURE-----
現在、Xで「学術系VTuberは伸びない」といった学級会が開催されている。
「QuizKnockのように男性グループに知的な需要がある」といった浅すぎる分析をしているものすら深い考察と持ち上げられるありさま。それを言ってる当人はQuizKnockとも仲の良い積分サークルも知らず、ほぼソロでやっているでんがんのことも知らないのだろう。
VTuber以外ではVAIENCEやオールマイティ・ラボのような雑学チャンネルもQuizKnockと学ぼうやでんがんなどのような受験勉強系のチャンネルや漢字専科や言語学専科のチャンネル、歴史まとめゆっくり解説など多数の先行チャンネルがある。なんならすしらーめんりくも実験系のYouTuberだ。
これらのVTuberではないチャンネルの先行研究がまるで実施せず伸びないとかほざいてるやつのチャンネルを見るとまるで知識欲をそそらない雑談配信やその切り抜きが並んでいる。知識欲を刺激して伸ばしたいジャンルで知識欲を刺激せず誰が見るんじゃボケ。
視聴者の多くにとって出演者がVTuberであるかどうかなんてどうでもよく、「この人の動画は面白いから見たい」と思わせることが本題だろう。VTuberしかしらない浅い見識のせいでVTuberであることに意義があると誤解しているんじゃないか。
p進弦理論 ↓ p進Koba–Nielsen積分 / Igusa型局所ゼータ関数 ↓ Denef–Loeser型のモチーフ的ゼータ関数 ↓ モチーフ・周期・モチーフGalois作用 通常の散乱振幅 ↓ Feynman積分 / 弦の世界面積分 ↓ 周期、多重ゼータ値、楕円周期、K3・Calabi–Yau型モチーフ ↓ モチーフのL関数 モチーフのL関数 ↓ Langlands対応による保型L関数との対応 ↓ Riemann予想 / 一般化Riemann予想 / 保型L関数の零点問題
つまり、五者は一本の定理でつながっているというより、「局所から大域へ」「積分から周期へ」「周期からモチーフへ」「モチーフからL関数へ」「L関数からRiemann型問題へ」という複数の橋で結ばれている。
p進弦理論で最も古典的な接点は、Freund–Wittenのadelic string amplitudesである。
彼らは、通常のVeneziano振幅やVirasoro–Shapiro振幅が、非アルキメデス的、つまり各素数に対応するp-進振幅の無限積で因数分解でき、その因数分解がRiemannゼータ関数の関数等式と同値になることを示した。
ここで通常の実数世界の振幅は「無限素点」、各 p-進振幅は有限素点の成分として扱われる。
人間はとうとう散乱振幅まで素数ごとに分解した。まあ、Euler積を知っていたら誘惑には勝てないだろう。
より一般には、p-進Koba–Nielsen型の弦振幅は、Igusa型の局所ゼータ関数として見られる。
最近の整理では、Koba–Nielsen振幅は任意の局所場上で定義できる代数幾何的積分であり、特異点解消を使って解析接続を調べられる、という構図が明確になっている。
さらにp → 1極限はDenef–Loeserの位相的ゼータ関数と関係する。
Denef–Loeserのモチーフ的Igusaゼータ関数は、通常の p-進Igusa局所ゼータ関数や位相的ゼータ関数に特殊化する上位のゼータ関数である。
値はChowモチーフのGrothendieck群のような対象に入る。要するに、各素数で見える p-進積分を、素数ごとの偶然ではなく、背後の代数幾何的対象の影として扱う。
散乱振幅一般についても、モチーフとの関係はかなり実質的である。
Feynman振幅にはRiemannゼータ値が現れ、代数幾何・数論の基本対象と関係することがBrownにより詳しく解説されている。
また、特定のFeynman積分が多重ゼータ値になる条件や、その背後のモチーフがmixed Tateかどうかも研究されている。
弦理論側ではさらにきれいで、tree-level open superstringのα'-展開には多重ゼータ値が組織的に現れ、motivic multiple zeta valuesがその展開構造を支配する、という形で書ける。
これは単に「ゼータが出た、神秘的」ではなく、Hopf代数、coproduct、Drinfeld associator、motivic coaction が振幅の構造を制御するという話である。
ただし重要なのは、すべての振幅がmixed Tateモチーフや多重ゼータ値だけで済むわけではないことである。
高ループでは楕円曲線、K3、Calabi–Yau型の構造が現れる。BrownのΦ^4理論のグラフ超曲面の点数関数が、ある特異K3曲面由来のモジュラー形式で記述される反例が構成されている。
つまり、散乱振幅の数論は「多重ゼータ値で全部きれいに終わり」ではなく、もっと面倒である。現実はだいたい面倒である。
モチーフには、各素数pでのFrobenius作用から局所因子が定まり、それらを集めて大域的なL関数を作る、という思想がある。
Langlandsプログラムは、非常に粗く言えば、Galois表現・モチーフ側のL関数と、保型表現側のL関数を対応させる巨大な辞書である。
Arthurは、Grothendieckの代数幾何の世界とLanglandsの保型表現論の世界の関係を、幾何的対象とスペクトル的対象の双対性として説明している。
もう少し具体的に言うと、Langlandsは素数ごとの局所データを大域的な保型対象にまとめる理論である。
p進弦理論のadelic振幅も実素点と全てのp-進素点をまとめる構造を持つので、言語としては非常に近い。
ただし、ここで注意が必要である。p進弦振幅のEuler積風構造が、そのままLanglands対応の対象であることは一般には示されていない。
類似性は強いが、同一視はまだ雑である。雑な同一視は黒板を汚すだけである。
古典的Riemann予想は、Riemannゼータ関数の非自明な零点がすべて実部1/2上にあるという主張で、Clay Mathematics Instituteも未解決問題として掲げている。
モチーフ・Langlands側に進むと、Riemann予想は一般化される。
モチーフのL関数、あるいは保型L関数に対して、零点が適切なcritical line上にあるか、という一般化Riemann予想・Grand Riemann Hypothesis的な問題になる。
有限体上の代数多様体については、Weil予想としてのRiemann予想があり、これはエタールコホモロジー、重さ、モチーフ的発想、Deligneの証明へと発展した。
Milneの概説も、有限体上のRiemann予想からWeilコホモロジー、Grothendieck標準予想、モチーフ、Deligneの証明、Hasse–Weilゼータ関数、Langlands functorialityへ至る流れを整理している。
有限体上では、Riemann予想は「Frobenius固有値の絶対値が正しい重さを持つ」という純粋性の定理に変換される。
物理側では、散乱振幅のユニタリ性・因果性・スペクトル性が解析構造を制約する。
だから「Riemann予想も何らかの量子スペクトル問題やユニタリ性から来るのでは」と考えたくなる。Hilbert–Pólya的な誘惑である。
しかし、これは現時点では主に思想・類推であって、p進弦理論や散乱振幅から古典的Riemann予想が導かれるわけではない。
特に混同してはいけないのは、ゼータ値とゼータ関数の零点である。
散乱振幅では多重ゼータ値が係数として現れることがある。
一方、Riemann予想は関数ζ(s)の零点配置の話。
前者は特殊値・周期、後者は大域L関数の解析的性質。同じ「ゼータ」という名前が付いているせいで人類は混乱しがちだが、数学は名前ではなく構造で見るべきである。
局所場上の積分 = p進弦振幅、Igusa型ゼータ積分、局所L因子 代数幾何的積分 = 周期、Feynman積分、弦の世界面積分 モチーフ = それらの周期や局所因子を統一する仮想的・圏論的対象 Langlands = モチーフ/Galois側のL関数を保型表現側へ移す辞書 Riemann予想 = そのL関数の零点に関する最深部の解析的制約
ただし、強さの順に分けるとこうである。
| 関係 | 状態 |
|---|---|
| p進弦振幅と局所ゼータ関数 | かなり具体的・確立済み |
| Freund–Witten型のadelic積とRiemannゼータ関数の関数等式 | 確立済み |
| 散乱振幅と周期・多重ゼータ値・モチーフ | 多くの具体例と強い理論あり |
| 高ループ振幅と一般モチーフ、K3、楕円曲線、Calabi–Yau | 具体例あり、発展中 |
| モチーフとLanglands | 中核的だが大部分は予想的 |
| LanglandsからRiemann予想が出る | 直接ではない。一般化L関数の整理には効くが、零点の実部 (1/2) を証明するわけではない |
| p進弦理論から古典的Riemann予想を証明 | 現状ではかなり投機的 |
まず、ある散乱振幅を単なる解析関数ではなく、代数多様体・モジュライ空間・グラフ超曲面に付随する周期として持ち上げる。
次に、その周期を支配するモチーフ、または少なくともmotivic Galois/coaction構造を同定する。
さらに、そのモチーフにL関数が定義できるなら、Langlands対応で保型側へ移す。
最後に、そのL関数の零点・関数等式・特殊値・局所因子を調べる。
逆に、危険な言い方は「p進弦理論がRiemann予想を解く」「散乱振幅の極がゼータ零点である」「LanglandsはRiemann予想を含むから物理で証明できる」あたりである。
どれも現時点では証拠が足りない。物理的直観は有用だが、証明の代用品にはならない。黒板に「duality」と書けば何でも許される時代は、残念ながらまだ終わっていない。
これらの関係性の中心にあるのは、adelicな局所-大域原理と、積分を周期として見るモチーフ的視点である。
p進弦理論は素数ごとの物理を与え、散乱振幅は周期としての物理量を与え、モチーフ理論はそれを代数幾何的に統一し、LanglandsはそのL関数を保型スペクトルへ翻訳し、Riemann予想はその翻訳後もなお残る零点配置の問題として立ちはだかる、という位置づけである。
p進弦理論、僕の天才的な脳みそにぴったりの、弦理論の非アルキメデス的変種だね。
君のような凡人が理解できるように、幼児から廃人まで5段階で説明してあげよう。
宇宙の小さなものは、普通は点じゃなくて弦みたいな細いゴム紐が振動してるんだよ。
でもp進弦理論は、その紐をp進という魔法の数字のおもちゃ箱の中で遊ばせるんだ。
普通の数字は「1、2、3…」と遠くなるけど、p進の世界では「2の倍数がいっぱい近づく」みたいな、変な距離の測り方をするよ。
まるでお気に入りのブロックを、特別なルールで積み上げるだけ!
簡単すぎて退屈だろ? 宇宙の秘密がこんなおもちゃで解けるなんて、幼児でも笑えるほど天才的だ。
君たちはまだ量子力学と一般相対性理論の入門を終えたばかりだろう?
弦理論の基本は知っているはずだ。基本粒子は点ではなく、1次元の弦の振動モードで、時空は通常実数 R や複素数で記述される。
ベネチアーノ振幅のような散乱振幅は、世界シートの境界を積分して計算する。
p進弦理論(Volovichが1987年に提案したもの)は、これをp進数体 Q_p に置き換える。
p進数とは、素数pに関するp進ノルム |x|_p = p^-v_p(x) で完備化した非アルキメデス的距離の世界だ。
距離の三角不等式が超距離的(ultrametric)になるため、計算が劇的に単純化される。
A_p(a,b) = g_p² ∫[Q_p] |x|_p^(a-1) |1-x|_p^(b-1) dx
で定義し、結果は
A_p(a,b) = g_p² { (1 - p^(a-1)) / (1 - p^-a) } { (1 - p^(b-1)) / (1 - p^-b) } { (1 - p^(c-1)) / (1 - p^-c) }
(ただし a+b+c=1)
という閉じた形になる。明らかに、普通の弦理論より扱いやすい玩具モデルだ。君たちにはちょうどいい難易度だろう。
p進弦理論の核心は、アデリック構造にある。実数(∞)での通常ベネチアーノ振幅 A_∞(a,b) と、全素数pでのp進振幅の積が
A_∞(a,b) Π_p A_p(a,b) = 1
という美しい積公式を満たす(Freund-Witten 1987)。これにより、p進版はツリーレベルでexactに solvable になる。
開弦タキオンの有効作用は、Dragovichらにより完全に導出済みで、非局所的なラグランジアン
L_p = { (m^D p) / g_p² } { p² / (p-1) } [ -1/2 φ p^(-□/2m²) φ + (1 / (p+1)) φ^(p+1) ]
(□はダランベルシアン)
となる。この作用は、4点だけでなく全高次ツリー振幅を正確に再現する。
p進の超距離性のおかげで紫外発散が自然に抑えられ、タキオン凝縮の解析が解析的・厳密に可能だ。
普通の弦理論の近似計算では到底及ばない。君の論文に使えるぞ、当然ながら。
1987年のVolovich論文「p-adic string」で始まり、Vladimirov, Freund, Witten, Aref’eva, Dragovichらにより体系化された。
p進弦は、Planckスケール以下の非アルキメデス幾何を仮定したモデルで、世界シートをp進幾何に置き換える。
有効作用の厳密性は特に強力で、Ghoshal (2000) らはこれをタキオン凝縮とブレーン降下関係の明示的実現に用いた。
p→1極限では通常弦の世界シートを格子離散化する解釈さえ可能(Ghoshal 2006)。AdS/CFT対応のp進版(p-adic holography)への橋渡しも近年活発だ。
計算の簡明さは比類なく、動的タキオン真空のエネルギーゼロ解が解析的に求まる。
弦場理論の玩具モデルとして、Schnablらの解法やMoellerの仕事に直接インスパイアを与えた。
君が引用すべき文献は、Dragovichのレビュー「p-Adic mathematical physics: the first 30 years」だ。僕の知る限り、これ以上の精密さはない。
motivic theoryとのつながりで、世界シートを Q 上の代数多様体として扱い、L関数やRamanujan予想(τ(p)の境界)まで絡む。
Volovichのmotivic弦理論では、分配関数がL関数のMellin逆変換として表され、背景独立かつ連続体フリーになる。
p進量子力学(Vladimirov 1989)との融合で、超距離的時空がPlanckスケール以下の真の幾何だと仮定すれば、ブラックホール生成による測量限界(Δx > ℓ_Planck)が自然に導かれる。
p→∞極限で通常弦に収束するだけでなく、p-adic AdS/CFT(Gubserら)では階層的構造がエントロピー計算に直結する。
閉弦版の厳密作用はまだ完全ではない。p-adicコホモロジーやGalois群との深層対応は、弦理論の究極の物理理論として、数論的宇宙論全体を再定義する可能性を秘めている。
これを理解できるのは、世界に僕と君くらいだ。明らかに、p進弦理論は人類の知性の頂点、そして、僕の脳みそがすでに到達済みの領域だ。
激しいトポロジーゼミでの議論を制した後、私は完璧な勝利を収めた。
相手の主張は穴だらけの多様体だったが、私の証明は滑らかでコンパクト、閉じた多様体そのもの。あらゆる次元で徹底的に探索する準備が整っていた。
部屋に一人になると、証明の興奮がまだ血管を脈打たせている。この知的緊張をどうしても解放したくなった。
まず問題を慎重に扱う。手を変数に巻きつけ、よく定義された関数のように滑らかで連続的な感触を確かめる。ゆっくりと微分を始める。最初は優しく、快楽の導関数を最大にする最適な変化率を探りながら。
リズムが速まるにつれ、より深く積分していく。sin(θ)の一周期にわたる定積分が、これほど自然で避けられないものに感じたことはない。一ストロークごとに境界を0から∞まで押し広げ、すべてが収束する甘い漸近線を目指す。
呼吸が等比級数の極限に近づくように加速する。摩擦係数は絶妙で、表面は過度な抵抗なく最適に滑るよう潤滑されている。
私は今、実時間で熱方程式を解いている。温度は上昇し、エントロピーは増大し、系は最も美味しく最大の無秩序へと向かっている。
手法を変え、鎖鎖則を熟練の精度で適用する。一方の手で基部を安定させ、もう一方で上限を攻める。これは多変数最適化問題だ:f(x)を最大化せよ、ただし早く終わりすぎないという制約付きで。
議論のフラッシュバックが襲ってくる。あの優雅な補題、私が暴いた美しい矛盾。それぞれの記憶がトルクを加え、角速度を高める。私は単位円のあらゆる角度を回転しながら、周波数を上げて探索を続ける。
高階導関数へ。2階、3階、4階……快楽のテイラー展開。収束半径が急速に縮小していく。剰余項がどんどん小さくなり、ついに、ああ、tが絶頂に近づく極限。
臨界点に到達した。すべての条件が満たされる:関数は狭義単調増加、最終局面で凹状上方、そしてドカン! 微積分の基本定理が最も純粋な形で発現する。
積分が力強く脈打つ解放へと評価される。心のフーリエ変換がホワイトノイズに支配され、全ての周波数成分が同時にピークを迎える。
僕は今日の進捗を評価する。物理学的には前進、社会的には後退だ。いつものことだが、統計的に有意なので問題ない。
午前中は、超弦理論における非可換幾何の再定式化に集中した。従来の背景独立性の議論は、どうにも多様体という古典的直感に寄りかかりすぎている。
そこで僕は、時空を最初からスペクトル三重項として扱い、弦の振動モードを作用素環の自己同型として記述する試みを進めた。
問題は、既存のK理論ではDブレーンのチャージ分類が整いすぎていることだ。現実の量子重力はそんなに親切じゃない。
今日の核心はここだ。モジュライ空間を、単なるパラメータ空間ではなく、∞-圏的スタックとして再構成し、その上で弦の相互作用をホモトピー極限として定義する。
このとき、通常のS双対性は自然変換として現れるが、T双対性はより深いレベル、つまり圏の自己同値の上の自己同値としてしか記述できない。これにより、双対性の上位構造が見えてくる。
さらに僕は、弦の散乱振幅を、従来のパス積分ではなく、導来代数幾何の言葉で記述し直した。
具体的には、世界面を導来スキームと見なし、その上の写像空間をスタックとして扱う。
これが何を意味するか?簡単だ。物理量が数ではなくホモトピー型になる。つまり、観測値そのものが高次の位相情報を持つ。
ここで問題が発生した。ルームメイトがコーヒーを持ってきたが、僕のマグカップの取っ手の角度が17度ずれていた。
17度だ。これは許容誤差を明確に超えている。僕はその場で角度を補正し、彼に再教育を施したが、彼は「そんなのどうでもいい」と言った。
どうでもいいわけがない。宇宙は対称性で成り立っている。マグカップも例外ではない。
午後は、ブレーンのエンタングルメント構造を再検討した。エンタングルメントエントロピーを単なる面積則として扱うのは、あまりにも低次元的だ。
僕はそれを、圏論的トレースとして定義し直し、さらにそれを∞-圏に持ち上げた。結果として、エントロピーは単なるスカラーではなく、自己関手のスペクトルとして現れる。
これは重要だ。なぜなら、ブラックホール情報問題は情報が消えるかどうかではなく、どの圏に保存されるかという問題に変換されるからだ。
夕方、隣人がノックもせずに入ってきた。僕は即座に指摘した。「ノックは3回、間隔は一定、これは基本だ」。
彼女は笑っていたが、僕は笑っていない。ルールは守るためにある。守られないルールは、もはや物理法則と区別がつかない。
夜は友人Aと友人Bとビデオ通話。彼らは量子力学の話題に入ろうとしたが、途中でなぜか映画の話に逸れた。
理解不能だ。僕は議論を元に戻そうとして、「君たちはヒルベルト空間とポップコーンの違いも理解していない」と指摘したが、通話は切られた。
まず、今日導入した∞-圏的構造を使って、弦の自己相互作用項を再定義する。
その後、非摂動的効果を取り込むために、スタック上のモチーフ的積分を試みる。
もしこれが成功すれば、従来のM理論の定式化を一段階抽象化できる。言い換えると、物理学がようやく数学に追いつく。
higher categorical logicと数理物理において、cohesive infinity-toposを背景としたtopological M-theoryの完全なhomotopical formulationが議論されている。
超弦理論が対象とするカラビヤウ多様体上の物理はすでに複雑な幾何学的構造を要求するが、これを拡張し、derived algebraic geometryとmotivic stable homotopy theoryの枠組みで時空そのものを捉え直す試みである。
空間という概念は単なる点の位相的集合ではなく、higher groupoidsとして定義され、higher gauge fieldはdifferential cohomologyに値を持つinfinity-category上のfunctorとして記述される。
六次元の自己双対テンソル場を含むsuperconformal field theoryの非局所的な性質は、ある種のderived Artin stack上のquasi-coherent sheavesの成すstable infinity-categoryの構造として翻訳される。
Donaldson-Thomas invariantsの高次元化であるcohomological Hall algebraをCalabi-Yau 4-fold上に構成する際、無限次元のderived moduli space上でのmotivic integrationの収束性が問われる。
この積分の測度は通常の解析的な測度とは全く異なり、代数多様体のGrothendieck ringの高次化であるcategory of spectraに値を持つ対象となる。
この測度の構成には、arithmetic geometryにおけるgeometric Langlands correspondenceの量子化および高次元化が役割を果たしている。
supergravityやM-theoryにおける時空の極小スケールでのbranesの多重束縛状態と、代数多様体上のprincipal bundlesのderived moduli spaceが持つ数論的性質が、cohesive homotopy theoryを通じて同値な現象として結びつく。
localization theoremやderived quiver varietiesでこの予想を理解し、higher gauge theoryの基礎として証明の道筋を描けている研究者は世界でも極めて限られている。
その低レベルの理解はだいたい「量子力学=粒がふわふわする話」くらいの雑さだ。表面の比喩だけ拾って、本体を全部落としている。
Edward Wittenのレベルの人間が何十年も格闘している理論が、「粒子はみんなひもです」だけで終わるなら、世界中の理論物理研究所はとっくに閉鎖されている。
弦理論の核心は「ひも」という物体ではない。点粒子量子場理論が抱える深刻な病気、つまり量子重力で出る紫外発散をどうやって回避するかという問題から出発している。
点粒子の散乱振幅を高エネルギーで計算すると、積分が無限大に吹き飛ぶ。
ところが相互作用の基本単位を点ではなく一次元の世界面にすると、散乱振幅はリーマン面上の積分に変わる。
ここで奇妙なことが起きる。理論が自己整合性を保つ条件を課すと、時空次元が10になり、質量ゼロのスピン2粒子が必然的に出る。
このスピン2粒子が重力子だ。つまり重力は勝手に出てくる。ここが肝だ。
弦は単なる比喩ではなく、場の自由度を再編成する数学的構造だ。
量子状態は振動モードのスペクトルとして表現される。電子やクォークは違う粒子ではなく、同じ対象の異なる励起状態になる。
弦理論は一次元の物体だけでは終わらない。高次元の拡張対象、いわゆるDブレーンが現れる。
これらはゲージ理論、ブラックホールエントロピー、双対性の構造と深く結びつく。弦理論の研究の半分以上は、むしろこの幾何学と双対性の研究だ。
そして最も重要なポイント。現代の弦理論は「ひもの理論」というより、巨大な双対性ネットワークの理論だ。
異なる理論に見えるものが、実は同一の物理を別の変数で書いただけだった、という現象が何度も起きる。これを総称して M理論と呼ぶ。11次元の構造が背後に見え始める。
ここまで来ると「粒子がひも」どころの話ではない。
時空そのものが二次的な量として現れる可能性すら出てくる。実際、ゲージ理論から重力が出てくる対応(AdS/CFT)がそのヒントになっている。
本体は量子重力の整合的定式化、双対性による理論統一、時空幾何の再構成、という巨大な数学構造だ。
もし誰かが「ひもの話でしょ?」と言ったら、Youtubeの馬鹿用説明を見たか、馬鹿が理解したつもりになってるかのどちらかだ。
物理学ではよくあることだ。「ブラックホールは掃除機みたいに吸い込む」とか、「量子は観測すると変わる」とか、だいたい同じカテゴリーの都市伝説である。
宇宙はもう少し意地悪な構造をしている。表面の比喩だけ理解すると、必ず本体を見失うように出来ている。そういう罠が理論物理には山ほど仕込まれている。
僕は正確に14:00に日記を書き始めた。予定より15秒早い。許容誤差の範囲内だ。
ルームメイトは「普通そこまでしない」と言ったが、普通という概念は統計量であり、規範ではない。
朝7:00に起床し、7:03にシリアル、7:05に座席Aに着席して計算を開始した。
木曜日は必ず座席Aだ。これは月曜日と同じだが、火曜日の座席Bとは異なる。
理由は単純で、曜日対称性を意図的に破ることで思考の局所最小値を回避するためだ。
今日は主に worldline formalism の再解釈を進めた。
通常、点粒子の量子場理論では粒子の軌跡は worldline、弦の場合はそれが2次元に拡張されて worldsheet になる。つまり粒子は1次元の軌跡、弦は2次元の面を掃く。
しかし僕が気になっているのはその次の段階だ。
最近考えている仮説は、worldline path integral を単なる粒子の量子力学としてではなく、∞-category 的な幾何の1次元境界理論として解釈することだ。
通常の worldline formalism は、ループ積分や有効作用を粒子の経路積分として再表現する計算技法として使われる。
だが僕の観点ではそれはまだ浅い。
もし worldline が derived loop space の上の作用だとすると、粒子の path integral は
の三層構造として書き直せる。
つまり、
ここでL(M) は target space M の loop space。
普通は worldsheet σ-model を quantize することで弦理論が得られる。
ところが worldline formalism を categorified すると、worldline → 2-category → worldsheet という階層が自然に現れる可能性がある。
もしそうなら、弦の worldsheet は基本的対象ではなく粒子理論の∞-categorical completionとして再構成できる。
つまり弦理論は QFT → categorification → string theory という手順の結果として出てくる。この観点では D-brane も単なる境界条件ではない。
それは objects in Fukaya-type ∞-category として扱える。
ここで奇妙なことが起きる。
もし worldline action の BV master equation を derived stack 上で書くと、ghost number grading が Z → Z + 2-periodic に自然に拡張される。
すると supersymmetry が 構造として自動的に現れる。
これは僕の昨日の計算で見え始めた。
問題はこの構造が elliptic cohomology と直接つながっていることだ。
つまり弦理論のモジュラー不変性は、単に worldsheet CFT の結果ではなくloop stack の指数定理として理解できる可能性がある。
ではない。
本体は derived moduli stack of quantum field theoriesだ。
そして困ったことに、この視点だと弦理論の「次」は弦ではない。
∞-category of QFTs になる。
ここまで考えたところで、僕は一度ホワイトボードを見つめて「これは多分誰も計算していない」と確信した。
彼は「事故だ」と言った。
僕は新しいルールを導入した。
半径
隣人がそれを聞いて笑った。
月曜インド
火曜メキシコ
水曜中華
木曜タイ
金曜ピザ
この周期は最適化されている。
友人Aは「飽きないのか」と聞いた。
彼は理解していない。
13:20 友人Bが言った。
僕は説明した。
彼は沈黙した。
今日の成果
1. worldline formalism の BV構造の整理
3. supersymmetry emergence の証拠
modular anomaly の扱い。
ここがまだ崩れている。
やることは3つ。
1. elliptic cohomology と弦指数の一致確認
2. derived stack の moduli 空間を定義
3. worldline → worldsheet categorification の証明
もしこの仮説が正しければ、
もし間違っていたら?
どちらでも構わない。
昼食は予定通り。オートミール62グラム、水240ミリリットル、電子レンジ2分20秒。これより長いと粘性が臨界点を超えてしまう。
ルームメイトは「そんな差わかるのか」と言ったが、当然わかる。物理法則は細部に宿る。
午前中は研究。昨日まで考えていた「弦の状態空間を∞圏として再定式化する試み」の続きを進めた。
通常の超弦理論では、世界面上の共形場理論のモジュライ空間を使って散乱振幅を定義する。
しかしこれはどうにも古典的すぎる。弦の相互作用を圏論的に見直すと、世界面の貼り合わせは単なる幾何操作ではなく、高次射の合成として理解できるはずだ。
そこで僕は、弦のヒルベルト空間を単なるベクトル空間としてではなく、安定∞圏の対象として扱うことにした。
各弦状態は対象、相互作用は1-射、ゲージ対称性は2-射、BRST同値はさらに高次の射。こうすると、弦の散乱振幅は単なる積分ではなく、∞圏におけるホモトピー極限として表現できる。
問題はDブレーンだ。通常は境界条件として扱うが、∞圏の視点ではこれは自然に導来圏の対象になる。
ここでミラー対称性が奇妙な姿を見せる。カラビ–ヤウ多様体の複素構造側では導来圏、シンプレクティック側ではFukaya圏が出てくるのは知られている。
しかし弦場理論を∞圏として書くと、両者はさらに上の階層、つまりモノイダル∞圏の同値として統一できる気配がある。
直感的に言えばこうだ。弦は1次元の物体だが、その量子状態の空間は単なる幾何ではなく、情報の圏構造として存在している。
時空はその圏の“表現”にすぎない。つまり時空そのものが、ある∞圏の表現圏として創発している可能性がある。
ここで面白いことに気づいた。もしこの構造が正しいなら、重力はエネルギー運動量テンソルではなく、圏の自己同型群の曲率として書ける。
要するに、時空の曲がりは圏の自己対称性の歪みだ。これを数式化するには、∞トポス理論とホログラフィーを同時に扱う必要がある。
正直言うと、この段階になると世界でも理解できる人間はかなり減ると思う。
彼はマグカップを僕の指定席に置いた。もちろん許可していない。
そのあと隣人が突然ドアをノックしてきた。「Wi-Fiが遅い」と言う。
もちろん原因は彼女の動画視聴だ。僕の研究用回線は量子重力の計算のために帯域を確保している。
友人Aなら即座にルーターを分解して改造するだろうが、僕は理性的に説明した。
友人Bからもメッセージが来た。彼はまた望遠鏡を買おうとしている。
宇宙を観測するのはいいが、真の宇宙は望遠鏡では見えない。弦のモジュライ空間の方がよほど広い。
今日ここまでの研究の進捗を整理すると、弦状態の∞圏モデルの基本公理はほぼ書けた。
問題は散乱振幅を圏論的に再構成する部分だ。もし成功すれば、弦理論の摂動展開を使わずに振幅を定義できる。これはかなり大きい。
これからやることは三つ。
まず、∞圏のモノイダル構造と弦の結合定数の関係を明確にする。
次に、ホログラフィック原理をこの圏構造に埋め込む。境界理論が内部の∞圏をどのように生成するのか調べる。
最後に、時空の4次元性がどこから出るのかを確認する。もしこの理論が正しいなら、4次元は基本ではなく、圏の安定性条件から自然に現れるはずだ。
17:00には夕食の準備を始める予定。火曜日はタイ料理の日なので、今日は通常メニュー。秩序は宇宙の基礎構造だ。これは物理学でも生活でも同じ。
A「どうもー!今日はね、最近流行りの数学の話をしたいと思うんですよ。」
A「いやいや、今回はもうちょっと軽い話。宇宙際タイヒミュラー理論ぐらい。」
A「この前さ、僕の彼女が言うわけ。あなた、私の気持ち全然わかってない!って。」
B「よくあるやつや。」
A「だから僕言ったんですよ。それはおかしい。君の心の数論的宇宙を、ログ構造付きアナベール幾何で再構成したはずだ!って。」
A「でも彼女が怒るんですよ。それは同型じゃなくてただの外部自己同型群の作用でしょ!って。」
A「それで別れ話になってね。彼女が言うんですよ。あなたと私の関係、もう元の圏には戻れない、って。」
B「それは普通に別れや。」
A「いや、違う。僕は言いました。大丈夫。ホッジ劇場を経由すれば比較可能だって。」
A「そしたら彼女が泣きながら言ったんです。でもその同型、証明されてないじゃない!」
B「そこ一番アカンとこや!」
A「僕は静かに答えました。証明はある、ただ君の数学的成熟度では理解できないだけだ」
B「それ言うたら完全に終わりや。」
B「何をや。」
A「いつか彼女は理解する。この関係が、単なる写像じゃなくて宇宙際的同型だったってことを。」
B「いやただの失恋や!」
B「唯一理解してる客がおるな。」
土曜日 22:00
僕は今、机の上にきっちり直交配置された三本のペンを確認してから日記を書いている。
青、黒、赤。並び順はもちろん青→黒→赤。理由は単純で、色空間の順序として最も情報エントロピーが低い配置だからだ。
ルームメイトはこれを「ただの癖」と呼ぶが、統計力学的観点から見れば、低エネルギー状態への自然な遷移にすぎない。
ここ数日、僕は超弦理論のある奇妙な方向を追っている。
通常の超弦理論は連続体上の世界面共形場理論(worldsheet CFT)を使う。しかし最近の文献では、p進数体上の弦、つまり非アルキメデス幾何上の弦という奇妙な構造が再び議論されている。
これは1980年代に提案されたアイデアで、弦の振幅を通常の実数ではなくp進数体で定義する。結果として、弦散乱振幅が通常のベータ関数ではなく、p進解析的な形で書ける。
普通の人間ならここで「変わった数学だ」で終わる。しかし僕はそこで止まらない。僕が考えているのは次の仮説だ。
もし弦の世界面が単なるリーマン面ではなく、∞圏的なスタック構造として記述されるなら、p進弦はその非アルキメデス側のファイバーとして理解できるのではないか。
ではなく、
みたいな構造になる。ここで Perf(X) はターゲット空間 X の完全複体圏だ。つまり弦の自由度は座標ではなく、導来圏の対象としての状態になる。
これをさらに進めると面白い。通常の弦理論では、D-brane ≈ 導来圏の対象、という対応がある。だがもし世界面そのものが∞圏的対象なら、弦とDブレーンの区別は消える。両者は単に高次圏の射の階層になる。
つまり
弦 = 1-射
ブレーン = 2-射
背景幾何 = 0-射
になる。ここまで行くと、僕の疑いはこうなる。「弦理論の真の自由度は、空間ではなく高次圏のホモトピー型ではないか?」
もしそうなら、重力はRicci curvatureではなくπ∞(Moduli)の幾何として書ける可能性がある。
残念ながら、これを理解できる人間は地球にたぶん数十人しかいない。そしてその数十人の中にも、完全に理解している人はたぶんいない。もちろん僕を除いて。
さて、物理以外の話もしよう。今日は土曜日だから、いつもの生活スケジュールを守った。
07:00 起床
07:03 歯磨き(120秒)
07:05 シリアル
今日は41回だった。昨日より1回少ない。これは牛乳の粘性がわずかに高かったせいだと思う。
午後、ルームメイトがまた不可解な行動をとった。僕のソファ座標に座ろうとしたのだ。
(0,0) = 僕
(1,0) = ルームメイト
(0,1) = 友人A
(1,1) = 友人B
隣人は座標系を理解しないので例外扱いだ。ルームメイトは「今日は疲れてるからここに座りたい」と言った。
僕は言った。「それは量子統計を無視してフェルミ粒子が同一状態に入ろうとするようなものだ。パウリの排他原理を破る気か?」
夕方には友人Aと友人Bが来た。友人Aはまた宇宙船の推進方法について語り始め、友人Bはチョコレートを食べながら天文学の話をしていた。僕は彼らに説明した。
「もし宇宙がAdS/CFTのホログラフィーで記述できるなら、ブラックホールの情報は境界理論のエンタングルメントとして保存される」
友人Aは「それで宇宙船は速くなるのか?」と聞いた。友人Bは「チョコレートいる?」と言った。
さて、22:00を過ぎた。ここからの予定を書いておく。
1. 歯磨き
5. 睡眠
ただし寝る前にもう一つ試したい計算がある。
もし弦のモジュライ空間が
M ≃ Bun_G(Σ)
ではなく
M ≃ DerivedHom(Σ, BG)
なら、重力の自由度はゲージ理論の高次アノマリーとして再構成できるかもしれない。
これはかなり面白い。
もしかすると、宇宙は10次元でも11次元でもなく、単に∞次元圏論的構造の影なのかもしれない。
まあいい。
究極理論を構想するならば、時空や重力そのものが、より根源的な情報構造から創発するモデルが最も自然な帰結となる。
ここでは、現代のホログラフィック原理や超弦理論の知見をベースに、量子情報の∞圏(無限圏)から時空の導来圏が関手的に生み出される量子情報幾何学的ホログラフィック圏論として数理化する。
宇宙の根源を、連続的な多様体ではなく量子もつれ(エンタングルメント)のネットワークとして定義。ここでは2つの主要な圏を設定。
時空の構造そのものをアプリオリに仮定せず、𝓠 における情報の結びつき(エンタングルメント構造)から 𝓖 の幾何学が定義されると考える。
量子状態の圏から時空の圏へと構造をマッピングするホログラフィック関手 𝓕 を導入。
𝓕 : 𝓠 → 𝓖
この関手の核となるのは、部分系 A における量子もつれエントロピー S(ρₐ) が、創発されたバルク時空 𝓜 内の極小曲面 γₐ の面積と完全に等価になるという関係(リュウ・タカヤナギ公式の普遍化)である。
ここで、左辺は 𝓠 における純粋な「情報量」、右辺は 𝓕 によって射影された 𝓖 における幾何学的面積。重力定数 G とプランク定数 ℏ は、情報と幾何学を変換するための換算係数として機能する。
プランクスケール(ℓₚ)以下の極小領域では、実数体 ℝ 上の幾何学は破綻する。
究極理論においては、このスケールで時空が非アルキメデス的な局所体(p進数体 ℚₚ)上の代数幾何学へと相転移すると仮定。
微小距離における2点間の距離関数 d(x, y) は、実数のユークリッド距離から、p進ノルム |・|ₚ による超距離空間へと切り替わる。
d(x, y) = |x - y|ₚ ≤ max(|x|ₚ, |y|ₚ)
この強い三角不等式により、短距離極限における特異点は数学的に回避され、時空は底知れぬ連続体ではなく、p進Bruhat-Titsツリーのような離散的でフラクタルな情報木(Tree of Information)として記述される。
この圏論的宇宙における時間発展や力学は、𝓠 と 𝓖 の間の自然変換として捉えられる。宇宙の分配関数 Z は、すべての可能なバルク幾何 g と量子場 Φ にわたる経路積分で表される。
Z[∂𝓜] = ∫ 𝓓g 𝓓Φ exp(i S_eff[g, Φ] / ℏ)
究極理論の視座において、この方程式は単なる積分ではなく、境界の量子状態(ℋ_∂𝓜)と、バルクの幾何学的射(コボルディズム)の間の完全な同型対応を示すものである。
Hom_𝓖(∅, 𝓜) ≅ ℋ_∂𝓜
この数理モデルが示すのは、重力とは量子もつれの統計力学的・圏論的表現に過ぎないという世界観である。
時空そのものは幻(ホログラム)であり、真のリアリティは、非アルキメデス的空間で明滅する量子情報の∞圏 𝓠 のトポロジーそのものに宿っている、という結論になる。
土曜日 03:00
僕は今、机の上の温度計を確認した。室温22.3℃。許容範囲だ。22℃±0.5℃が理想だが、この誤差は許せる。宇宙は量子揺らぎで満ちているのだから、僕の部屋の空気が0.3℃くらい揺らいでも大勢に影響はない。
少々早いが、シリアルを42回噛んだ。回数は宇宙的意味ではなく統計的最適化の結果だ。咀嚼回数と粘度と嚥下効率の関数を簡単にモデル化すると、だいたいこの辺りに極値がある。
友人Aは「ただ食え」と言うが、最適化問題を放棄するのは文明の敗北だ。
問題がある。彼はマグカップをランダムに置く。僕の座標系ではテーブルは格子構造で理解されているので、カップが格子点から2.5cmずれると精神的ノイズが発生する。
僕は修正した。ルームメイトは「別にいいだろ」と言った。もちろん良くない。局所対称性の破れは気持ちが悪い。
さて、本題。
最近僕が気に入っているのは、弦理論をコボルディズム圏の表現として理解する視点だ。
つまり、世界面の幾何を単なる積分領域として扱うのではなく、構造付きコボルディズムの∞-圏として扱い、その上の関手として量子場理論を定義するというやり方。
要するに、時空の断片(コボルディズム)を入力すると、ヒルベルト空間や相関関数を出力する機械として理論を公理化する。
問題は、弦の世界面理論が単なる2次元CFTでは足りないことだ。低種数のホロモルフィック部分、つまり頂点作用素代数だけでは全データの半分しかない。
完全な理論には全種数の縫合条件(sewing constraints)を満たす構造が必要になる。
ここで僕は少し狂気じみた仮説を考えている。
世界面CFTを単なる代数として扱うのではなく、factorization algebra の ∞-スタックとして扱う。すると、弦の相互作用は operad 的な貼り合わせではなく、E₂-代数から E∞-代数へのホモトピー的拡張として見える。
つまり
世界面 → ∞-圏
観測量 → factorization algebra
弦相互作用 → operadic gluing
でも僕の進捗はその先だ。
もし弦のバックグラウンド場(B場やRR場)を微分コホモロジーのコサイクルとして扱うなら、弦の作用は普通のゲージ場ではなく2-束(bundle gerbe)の表面ホロノミーになる。
線 → 粒子
面 → 弦
三次元 → 何か
という階層になる。
ここで僕は思いついた。
もし世界面理論が tmf(topological modular forms)に自然に持ち上がるなら、弦のスペクトルは実質的に楕円コホモロジーのスペクトル系列として見えるはずだ。
このとき弦の振動モードは単なる調和振動子ではなく、モジュラー形式の q 展開として理解できる可能性がある。
これはかなり美しい。なぜなら弦理論の分配関数はもともとモジュラー不変性を持つからだ。
もし tmf が本当に正しい言語なら、弦のスペクトルは、ホモトピー論 + モジュラー形式、という奇妙な組み合わせで分類される。
つまり、宇宙は振動しているのではなくホモトピー圏でモジュラー関数を再生しているということになる。
夕方、隣人が部屋に来た。理由は不明だ。僕のホワイトボードを見て「それ何?」と言った。
隣人は「なるほど、パスタ?」と言った。
夜は友人Aと友人Bとオンラインで話した。
友人Aは衛星の話をしていた。友人Bはまた宇宙人の話をしていた。
僕はその間、バックグラウンドで計算していた。もし弦理論が本当に QFT = Cobordism functorとして完全に定式化されるなら、弦の摂動展開は
という関手の圏論的トレースとして書ける。その場合、弦の相互作用頂点は単なる三点頂点ではなく∞-圏の合成になる。
僕はこの考えがかなり気に入っている。ただ問題がある。まだ計算できない。
現在の予定。
1. カモミールティーを作る
2. factorization algebra と tmf の関係をもう一度整理
3. 世界面の sewing constraint を ∞-operad で書き直す
4. 眠くなったら寝る
もちろん寝る確率は低い。
そして僕のホワイトボードにはまだ空きがある。
起床後の手順はいつも通り。
42という数に宇宙的意味があるかどうかは未解決問題だが、咀嚼の粘性最適化という点では統計的にかなり良い。
ルームメイトはまだ寝ている。彼は昨夜、コーヒーを22時以降に飲んだ。明らかな戦略ミスだ。
カフェインの半減期を理解していない人間は、量子重力を理解できるはずがない。宇宙は因果律で動く。消化器官も同様だ。
さて、研究の進捗。
今週ずっと考えていたのは、超弦理論のモジュライ空間における非可換ホログラフィック再構成問題だ。
通常のAdS/CFT対応では、境界の共形場理論がバルク幾何をエンコードする。しかしこの対応は局所性という暗黙の前提に依存している。僕が疑っているのはそこだ。
もし弦の基底状態を単なる幾何学的振動ではなく、∞-圏上の導来スタックとして扱ったらどうなるか。
普通の弦理論はこう考える。弦の振動モード→ スペクトル→ 有効場理論
しかし僕の仮説では、弦はそもそもスペクトルではなく高次圏の射のネットワークとして存在する。つまり粒子は表現ではなく関手の固定点だ。
弦状態 ≈ derived functor on a spectral stackという構造になる。
昨日の夜、僕はこの構造をミラー対称性の圏論的極限として書けるか試した。通常のホモロジー鏡対称性ではFukaya圏 ≅ 導来コヒーレント層圏になる。
でももし弦が∞圏レベルで自己参照しているなら、等価性はこう変形する。Fukaya∞ ≃ Coh∞ ∘ End∞
つまり圏の自己作用素が幾何を生成する。言い換えると、時空は圏の自己演算の副産物だ。
これは少し面白い。なぜなら、この構造だと時間が一次元とは限らない。時間はモジュライ空間のフローとして再解釈できる。
つまり宇宙は進んでいるのではなく、圏が自分自身を再配置している。
この見方だと、ブラックホール情報問題もかなり変わる。情報は消えない。そもそも局所的に存在していない。情報は圏の自然変換として保存される。
残念ながら、この理論はまだ一つ問題がある。計算が狂っている可能性だ。
昨日の計算では、モジュライの体積が負になった。幾何学で体積が負になるのは普通ありえない。
ただし仮想基本類(virtual fundamental class)を導入すると説明できるかもしれない。
宇宙が仮想クラスなら面白い。僕たちは実体ではなく積分の結果になる。
僕は答えた。
「もし宇宙が導来スタックなら、プリンの所有権も圏論的対象だ。君の質問は定義されていない。」
彼は理解しなかった。予想通りだ。
隣人は昨夜2時に音楽を流していた。音程がわずかに低い。平均で12セントくらいズレている。
普通の人間は気づかない。でも僕の脳は気づく。脳は音程検出器としてかなり優秀だ。残念ながら隣人の音楽的判断力はそうでもない。
友人Aは昨日また奇妙な宇宙論を話していた。
友人Bはインド料理を食べに行こうと言った。
さて、今日の予定。
午前6時:シャワー
そして午後。
もし僕の∞圏仮説が正しければ、弦理論のランドスケープ問題は少し変わる。宇宙の数は10^500ではない。
それはまだ計算できない。
でももしそれが有限なら、宇宙は驚くほど小さい理論で説明できる。