「青空」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 青空とは

2026-07-17

dorawii@新刊発売(予定)

復職

副所長

代替

代替

パウダースノー

本音バトル

カジュアル

福祉施設

澄み切った青空

澄み渡る

異色のコラボ

ペアグッズ

取り崩し

切り抜き

スーリャ




dorawiiより


-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE-----
Hash: SHA512

https://anond.hatelabo.jp/20260717132539# 
-----BEGIN PGP SIGNATURE-----

iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCalmuwwAKCRBwMdsubs4+
SKjSAP9EUwK6LVnxLFISggTPnbFnk9UimKXPtiLfO6/wTyCGowD/Vy/zkQrvrGGq
FFY4N/PzCaMrI6sX065putS6GqxbKw0=
=XovQ
-----END PGP SIGNATURE-----

2026-07-14

ほんまに腹立つから書く

ほんまに今回は腹が立ったわ

ふざけんなよ、ほんまオタクを手のひらで転がしやがって!!!マジで腹立ってる!!!!!

先週末にさ、大きいイベントがあったのさ。半野外会場で、アイドル集大成を飾るライブがあったのさ。

電車で向かうと地獄を見るから、車ではるばる走って向かったのさ

もう蝉が鳴いてたよな

今年の夏は涼しいカモ???なんて言説を吹っ飛ばすような照りと暑さでさ、青空が憎かったね。道中は快適だったけど、やっぱり車を降りたら地獄だったのさ

当日までに、色んな用意をしてその日を迎えた訳よ

チケットを握るために連番のオタクCDを積んでさ、シリアルを何枚も応募したさ。同じCDが何枚も溜まると、虚しくなってくるんだ。だからシリアルを抜いたCDは棚の奥に置いて忘れておくんだ。これが肝要だよ。棚は忘れるためのソリューションなんだ。

当日までの、これまでをドキュメンタリーにまとめた映像付きCDをわざわざ買って、正座して見てさ。数年間の月日に思いを寄せたりもしたな。空っぽの会場で名前付きビブスを着て、ひとりリハーサルに努める姿を、ユニットの仲間たちとロケラジオライブで少しずつ打ち解けていく姿を振り返ったりしたさ。ほんとに皆成長してて、すげぇと思うよ。

俺はキャラクターが好きで追ってきて、中の人キャラクターの一番の理解者、同志のような立ち位置で見てるんだよ。だから思い入れが強いわけでもないし、個人イベントに行くこともないよ。それでも演じるキャラクターに向かって日々問い続けては自らを磨いていく様には圧倒されたし、その集大成を見届けるのがせめての努めのような気持ちになってたんだよね。

書きながら思ったけど、きしょすぎてわろた。オタクの終わってる所はさ、勝手解釈をして信心深くなって、勝手に裏切られたと思ってキレてる所なんだよね。何なん?しょうもなくて泣けてくるわ

でも、しょうもないことでも書き殴っていいのが増田なんだ。だから増田はすき。誰も読まなくていいもん!とか思ってる癖にチラシの裏じゃなくてネットの海に放流したくなるような、みみっちい感性人間には、これが丁度いいんだ。カスがよ。

閑話休題

まぁそんなこんなで、不快指数MAXの会場でライブを観て、大いに盛り上がって、泣いて、汗かいて、アクエリを2L枯らして、その日を過ごしたよ。後半では卒業生の3名がそれぞれ思いの詰まったソロ曲披露しててさ、もう遠い目で、見届けるような気持ちだった。暑さのせいか、少しゆっくりに聴こえた気もする。

全て見届けて、やりきった彼女らの顔は晴れやかだった。目に涙を浮かべては溢れないように上を向き、後ろを向き、これまで描いてた夢を、今日の夢を話してくれた。

最低の会場だった。岩盤浴みたいな蒸し暑さで、溶けた脂と、ミントアイスのような強制的な納涼の匂いが辺りに充満していて、心拍は常に140代を下回ることはなかった。床はスポーツドリンク結露で水たまりが出来ており、前の席から落ちたパーカーが水気を吸っていた。あれは可哀想だった。

それでも、最高の時間だった。全員が待ち望んでいた夢の空間が、その高揚感が不快さを包みこんでいたと言えよう。オタクが、スタッフが、演者が一体となって夢の実現に全力で走った。明確だった。

何が言いたいんや、ワレ。文章書いて気持ちよくなっとんとちゃうぞ。そんなん言いたいんやない。問題はその後やんね。

アンコールが終わり、エンドルフィンアドレナリン魔法が解けたあたり。ここで会場のスクリーンが様変わりした!告知の時間だ!

えっと、、、?卒業公演を……ぶ、武道館でやるんか!!!えっ武道館!?!?凄えや!!!!!晴れ舞台やんね!!!!!!

あれ?今日のこれ何?

半野外のカスみたいな会場で…見届けた今日夢物語は何のイベントやったん???なんだよ!!!!!!今日卒業しないじゃん!!!!!!じゃぁこんな蒸し暑い所に呼ぶなよ!!!!!!

クソ暑い会場で卒業公演みたいな事しといて、

その終わりに激アツな卒業公演の告知されたってさ!!!!!素直に喜べるわけないだろ!!!卒業じゃないならこんな所来ねえよ!!!!!!!そうだ!!!!俺はこれに怒っている!!!!!

ていうかこの前見たドキュメンタリーはあれ何???パンフレットでみんな答えてた「今度のライブはこれまでの集大成で……」みたいな空気あれ何?????

俺が岩盤浴みたいなライブ会場に持ってきた覚悟は何だったの???勘違いなの???散々集大成煽った後に、、、「もう一回あるから来てね!😋」はさ、、、あんたそれは無いだろ……

はぁ………………………

嫌いだよ……………オタクに筋通さな運営しといて、金払わせといて…………それで武道館用意して黙らせるなんて…………嫌いだよ…………

そんなん不満言えないに決まってるじゃん……………武道館用意したのが一番偉いんだから文句垂れてる場合じゃないんだよ、知ってるよ…………でも、もうちょ〜〜っとさ、騙し討ちみたいにしないで欲しかったよ……

卒業公演が別にあるならベルーナドームとか来てないよ……来たくなかったよ……配信で良いよそんなん……

もう体ボロボロだよ……マジでふざけんなよ……

素直に喜べねえよ……

誰も悪くなさそうな事なのに何マジになってんだろ。ちょっとマジで頭冷やすわ。カスがよ。

2026-07-08

ウエイト最近ちょっと気になる増田酢丸何気とっょ珍奇異さが問え鵜(回文

おはようございます

最近の私のゲーミングパワーはそこそこ良い感じで保ててると思っている手前、

ゲームプレイのお供というか、

晩ご飯のお供に最適な、

色々な食材と合わせて食べる素麺にそれこそ茹でた素麺マフラーみたいなスカーフみたいな感じで巻いてもシャレオツなほどの首ったけ毎晩というほど食べているの。

ふと気付いたんだけど、

ちょっと体重増えてきてない?

ギクっ!

なんか素麺が捗りすぎて、

ゲーミングパワーも上がりつつ、

逆に私のゲーミングパワーウエイトもアップしちゃってない?って弊害が出てきている可能性があるので、

昨晩はバナナを2本食べました。

さっちゃんじゃないので、

バナナ半分以上食べられる級の食欲は持ち合わせているから、

うーん、

バナナ2本じゃ物足りないから、

キウイを丸かじりいっちゃったわ。

フルーツからヘルシーだし健康的だからカロリーゼロに近い感じ。

なので、

可及的速やかに

私のゲーミングパワーウエイトをダウンさせなければならないのよね。

要は簡単にいうところの、

素麺食べすぎ!って感じ。

でも毎晩2把ぐらいしか食べてないし、

カッツ野菜と混ぜて食べるサラダ素麺スタイルで食べる際は

思いのほか野菜でカサが増す増しになるので、

下手したら1把で食べちゃうのが定番だった私の夏前の七夕素麺ストーリーなの。

なんかAIって「七夕」って漢字が上手く読めなくて

「ななゆう」っていうのよ。

違くね?って安易にここぞとばかり人間AIのそういうところを突いてほら人間の方がそういうところ指摘できて賢いでしょ?えへん!って人差し指で鼻の下を擦ってどやー!ってやるポーズを決めるんだけど、

ちょっと待って!

「ななゆう」って

なんか青春を「あおはる」と読ませるなんか変な青春感を煽る感じがしない?

「ねえねえ!増田君!商店街の、ななゆう祭り一緒に行こう!」って言われたら

わず「ドキ!」ってなっちゃわない?

ああ!これが青春なのね!って

私は青空に高く高く連なって舞い昇った連凧を見ながらそう思うの。

ってそれは青雲!

あやうく間違えちゃうところだったわ。

でもさ、

浴衣を着た女の子商店街のななゆう祭り一緒に行こう!って言われたらキュンってなっちゃうと思うのよ。

からあながちAI七夕の読みの「たなばた」を「ななゆう」と読んでも、

ああこれが青春なのね!って思うようにした方が面白くね?って

私は昨日いただいてまだ残っていた七夕の食べるアイテム索餅をなんて読むかよく分かってなく食べていた「さくべい」って初めて知ったの。

七夕祭り張り切ってねじ鉢巻き巻いている場合じゃないわよね。

AIより酷いか名前の分からない食べ物を美味しい美味しい!って言って食べている方がって。

如何に人間情報を食べているか!ってところよね。

正直なんか「さくべい」ってションテン爆上がり!ってところまでは行かないけれど、

なんか七夕のイキフンと雰囲気を同時に味わえる文字通り味わうために食べるアイテムでしょ?

ほら!

味よりも情報を食べているじゃない!って。

チャットモンチーシャングリラって曲の中で、

携帯電話を落して笹舟のように流れて行ったよってあれいつの間にか七夕定番の曲になってない?

あと、

山崎まさよしさんの

ワンモアタイム桜木町の歌になってない?

あとさらに、

バンドヨーロッパの「ファイナルカウントダウン」って曲も

年末大晦日カウントダウンの曲にいつの間にかなってない?

さすがにそれは違くね?って思うんだけど、

いっきタイトルだけでカウントダウンさせた気持ちを加速させたい気持ちは分からないでもないわよね。

から如何に人は人間情報だけで生きているってことなのよ。

逆に言うと、

高速道路を走っていてお腹が空いたな!ってところで、

パーキングエリアサービスエリアに入って、

その地にあるチェーン店系じゃないインディーズ

それこそ地元のお母さんたちが働いている食堂で食べられる醤油ラーメン

あいうのが、

高速道路を長時間走ってお腹が空いて何か食べたいなってもう無我夢中で、

飛び込んだそう飛び込み前転で飛び込んだ食堂で食券を買って、

カウンターのお母さんに食券を渡そうとしたら、

もう注文通ってるのでお席で待っててくださいね!ってそこだけは食券を手渡しにしないタイプの食券方式食堂で、

食券を渡しに行って私はもの凄く早く醤油ラーメンを食べたがっているお腹の空かせた食いしん坊かと絶対思われちゃったから、

わず赤面ちゃうのよね!

食券タイプ食堂で、

食券を買って、

カウンター越しにお母さん店員さんに手渡しするタイプと、

食券を買ったら自動的厨房にオーダーが通って手渡ししなくて良いタイプとあるじゃない?

初見で見分けるのは至難の業よね。

でもそうやって赤面になって食べる醤油ラーメンは何もラーメンタウン情報誌を読んで飛び込んだお店と違って、

あれ?このお店有名店なのに味はこんなものなのね?って意外と拍子抜けってことあるでしょ?

ハードルを高く上げすぎたゆえのラーメンタウン情報誌ラーメン情報ページ!

そんな情報を一切持ち合わせてなく

そういうところのパーキングエリアサービスエリアで食べるラーメンはずば抜けて美味しいのよね。

からノールック情報を纏わずに食べるラーメンを素直に味わっている幸せを噛みしめるの!

文字通り麺を噛みしめて食べるかのように。

ああ!美味しい醤油ラーメンね!って。

そんなノールックノー情報ラーメン出会いたいなぁ。

久しくそういうのに出会ってないので、

出会いたいわ。

ああそれこそ

七夕のいや「ななゆう」のお願い短冊に、

「美味しい美味しいノールックノー情報ラーメン出会ますように」って書いて笹につけたら良かったわ。

もう七夕いや「ななゆう」終わっちゃったので、

来年のお願いごとにしましょ。

うふふ。




今日朝ご飯

レタスサンドイッチしました。

あんまり重たいボリュームのあるものより、

ふわっとさらりと食べられるエアリーレタスサンドにしてシャキッとキメて美味しく食べられたわ。

シャキシャキレタスが美味しくて、

わずニッコリ!

今日も頑張れる気がする!

レタスパワーよ!

デトックスウォーター

水出しコーン茶ウォーラーね。

あともうちょっとで飲みきることができるので、

次はもうちょっと濃いめに作ってみようかしら?って感じね。

思いのほか薄目だったことがアダになったコーン茶ね。

もっとポップでコーンな感じの飲み味わいが欲しいのよ。

暑くなってきているので、

水分補給しっかりとね!




すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2026-07-02

芸術的感性喪失と、世俗に染まることへの賛美

10代後半から20代前半にかけて、自分イラスト小説と言うものをたしなんでいた。

たしなんでいた、と言うのはそのままの意味で、たとえばコミティアコミケ作品を発表したり、イラスト本を出したりということは(合同誌で挿絵を描いた程度はあるにせよ)なかった。

しかしながら曲がりなりにも小さく小説を書き、twitterイラストをアップし、自分アーティストというアイデンティティは持っていた。

影を見ればそれが薄い黒なのでは無く、青空と大地の色を混合させたまた別の色ということに感動したし、全ての色は相対的絶対的ものではないと知った。

モノには名前があって、その固有の名前にはさまざまなドラマがあると知っていた。


結局、現実逃避だったのだと思う。

世間に混じれないことを才能だと思い込むことで、自分瑕疵から目を背けた。

衒学的な言葉遣いで、他の人との差別化を図ろうとした。

普通能力を持てないが、他の人より秀でることはなく、そんな自分イラスト文字と言う誰でもできる部分で特別になろうとした。


20代後半で女遊びを知った。夜の世界を見た。

俗な価値観に染まり、女の尻を追いかけて、中身の無い会話を繰り返した。


誰も見向きをしない道ばたの石の種類を知るより、誰もが知っているアーテイスト歓喜する方が人を知れることを知った。

相対的な色の構成要素より、人の心を知ることの方が面白いことを知った。

人は面白い。新しい価値観を知るのは面白い。人こそが人生メインコンテンツだと今は思っている。

太古の人々が火を囲み踊ったときのように、なにも考えず、しかし隣の人の気持ちを考えて、ただその日暮らしの生活をし、遊び惚ける、


僕は個性アンニュイを失ったけれど、人としての人生を得た気がする。

32歳フリーター男性より。

2026-05-20

anond:20260520062620

以下がすすめられている商品の一覧と金額の目安です。

おすすめされた商品価格の内訳

1. レンズフィルター

レンズ保護フィルターレンズの傷防止)

相場:約1,500円 〜 3,500円(Kenko PRO1D など)

PLフィルター風景撮影青空や緑を鮮やかにし、反射を抑える)

相場:約4,500円 〜 5,500円(Kenko サーキュラーPL など)

NDフィルター(光量を減らし、滝を白糸のように撮るなど。風景で重宝)

相場:約4,000円 〜 5,500円(Kenko PRO-ND など)

2. ガジェット消耗品

SDカード(これがないと保存できません)

相場:約1,500円 〜 3,000円(SanDiskなどの定番メーカー、32GB〜64GB)

予備バッテリー中古カメラバッテリー劣化していることが多いため必須

相場:約4,500円 〜 5,500円(ニコン純正の入門機用バッテリー EN-EL14a等)

ストラップ(反応7より、とりあえず十分とされるもの付属していなければ)

相場:約1,500円 〜 3,000円

3. 追加のレンズ

有識者から可能な限りのレンズ群」「広角、マクロ、望遠ズームは揃えておく」とすすめられています。入門機向けの中古レンズで揃えたとしても、ここが一番金額が跳ね上がります

広角ズームレンズ(広い風景用)

中古相場:約20,000円 〜 35,000円

望遠ズームレンズ(遠くの景色用)

中古相場:約15,000円 〜 25,000円

マクロレンズ(花や小物の接写用)

中古相場:約20,000円 〜 35,000円

4. その他

編集用のノートPC

相場:約100,000円 〜 200,000円(写真編集スムーズにできるスペック

アプリは「無料」と指定されているため0円で計算します。

合計金額

すすめられたものを「どこまで買うか」のパターン別に合計しました。

パターンA:最低限の消耗品フィルター類だけ(レンズPCは買わない)

合計:約 17,500円 〜 26,000円

(内訳:フィルター3種 + SDカードバッテリーストラップ

まず撮影に出かけるために現実的ラインです。

パターンB:すすめられたカメラ機材一式(追加レンズ3本まで購入)

合計:約 72,500円 〜 121,000円

(内訳:パターンA + 中古の広角・望遠・マクロレンズ3本)

レンズ群を揃えろ」というアドバイスに真面目に応えた場合金額です。衝動買いした本体代金を軽く超えてきます
パターンC:言われたものを「ノートPCまで含めて全部」買った場合

合計:約 172,500円 〜 321,000円

(内訳:パターンB + 写真編集ノートPC

結論として:

文字通りコメントにあるものを「全部」真に受けてノートPCや追加レンズまで揃えると、安く見積もっても約17万円、しっかりしたものを選ぶと30万円超の出費になります有識者たちの趣味への投資基準の恐ろしさがよく分かる金額感となっています

2026-05-02

anond:20260501172943

青空/ザ・ブルーハーツ

 

ブラウン管の向こう側 カッコつけた騎兵隊インディアンを撃ち倒した/

ピカピカに光った銃で できれば僕の憂鬱を 撃ち倒してくれればよかったのに/

 

神さまにワイロを贈り 天国へのパスポートを ねだるなんて本気なのか/

誠実さのかけらもなく 笑っているやつがいるよ 隠しているその手を見せてみろよ/

 

まれたところや 皮膚や目の色で 

いったいこの僕の何がわかるというのだろう/

 

運転手さんそのバスに 僕も乗っけてくれないか 

行き先ならどこでもいい/

こんなはずじゃなかっただろ? 歴史が僕を問い詰める まぶしいほど青い空の真下

 

 

YouTube - 【公式】ザ・ブルーハーツ青空

https://youtu.be/PQXMU1A8CjI?si=tlRbBgIA_KwCpxqZ

 

 

利用許諾契約を締結しているUGCサービスの一覧--JASRAC

https://www.jasrac.or.jp/information/topics/20/ugc.html?hl=ja-JP

2026-04-23

 後のちの月という時分が来ると、どうも思わずには居られない。幼い訣わけとは思うが何分にも忘れることが出来ない。もはや十年余よも過去った昔のことであるから、細かい事実は多くは覚えて居ないけれど、心持だけは今なお昨日の如く、その時の事を考えてると、全く当時の心持に立ち返って、涙が留めどなく湧くのである。悲しくもあり楽しくもありというような状態で、忘れようと思うこともないではないが、寧むしろ繰返し繰返し考えては、夢幻的の興味を貪むさぼって居る事が多い。そんな訣から一寸ちょっと物に書いて置こうかという気になったのである

 僕の家というのは、松戸から二里ばかり下って、矢切やぎりの渡わたしを東へ渡り小高い岡の上でやはり矢切村と云ってる所。矢切斎藤と云えば、この界隈かいわいでの旧家で、里見の崩れが二三人ここへ落ちて百姓になった内の一人が斎藤と云ったのだと祖父から聞いて居る。屋敷西側に一丈五六尺も廻るような椎の樹が四五本重なり合って立っている。村一番の忌森で村じゅうから羨ましがられている。昔から何ほど暴風が吹いても、この椎森のために、僕の家ばかりは屋根を剥がれたことはただの一度もないとの話だ。家なども随分と古い、柱が残らず椎の木だ。それがまた煤やら垢やらで何の木か見分けがつかぬ位、奥の間の最も煙に遠いところでも、天井板がまるで油炭で塗った様に、板の木目も判らぬほど黒い。それでも建ちは割合に高くて、簡単な欄間もあり銅の釘隠しなども打ってある。その釘隠しが馬鹿に大きい雁であった。もちろん一寸見たのでは木か金かも知れないほど古びている。

僕の母なども先祖言い伝えからといって、この戦国時代遺物的古家を大変に自慢していた。その頃母は血の道で久しく煩っており、黒塗りのような奥の一間がいつも母の病褥となっていた。その次の十畳の間の南隅に、二畳の小座敷がある。僕がいない時は機織場で、僕がいる間は僕の読書室にしていた。手摺窓の障子を開けて頭を出すと、椎の枝が青空を遮って北を覆っている。

母が長らくぶらぶらしていたから、市川の親類で、僕には縁の従妹になっている民子という女の子が、仕事の手伝いや母の看護に来ていた。僕がいま忘れることができないというのは、その民子と僕との関係である。その関係といっても、僕は民子下劣関係をしたのではない。

僕は小学校卒業したばかりで十五歳、月を数えると十三歳何か月というころ、民子は十七だけれど、それも生まれが遅いから十五と少しにしかならない。

やせぎすであったけれども顔は丸い方で、透き通るほど白い皮膚に赤みを帯びた、まことに光沢のよい子であった。いつでもいきいきとして元気がよく、そのくせ気は弱くて憎気の少しもない子であった。

もちろん僕とは大の仲よしで、座敷を掃くといっては僕のところをのぞく、障子をはたくといっては僕の座敷へ入ってくる。私も本が読みたいの、手習いがしたいのという。たまにははたきの柄で僕の背中を突いたり、僕の耳をつまんだりして逃げてゆく。僕も民子の姿を見れば来い来いと言って、二人で遊ぶのが何よりおもしろかった。

からはいつでも叱られる。

「また民やは政のところへ入っているな。こら、さっさと掃除をやってしまえ。これからは政の読書邪魔などしてはいけません。民やは年上のくせに……」

などとしきりに小言を言うけれど、その実、母も民子を非常にかわいがっているのだから、いっこうに小言がきかない。民子は「私にも少し手習いをさせて……」などと、ときどきだだを言う。そういうときの母の小言も決まっている。

「お前は手習いより裁縫です。着物が満足に縫えなくては、女一人前として嫁に行かれません」

このころ僕に一点の邪念がなかったのはもちろんであるが、民子の方にも、いやな考えなどは少しもなかったに違いない。

しかし母がよく小言を言うにもかかわらず、民子はなお朝のご飯だ昼のご飯だと言っては僕を呼びに来る。呼びに来るたびに、急いで入って来て、本を見せろの筆を貸せのと言ってはしばらく遊んでいる。その間にも母の薬を持ってきた帰りや、母の用を足した帰りには、きっと僕のところへ入ってくる。僕も民子がのぞかない日は、何となく寂しく物足りなく思われた。今日は民さんは何をしているかなと思い出すと、ふらふらっと書室を出る。民子を見に行くというほどの心ではないが、ちょっと民子の姿が目に触れれば気が落ち着くのであった。何のことだ、やっぱり民子を見に来たんじゃないかと、自分自分をあざけるようなことがしばしばあったのである

村のある家に瞽女が泊まったから聴きに行かないか祭文が来たから聴きに行こうのと近所の女たちが誘っても、民子は何とか断りを言って決して家を出ない。隣村の祭で花火や飾り物があるからとのことで、例の向こうのお浜や隣のお仙などが大騒ぎして見に行くというのに、うちの者まで民さんも一緒に行って見てきたらと言っても、民子は母の病気言い訳にして行かない。僕もあまりそんな所へ出るのは嫌いであたから家にいる。民子はこそこそと僕のところへ入ってきて、小声で、「私はうちにいるのが一番面白いわ」と言ってにっこり笑う。僕も何となく民子をそんな所へやりたくなかった。

僕が三日おき四日おきに母の薬を取りに松戸へ行く。どうかすると帰りが遅くなる。民子は三度も四度も裏坂の上まで出て、渡しの方を見ていたそうで、いつでも家中の者に冷やかされる。民子はまじめになって、「お母さんが心配して、見ておいで見ておいでと言うからだ」と言い訳をする。家の者は皆ひそひそ笑っているとの話であった。

そういう次第だから、作女のお増などは、無性に民子を小面憎がって、何かというと、「民子さんは政夫さんのところへばかり行きたがる。暇さえあれば政夫さんにこびりついている」などとしきりに言いはやしたらしく、隣のお仙や向こうのお浜などまであれこれ噂をする。これを聞いてか、嫂が母に注意したらしく、ある日母は常になくむずかしい顔をして、二人を枕元へ呼びつけ、意味ありげな小言を言った。

「男も女も十五、六になれば、もはや子どもではない。お前たち二人があまり仲がよすぎると、人があれこれ言うそうじゃ。気をつけなくてはいけない。民子が年かさのくせによくない。これからはもう決して政のところへなど行くことはならぬ。

わが子を許すわけではないが、政はまだ子どもだ。民やは十七ではないか。つまらぬ噂をされると、お前の体に傷がつく。政夫だって気をつけろ……。来月から千葉中学へ行くんじゃないか

民子は年が多いし、かつは意味あって僕の所へゆくであろうと思われたと気がついたか、非常に恥じ入った様子に、顔を真赤にして俯向いている。常は母に少し位小言を言われても随分だだをいうのだけれど、この日はただ両手をついて俯向いたきり一言もいわない。何のやましい所のない僕は頗る不平で、「お母さん、そりゃ余り御無理です。人が何と云ったって、私等は何の訳もないのに、何か大変悪いことでもした様なお小言じゃありませんか。お母さんだっていつもそう云ってたじゃありませんか。民子とお前とは兄弟も同じだ、お母さんの眼からはお前も民子も少しも隔てはない、仲よくしろよといつでも云ったじゃありませんか」母の心配道理のあることだが、僕等もそんないやらしいことを云われようとは少しも思っていなかったから、僕の不平もいくらかの理はある。母は俄にやさしくなって、「お前達に何の訳もないことはお母さんも知ってるがね、人の口がうるさいから、ただこれから少し気をつけてと云うのです」色青ざめた母の顔にもいつしか僕等を真から可愛がる笑みがたたえている。やがて、「民やは、また薬を持ってきて、それからいかけの袷を今日中に仕上げてしまいなさい。政は立ったついでに花を切って仏壇へ供えてください。菊はまだ咲かないか、そんなら紫苑でも切ってくれよ」

人達は何の気なしであるのに、人がかれこれ言うのでかえって無邪気でいられない様にしてしまう。僕は母の小言も一日しか覚えていない。二三日たって民さんはなぜ近頃は来ないのか知らんと思った位であったけれど、民子の方では、それからというものは様子がからっと変ってしまった。民子はその後僕の所へは一切顔出ししないばかりでなく、座敷の内で行き会っても、人のいる前などでは容易に物も言わない。何となく極りわるそうに、まぶしい様な風で急いで通り過ぎてしまう。よんどころなく物を言うにも、今までの無遠慮に隔てのない風はなく、いやに丁寧に改まって口をきくのである。時には僕が余り俄に改まったのを可笑しがって笑えば、民子も遂には袖で笑いを隠して逃げてしまうという風で、とにかく一重の垣が二人の間に結ばれた様な気合になった。それでも或日の四時過ぎに、母の言いつけで僕が背戸の茄子畑に茄子をもいでいると、いつのまにか民子が笊を手に持って、僕の後にきていた。「政夫さん……」出し抜けに呼んで笑っている。「私もお母さんから言いつかって来たのよ。今日の縫物は肩が凝ったろう、少し休みながら茄子をもいできてくれ。明日麹漬をつけるからって、お母さんがそう言うから、私飛んできました」民子は非常に嬉しそうに元気一杯で、僕が、「それでは僕が先にきているのを民さんは知らないで来たの」と言うと民子は、「知らなくてさ」 にこにこしながら茄子を採り始める。茄子畑というは、椎森の下から一重の藪を通り抜けて、家より西北に当る裏の前栽畑。崖の上になっているので、利根川は勿論中川までもかすかに見え、武蔵一円が見渡される。秩父から足柄箱根の山々、富士の高嶺も見える。東京上野の森だというのもそれらしく見える。水のように澄みきった秋の空、日は一間半ばかりの辺に傾いて、僕等二人が立っている茄子畑を正面に照り返している。あたり一体に静としてまた如何にもはっきりとした景色、我等二人は真に画中の人である。「まあ何という好い景色でしょう」民子もしばらく手をやめて立った。僕はここで白状するが、この時の僕は確かに十日以前の僕ではなかった。二人は決してこの時無邪気な友達ではなかった。いつの間にそういう心持が起っていたか自分には少しも判らなかったが、やはり母に叱られた頃から、僕の胸の中にも小さな恋の卵が幾つか湧きそめていたに違いない。僕の精神状態がいつの間にか変化してきたは、隠すことの出来ない事実である。この日初めて民子を女として思ったのが、僕に邪念の萌芽ありし何よりの証拠である民子が体をくの字にかがめて、茄子をもぎつつあるその横顔を見て、今更のように民子の美しく可愛らしさに気がついた。これまでにも可愛らしいと思わぬことはなかったが、今日はしみじみとその美しさが身にしみた。しなやかに光沢のある鬢の毛につつまれた耳たぶ、豊かな頬の白く鮮かな、顎のくくしめの愛らしさ、頸のあたり如何にも清げなる、藤色の半襟や花染の襷や、それらがことごとく優美に眼にとまった。そうなると恐ろしいもので、物を言うにも思い切ったことは言えなくなる、恥ずかしくなる、極りが悪くなる、皆例の卵の作用から起ることであろう。ここ十日ほど仲垣の隔てが出来て、ろくろく話もせなかったから、これも今までならば無論そんなこと考えもせぬにきまっているが、今日はここで何か話さねばならぬ様な気がした。僕は初め無造作に民さんと呼んだけれど、後は無造作言葉が継がない。おかしく喉がつまって声が出ない民子茄子を一つ手に持ちながら体を起して、「政夫さん、なに……」「何でもないけど民さんは近頃へんだからさ。僕なんかすっかり嫌いになったようだもの民子はさすがに女性で、そういうことには僕などより遥に神経が鋭敏になっている。さも口惜しそうな顔して、つと僕の側へ寄ってきた。「政夫さんはあんまりだわ。私がいつ政夫さんに隔てをしました……」「何さ、この頃民さんは、すっかり変っちまって、僕なんかに用はないらしいからよ。それだって民さんに不足を言う訳ではないよ」民子はせきこんで、「そんな事いうはそりゃ政夫さんひどいわ、御無理だわ。この間は二人を並べておいて、お母さんにあんなに叱られたじゃありませんか。あなたは男ですから平気でお出でだけど、私は年は多いし女ですもの、ああ言われては実に面目がないじゃありませんか。それですから、私は一生懸命になってたしなんでいるんでさ。それを政夫さん隔てるの嫌になったろうのと言うんだもの、私はほんとにつまらない……」民子は泣き出しそうな顔つきで僕の顔をじっと見ている。僕もただ話の小口にそう言うたまでであるから民子に泣きそうになられては気の毒になって、「僕は腹を立って言ったではないのに、民さんは腹を立ったの……僕はただ民さんが俄に変って、逢っても口もきかず、遊びにも来ないから、いやに淋しく悲しくなっちまったのさ。それだからこれからも時々は遊びにお出でよ。お母さんに叱られたら僕が咎を背負うから……人が何と言ったってよいじゃないか」何というても子供だけに無茶なことをいう。無茶なことを言われて民子心配やら嬉しいやら、嬉しいやら心配やら、心配と嬉しいとが胸の中でごったになって争ったけれど、とうとう嬉しい方が勝を占めてしまった。なお三言四言話をするうちに、民子は鮮かな曇りのない元の元気になった。僕も勿論愉快が溢れる、宇宙間にただ二人きりいるような心持にお互いになったのである。やがて二人は茄子のもぎくらをする。大きな畑だけれど、十月の半過ぎでは茄子もちらほらしかなっていない。二人でようやく二升ばかりずつを採り得た。「まあ民さん、ご覧なさい、入日の立派なこと」民子はいしか笊を下へ置き、両手を鼻の先に合せて太陽を拝んでいる。西の方の空は一体に薄紫にぼかした様な色になった。ひた赤く赤いばかりで光線の出ない太陽が今その半分を山に埋めかけたところ、僕は民子一心入日を拝むしおらしい姿が永く眼に残っている。二人が余念なく話をしながら帰ってくると、背戸口の四つ目垣の外にお増がぼんやり立って、こっちを見ている。

民子は小声で、「お増がまた何とか言いますよ」「二人ともお母さんに言いつかって来たのだから、お増なんか何と言ったって構いやしないさ」一事件を経る度に二人が胸中に湧いた恋の卵は層を増してくる。

機に触れて交換する双方の意志は、直ちに互いの胸中にある例の卵に至大な養分給与する。今日日暮は確かにその機であった。ぞっと身震いをするほど著しい徴候を現したのであるしかし何というても二人の関係は卵時代で極めて取りとめがない。人に見られて見苦しい様なこともせず、顧みて自らやましい様なこともせぬ。従ってまだまだのんきなもので、人前を繕うという様な心持は極めて少なかった。僕と民子との関係も、この位でお終いになったならば、十年忘れられないというほどにはならなかっただろう。

親というものはどこの親も同じで、我が子をいつまでも子供のように思っている。僕の母などもその一人に漏れない。民子はその後ときおり僕の書室へやってくるけれど、よほど人目を計らって気兼ねをしながら来るような様子で、来ても少しも落ち着かない。先に僕に嫌味を言われたから仕方なく来るのかとも思われたが、それは間違っていた。僕ら二人の精神状態は、二三日では言い表せないほど著しい変化を遂げている。僕の変化は最も激しい。三日前には、お母さんが叱るなら自分責任を負うから遊びに来てくれとまで無茶を言った僕が、今日はとてもそんな気持ちではない。民子が少し長居をすると、もう気がとがめ心配でならなくなった。

「民さん、またお出いでよ。あまり長く居ると人がつまらぬことを言うから

民子気持ちは同じだけれど、僕にもう行けと言われると妙にすねだす。

あなたはこの前、何と言いました。人が何と言ってもよいから遊びに来いと言ったじゃありませんか。私はもう人に笑われてもかまいません」

困ったことになった。二人の関係が密接になるほど、人目を恐れるようになる。人目を恐れるようになっては、まるで罪を犯しているかのように心も落ち着かなくなる。母は口では、男も女も十五六になれば子供ではないと言うが、それは理屈の上のことで、気持ちではまだ二人を子供のように思っている。そのため、民子が僕の部屋に来て本を見たり話をしたりしていても、すぐ前を通りながらまったく気に留める様子もない。この間の小言も実は嫂が言うから出ただけで、本心からではない。母はそうだったが、兄や嫂やお増などは盛んに陰口を言って笑っていたらしく、村中でも「年上の娘を嫁にする気か」などともっぱら噂しているという。それらのことが次第に二人にも伝わり、僕の方から言い出して、しばらく距離を置くことにした。

僕はズボン下に足袋裸足麦藁帽という出で立ち、民子は手指を佩いて股引も佩いてゆけと母が云うと、手指ばかり佩いて股引佩くのにぐずぐずしている。民子は僕のところへきて、股引佩かないでもよい様にお母さんにそう云ってくれと云う。僕は民さんがそう云いなさいと云う。押問答をしている内に、母はききつけて笑いながら、

「民やは町場者だから、股引佩くのは極りが悪いかい。私はまたお前が柔かい手足へ、茨や薄で傷をつけるが可哀相だから、そう云ったんだが、いやだと云うならお前のすきにするがよいさ」

それで民子は、例の襷に前掛姿で麻裏草履という支度。二人が一斗笊一個宛を持ち、僕が別に番ニョ片籠と天秤とを肩にして出掛ける。民子が跡から菅笠を被って出ると、母が笑声で呼びかける。

「民や、お前が菅笠を被って歩くと、ちょうど木の子が歩くようで見っともない。編笠がよかろう。新らしいのが一つあった筈だ」

稲刈連は出てしまって別に笑うものもなかったけれど、民子はあわてて菅笠を脱いで、顔を赤くしたらしかった。今度は編笠を被らずに手に持って、それじゃお母さんいってまいります挨拶して走って出た。

のものらもかれこれいうと聞いてるので、二人揃うてゆくも人前恥かしく、急いで村を通抜けようとの考えから、僕は一足先になって出掛ける。村はずれの坂の降口の大きな銀杏の樹の根で民子のくるのを待った。ここから見おろすと少しの田圃がある。色よく黄ばんだ晩稲に露をおんで、シットリと打伏した光景は、気のせいか殊に清々しく、胸のすくような眺めである民子はいつの間にか来ていて、昨日の雨で洗い流した赤土の上に、二葉三葉銀杏の葉の落ちるのを拾っている。

「民さん、もうきたかい。この天気のよいことどうです。ほんとに心持のよい朝だねイ」

「ほんとに天気がよくて嬉しいわ。このまア銀杏の葉の綺麗なこと。さア出掛けましょう」

民子の美しい手で持ってると銀杏の葉も殊に綺麗に見える。二人は坂を降りてようやく窮屈な場所から広場へ出た気になった。今日は大いそぎで棉を採り片付け、さんざん面白いことをして遊ぼうなどと相談しながら歩く。道の真中は乾いているが、両側の田についている所は、露にしとしとに濡れて、いろいろの草が花を開いてる。タウコギは末枯れて、水蕎麦蓼など一番多く繁っている。都草も黄色く花が見える。野菊がよろよろと咲いている。民さんこれ野菊がと僕は吾知らず足を留めたけれど、民子は聞えないのかさっさと先へゆく。僕は一寸脇へ物を置いて、野菊の花を一握り採った。

民子は一町ほど先へ行ってから、気がついて振り返るや否や、あれッと叫んで駆け戻ってきた。

「民さんはそんなに戻ってきないったって僕が行くものを……」

「まア政夫さんは何をしていたの。私びッくりして……まア綺麗な野菊、政夫さん、私に半分おくれたら、私ほんとうに野菊が好き」

「僕はもとから野菊がだい好き。民さんも野菊が好き……」

「私なんでも野菊の生れ返りよ。野菊の花を見ると身振いの出るほど好もしいの。どうしてこんなかと、自分でも思う位」

「民さんはそんなに野菊が好き……道理でどうやら民さんは野菊のような人だ」

民子は分けてやった半分の野菊を顔に押しあてて嬉しがった。二人は歩きだす。

「政夫さん……私野菊の様だってどうしてですか」

「さアどうしてということはないけど、民さんは何がなし野菊の様な風だからさ」

「それで政夫さんは野菊が好きだって……」

「僕大好きさ」

民子はこれからあなたが先になってと云いながら、自らは後になった。今の偶然に起った簡単な問答は、お互の胸に強く有意味に感じた。民子もそう思った事はその素振りで解る。ここまで話が迫ると、もうその先を言い出すことは出来ない。話は一寸途切れてしまった。

何と言っても幼い両人は、今罪の神に翻弄せられつつあるのであれど、野菊の様な人だと云った詞についで、その野菊を僕はだい好きだと云った時すら、僕は既に胸に動悸を起した位で、直ぐにそれ以上を言い出すほどに、まだまだずうずうしくはなっていない。民子も同じこと、物に突きあたった様な心持で強くお互に感じた時に声はつまってしまったのだ。二人はしばらく無言で歩く。

真に民子は野菊の様な児であった。民子は全くの田舎風ではあったが、決して粗野ではなかった。可憐で優しくてそうして品格もあった。厭味とか憎気とかいう所は爪の垢ほどもなかった。どう見ても野菊の風だった。

しばらくは黙っていたけれど、いつまで話もしないでいるはなおおかしい様に思って、無理と話を考え出す。

「民さんはさっき何を考えてあんなに脇見もしないで歩いていたの」

わたし何も考えていやしません」

「民さんはそりゃ嘘だよ。何か考えごとでもしなくてあんな風をする訣はないさ。どんなことを考えていたのか知らないけれど、隠さなだってよいじゃないか

「政夫さん、済まない。私さっきほんとに考事していました。私つくづく考えて情なくなったの。わたしはどうして政夫さんよか年が多いんでしょう。私は十七だと言うんだもの、ほんとに情なくなるわ……」

「民さんは何のこと言うんだろう。先に生れたから年が多い、十七年育ったから十七になったのじゃないか。十七だから何で情ないのですか。僕だって、さ来年になれば十七歳さ。民さんはほんとに妙なことを云う人だ」

僕も今民子が言ったことの心を解せぬほど児供でもない。解ってはいるけど、わざと戯れの様に聞きなして、振りかえって見ると、民子は真に考え込んでいる様であったが、僕と顔合せて極りわるげににわかに側を向いた。

2026-04-22

本ダレの古い回がTverに上がってたから見た。2024年の「著名人愛読書50冊読んでみた」という本の紹介

その中で著者が「面白くなかったのは滝川クリステル推してた『星の王子さま』」と言っていた

「こういうのは10代で読まないと。おっさんが読んでも面白くはない」とのこと

自分星の王子さま読んだのっていつかな。少なくとも10代ではない。20代後半じゃないか

しか無職の時とかかな

通勤電車で読むようなもんじゃないな

で、いまはもう内容よく覚えてないけど。読後感は良くても読んでる最中どんよりしてた気がする

夜間飛行の方は読んでないので読んでみるかな

いか青空あるかな?(調べたら1931年刊行だったからまだ無いか)

つーか、本読まんなあ。やばい

死ぬ前に「生涯で一番印象に残ってる本1冊挙げろ」とか言われたら困るな

現在読んでないのもあるけど、昔読んでた本を覚えていないからなあ

うーん

1冊…「フラニーとゾーイー」か「若草物語」かな

やっぱり10代で読んでる本だと少し残るなあ

一番読んでるのが20代なのにさ

この状態あんまりなんで、大学の時に漢文講師推してたドフトエフスキー悪霊」とか読んでみるか

すごく大変そうだけど面白いらしいからね

学生時代は難読書読みかけてはやめ読みかけてはやめて読まないまま終わり、

社会人になってから通勤電車を耐える為に適当に読める本を読みまくっていた記憶がある

電車に乗らなくなり、暇つぶしスマホになった現在は「本を読む必要が無い」のよな

「読む」のはディスプレイ上の文字だけ

電子書籍も読まないから「物語」と無縁な生活(現在ドラマ映画アニメも見てないからねえ。2年前くらいまでは二次創作小説とかなら読んでたんだけど。飽きちゃった)

人生の逃げ場として物語必須なんだけどなあ

とりあえず「悪霊から読むかな

2026-04-16

あれってなんなんだろうね

中学の時の3階の窓から学校前道路を眺めていて、走る車が少ないからまるで世界が止まったみたいに静かで遠くから聞こえる車の音とか聞いていて、晴れた日の風が頬に当たる時のほんとうにひとりぼっちなんだ…ってなる気分のあれなんなんだろうね。休日、自宅のカーテンのすきまから見えた青空と走り去る車ともちがうような。

2026-04-13

あるライターがなろう小説堕ちしていたことを知った

・青い空へと向かって深呼吸で歩こう

エロゲ黄金時代にそこそこエロゲーをやり込んだ人間なら「あーあったねそういえばそういう作品」と思い出す様なあるメーカー作品群がある。

そのメーカー自体2000年代後半には解散したのだが、代表作を書いていたライター確認できる限り2010年代頭までライターとして活動していて、そこから忽然と姿を消していた。

もう2000年代流行オタク業界の話なので、こういうことはよくあることなのだが、往時にはそこそこ活躍していたオタク界隈の中である種名声があった名物クリエイターで、今では足を洗ったのか、消息知れずの人たちは結構いる。



俺が好きな作品ライターもそうだった。

当時流行っていた学園物で、どこか2000年代ネット/アキバ界隈特有の、あのゆるい開放感のある自由雰囲気でのコメディが得意で、とにかく優しくて面白くて「楽しい」、ノーテンキな世界観が心地よかった。

そのメーカー音楽特に定評があり、ライター謹製作詞と、2000年代オタク音楽特有フュージョン、ニュージャックスイング、コンテンポラリーR&B系の透明感ある音楽と相まって、いい感じに肩の力抜いたふざけた歌詞とあっていて、未だに思い出の音楽としてXなどでも結構話題に上がるくらいだ。

そんなわけで、今でもXやyoutubeを探せば、そこそこ音楽作品評価して名前結構上がるくらいには、まだファンも多いライターだった。


・広い澄んだ青空とが似合う作風ライターは、なろう系という沈殿するオタク社会の闇へ堕ちていた。

数週間前、ゲームwikiを見ていてふとその懐かしいタイトル記事があるので目を通していた。内容は、ハッキリ言って1から10まで覚えているのだから見る必要もないかなと思っていたのだが。

そこで、あるURLが目に付いた。

なろうや、なろう系のカクヨムURLだった。

15年近く消息不明だった、そのライター消息が分かった瞬間だった。



クリックして読んだ先の作品は、25年も前に完結したライター代表シリーズの続編兼ある種の最終回の様な短編だった。

あの時代の空気雰囲気もそのままに、主人公ヒロインや悪友キャラ達が再開し、再び「面白い物を探して」、青い空の向こうへと歩き始める物語

あの頃と何もかも変わらない、古い友人というか、昔よく言った店がまだやっているような安心感ノスタルジーを覚えた。再びあのキャラ時代出会う事が出来て、嬉しかった。

だが、それもリンクから15年の間何をやっていたのだろうと、探してみると、失望へと変わっていった。



惨めな氷河期世代オッサンニートだとか、他責思想丸出しのテンプレのようななろう主人公療育放棄された頭の病気の様な悪役令嬢、そんな判で押した様なテンプレなろう系ばかりの作風ばかりになっていた。

そこには「あの時代」に発揮した才能や感性カケラもない、

どこかの素性不明の本でとってつけたような兵站論や物流論、軍事理論講釈を垂れて粋がるバカ主人公

スラップスティックとただの奇行区別もつかない悪役令嬢が、〇狂いじみたことを喚きながらトー横のメンヘラの様に暴れまわる頭の病人の様な主人公

貰い物のチートだとか、現代知識無双をして、ヒロイン以外同性の友人すら出てこないあまりにも惨めな主人公

そんなものばかりだった。人気はそこそこあったのかもしれない、だが、そこにはなぜこんなメンタルでまだシャバにいられるのか、という様な煮詰まった読者欄に生息するなろう系の負け組オタクばかりがテンプレ評価する蟲毒だった。

子供のころ、石の裏をひっくり返して蠢く虫や蛞蝓を見たような気分を思い出した。



唯一救いがあるとすれば、書いていたライター当人も何か思うところがあったのか、2020年に入る前には活動を停止していることだった。今となっては作品はどこかのブログ魚拓サルベージされた場所しか見ることはできない。

あの時代市場規模の中で活動していたのだからネットで言われるなろう系市場実態と以上乖離して「儲からない、将来性がない」というのを体感的に察知して筆をおいたのか、それとも何か別の理由でもあるのか、あまりにも現実乖離したなろう系オタク達に心が侵食される様な苦痛を感じて逃げ出したのか、それは今となってはわからない。



いつまでも当たり前の日常が続いていた「セカイ系という世界」そして「一瞬だけの青春ぬるま湯時代」への鎮魂歌

かつて、「セカイ系」と呼ばれた一群の流行があった。

それは、世界というものがひどく狭く、しかし同時に、どこまでも広がっているかのようにネットで、秋葉原で、オタク界隈で、個々の若者たち人生で感じられた2000年代という時代産物である


日常は終わることなく続き、青春は一瞬でありながら、画面の向こうの主人公やその親友ヒロインたちも、そして画面を見る側の当人たちには永遠に似た手触りを持っていた。

いわば、ぬるま湯の様な富裕な日本の穏やかな時代産物だった。



何より哀しかったのは、なろう系を書いている以外で、かつて自身が手掛けた作品群の続編や外伝の様な短編を書いているときだけは、その感性や才能が色鮮やかに蘇っているところだった。

それは、失われていたはずの完成が色鮮やかに息を吹き返す、セピア色の黄ばんだ写真が綺麗にあの頃の青春空気と、匂いと、青空と、温度が戻ってくる様な感触に思えた。

そこには、成り上がり美少女承認欲求を求めて銃や刃物を手に他人殺傷する極悪人の様ななろう主人公はいない、他人が落ちていくのを「ざまあ」と笑うあまりに惨めななろう主人公も悪役令嬢もいない。

書類数字講釈を垂れながら、見ることもない兵隊一般人を「致し方ない犠牲」と平気で切る血も涙もない人非人の様な、なろう系主人公もいない

まるで場末キャバ嬢か、脳に何らかの寄生虫でも入ってるかの如く主人公マンセーマンセーと褒め称えて股を開くヒロインもいない。



そこにあるのは、ただ、あの頃と変わらぬ「人間」たちであった。



あの頃と何も変わらない、他者世界逆恨みすることなく、加齢で余裕がなくなって承認欲求劣等感精神おかしくなって認知が歪んでいるわけでもなく、

心が歪むことなく、いつまでも続く「終わらない文化祭」のような毎日と、静かに流れる「なんとなくぬるま湯の様な優しい世界」で、また面白い事を探して次は何をしようか、と仲間やヒロインと探して軽口を言い合って青空の下を歩いていく、

そして、主人公と悪友は別れ際にこう言葉を交わすのである



「さあ、また旅に出よう、あの青い空しか見えない、青い階段を上がれば出口だよ」

「結局俺達は、まだ何も見てないんだな」

だってそうだもの、"見る"キミがいてこその世界からね。だからもう一度世界を見て回ってきてほしい。」

「そんな重背を親友に負わせるなよ、友達遣いが荒いな」

「そうかもね、それだけ君を信用しているということさ。おっと、僕は遅れてから行くよ、そろそろ時間だ。また会おう。」

「ああ、また、どこかで」


このやりとりの中に、彼等と俺達と、そしてあの時代世界のすべてがある。

ああ、彼等や彼女らだけが永遠に続く様な錯覚でなく、本当に永遠の中にいるのだ。



青い階段を昇りつめた後に広がった青空と夏の街を一望できる白いビル屋上景色が広がり、

主人公は持っていた腕時計だけを青空に向かって放り投げる、そしてこう言った

「うん、まずはこれをしないと何も始まらいから。」と

ああ、それは時間というしがらみからさえ自由になるために離脱するという意味する行為なのだと、俺は感じ取った。

現実時間という世界から、本当に旅立ってしまったのだ、「永遠」の方へと。


その当時の古参ファン感想に古い友人を訪ねる様に感想欄に現れていた、それはまるで、亡き友の家や墓を訪れるように…なろう系オタクは誰一人といない、その落差があまりに悲しいと俺は感じた。

なろうやカクヨムに続きが書かれた時点で、本当に彼等は「死んでしまった」のだろう。とすると、続編は全て主人公が死んだ先に見た夢の中を、俺達が追体験しているだけなのかもしれない。

別のタブで開いているyoutube再生している、あの頃の作品主題歌は、きっとあの時代と彼等への鎮魂歌なのだろう。

気の抜けた明るい歌詞が流れている、だがそれは、本当に永遠世界へと旅立っていってしまった彼らと彼女たちの、あまりに悲しい鎮魂歌だった。

それは、明るさを装いながら、すでに失われた時代とその中に生きた人々と、あの日世界にとらわれ続けた俺をひそやかに弔っている。それは同時に、青青の時代とそこに生きた彼らへの静かな挽歌でもあった。

彼等はすでに旅立っている…きっとそれも、帰ることのない永遠の方へ。



彼等は帰らぬ旅へ出た。

そして、その旅路は、もはや俺が生きる時間のうちにはない。

いわば永遠のものの中へと静かに編入されたのである



彼等はすでに去った。

次の「面白い事」…青い鳥を探して、帰ることのない旅路へと赴き、時間の流れから離脱した。

そして今や俺の目の前から離れていった彼らは、彼女たちは

永遠という、歴史の外部に属している。



――去ったのだ。

青い鳥を探しに、

二度と帰らぬ道へ。

そして今、彼らはもはや、

この時代の中にはいない。



俺がなお、時代時間の中で生きている以上、きっともう彼らに再び会うことはないだろう。

ただ、記憶の中においてのみ、彼らは微かに息づく。

・・・それが、あの時代の残した、最後の光である

2026-03-29

死の買取

昔の誰かさん短編小説青空ホームページに上がってきたから読んでみた 何週間か前に



死の買取の話

器官提供安楽死を買い取った30代女性の話。

2026-03-08

anond:20260308115317

三菱青空照明misolaってのがある。結構高い

青空の光をシミュレートできる明かりがあれば半地下とか窓を開けたら隣のビルしかないって環境でも生きてけそうだな

採光なんか実物じゃなくても気分でどうとでもなる話だと思うし

2026-03-04

近所の学校校歌ボヘミアン・ラプソディにしたいな

それで運動会青空の下で響くのびやかな声を堪能したいな。ママ....

2026-02-14

いま、南の島で、静かな熱狂が広がっています



きらめく砂浜。

みわたる青空

そして――冬。



常識を越えて、季節を越えて、

新しい物語が動き出しました。



冬のバリオリンピック

舞台は、インドネシアバリ島



雪ではなく、光の中で。

寒さではなく、情熱の中で。

世界中アスリートが、ひとつ時代を刻んでいます



それは、競技の祭典であると同時に、

価値観更新する挑戦。



冬は、場所ではなく、

心の中にある。



冬のバリオリンピック、開催中。

いま、この瞬間も、歴史は南からまれている。

2026-01-26

交通系動画/マトリョーシカ にしがみ まこと

### プロローグ

大阪喧騒がまだ眠りにつかない夜、鶴橋路地裏でニシガミ・マコトは生まれ育った街の匂いを嗅いでいる。在日朝鮮人血筋は、彼の人生に影を落としているが、それを表に出すことはない。本業は非公開とされ、YouTuber副業と称しながら、実際はノマドワーカーとして生きている。チャンネル名「交通系動画/マトリョーシカ」で知られ、視聴者からは「マトくん」と呼ばれ親しまれている。口癖の「シーキビ」は、厳しい状況を笑い飛ばす彼のトレードマークだ。

大学生時代から始めたYouTubeは、瞬く間に人気を博す。毎日数レグのフライトをこなし、LCCからファーストクラスまで乗りこなす姿に、視聴者は憧れを抱く。荷物は常にリュック一つ。思いつきで飛び立つ自由奔放さは、ジャンケンで負けて即座に海外へ向かう動画象徴される。「ジャンケンで負けたんで、これからiPhoneと充電器だけ持って韓国行ってきます。いやもうありえないんですけど(笑)」そんな軽いノリがファンを増やすワンワールドスターアライアンススカイチーム上級会員資格を持ち、今年はデルタ航空ステータスを目指す。空港でのラウンジホッピングは彼の楽しみの一つだ。

しかし、その裏側には闇がある。資金源を疑問視するコメントが絶えない中、彼の本業キャッシュカードクレジットカードを使ったマネーロンダリング海外への違法送金だ。反社団体が考案したスキームで、多くの大学生が同様に「旅行YouTuber」に仕立て上げられる。依頼主から渡されたカード類だけを持ち、海外現金を引き出し、手渡す。記録が残らず、税関の目を逃れる完璧な仕組みだ。北朝鮮への送金目的で生まれたこ方法は、外為法経済制裁をくぐり抜ける。航空会社は気づいているが、黙認する。彼らは無料広告塔として機能し、「修行ブームを巻き起こすからだ。

2026年の幕開け。ネット善良な市民たちが動き出す。観光ビザノマドワークを続ける彼らの違法性を告発する声が高まるマコトはまだ捕まっていないが、風向きが変わり始めている。彼を知る者たちが、静かに網を張る。

### 第1章:旅の始まり秘密の影

ニシガミ・マコト大阪の自宅で目を覚ます。朝の陽光カーテンを透かし、部屋に柔らかな光を投げかける。大学生時代から変わらぬ習慣で、毎朝スマートフォンをチェックする。YouTubeチャンネル交通系動画/マトリョーシカ」の通知が鳴り響く。視聴者からコメントが溢れている。「マトくん、今日も飛ぶの?」「資金源教えてよ!」そんな声に、彼は軽く笑う。「まあ、会社経営してるって言ってるやん。シーキビな質問ばっかやな」関西弁自然に混じる。

今日特別な日だ。2025年の終わりに卒業し、本格的にノマド生活を始めた彼は、初めての国際線動画撮影する予定だ。荷物リュック一つ。iPhoneiPad、充電器、そして依頼主から渡された数枚のキャッシュカード。表向きは旅の道具だが、これが彼の本業の鍵だ。反社団体からの指示で、韓国へ向かい現金を引き出して指定人物に手渡す。マネーロンダリングスキーム完璧だ。入金された口座から海外ATMで出金し、手渡せば記録は残らない。現金を持たないので税関の目も逃れる。

関西国際空港KIX)へ向かう電車の中で、彼は動画のオープニングを撮影する。「よし、みんなおはよう! マトくんです。今日ジャンケンで負けたんで、急遽韓国行ってきます荷物これだけやで。シーキビやけど、楽しみやわ」軽快な喋りがカメラに映る。空港に着くと、チェックインカウンターPeach Aviationカウンターへ。LCCエコノミークラスを予約する。PeachLCCアライアンス非加盟だが、彼のアメックスプラチナセンチュリオンラウンジを利用する。

センチュリオンラウンジに入ると、広々とした空間が広がる。メニュー豊富で、寿司コーナーでは新鮮な握り寿司が並び、温かい味噌汁カレーフルーツサラダが揃う。マコトカメラを回す。「みんな見て! センチュリオンラウンジ食事寿司が旨いわ。シーキビなスケジュールやけど、これで元気出るで」寿司を頬張りながら、視聴者説明する。ラウンジソファに座り、iPad動画ラフ編集を始める。パソコンは持たない主義だ。すべてモバイルで完結する。

搭乗時間になり、Peachフライト仁川国際空港(ICN)へ。機内ではエコノミーシートに座り、窓から大阪湾を眺める。着陸後、韓国での仕事が始まる。指定ATMカードから現金を引き出し、ソウルカフェで待ち合わせの男に手渡す。すべてスムーズに終わる。「よし、任務完了。次は動画のメインや」彼は思う。仁川空港散策し、動画撮影する。パラダイスティカジノエリアや、免税店を回る。夕方フライト帰国する。帰宅後、動画アップロードする。「韓国日帰り! LCCでシーキビ旅」タイトル視聴者を引きつける。

しかし、夜の自宅で彼は考える。大学生時代からこのスキームに巻き込まれた。北朝鮮ルーツの縁で、鶴橋の知人から紹介された。最初旅行資金源として魅力的だったが、今は抜け出せない。視聴者の疑問コメントが増える中、彼は笑顔を保つ。「本業会社経営やで。ノマドワーカーから自由なんよ」だが、心の中ではシーキビな現実を感じる。この旅は、彼の二重生活の始まり象徴する。毎日数レグを飛び、表のYouTuberと裏の送金人を演じる。関西弁の軽快さが、闇を隠す仮面だ。

大学生時代の初フライト国内線だった。伊丹空港ITMから羽田HND)へ、ANAエコノミークラススターアライアンスステータスを初めて意識した時だ。ANAスイートラウンジで、軽食サンドイッチコーヒーを味わい、興奮した。そこから国際線へ。初の海外台湾桃園国際空港(TPE)で、チャイナエアラインダイナスティラウンジスカイチーム所属で、デルタステータスで利用した。メニュー点心ヌードルバートロピカルフルーツ動画で「シーキビ旨い!」と叫んだ。あの頃の純粋さが、今の闇を際立たせる。

今日韓国旅も、似た興奮がある。次はヨーロッパか。思い浮かべるだけでワクワクするが、裏の仕事が付きまとう。リュックの中のカード類が、重く感じる夜だ。

### 第2章アライアンス迷宮と隠された取引

マコト成田国際空港NRT)の喧騒の中で、リュック肩にかける。今日スターアライアンスの旅。ANAビジネスクラスシンガポールチャンギ空港SIN)へ向かう。チャンネル動画企画は「ラウンジホッピング in アジア」。視聴者からは「マトくん、いつも豪華やな!」のコメントが。笑って返すが、本業の送金任務が絡む。依頼主から渡されたクレジットカードで、シンガポールでの引き出しを予定する。

出発前にANAスイートラウンジへ。メニュー和食中心で、天ぷらうどんデザート抹茶アイスカメラを回す。「みんな、ANAラウンジ天ぷら! シーキビ熱々やで。旅のスタートに最高やわ」人当たりの良い喋りが、ファンを掴む。ラウンジiPhone編集をし、搭乗する。

機内ではビジネスクラスフルフラットシートでくつろぐ。シンガポール到着後、チャンギシルバークリスラウンジメニューラクサチキンライストロピカルジュース動画撮影後、街へ。ATM現金引き出し、指定バーで手渡し。記録なしの完璧さ。

帰路はシンガポール航空のエコノミークアラルンプール国際空港(KUL)経由。マレーシア航空ゴールデンラウンジで、メニューはナシレマッやサテー。動画で「シーキビスパイシー!」と笑う。クアラルンプールからJAL帰国する。旅の間、本業ストレスを旅で紛らわす。

鶴橋過去北朝鮮ルーツの影。視聴者の疑問が増え、「資金源は?」のコメントに「会社経営やで」と返すが、心は重い。次はデルタステータス修行スカイチームを目指す。

シンガポールの街並みは賑やかだ。チャンギ庭園や、街のナイトマーケット取引の緊張感、汗ばむ手。帰宅後の編集作業iPadで夜通し。ノマド自由と闇の狭間鶴橋の知人から連絡が入り、次の任務を告げられる。動画再生回数が伸び、喜びと不安交錯する。

### 第3章:スカイチームの野望と潜む罠

マコト羽田空港HND)のターミナルで、リュックを調整しながらチェックインを待つ。今日スカイチームの旅の始まりだ。デルタ航空ビジネスクラスで、アトランタハーツフィールドジャクソン国際空港(ATL)へ向かう。今年の目標であるデルタステータスを目指すための「修行フライト動画タイトルは「アメリカ横断ラウンジツアーデルタでシーキビ旅」。視聴者コメントはすでに活発で、「マトくん、デルタラウンジどんな感じ?」「また日帰り?」という声が。軽く返信しつつ、リュックの中のカード類を確認する。アメリカでの送金任務が待つ。

出発前に、デルタスカイクラブへ向かう。羽田デルタスカイクラブは、広々とした空間で、メニューアメリカスタイルの朝食が中心。バーガーやホットドッグフレッシュサラダバーフルーツジュースが並ぶ。マコトカメラを構え、「みんな見て! デルタスカイクラブバーガー、シーキビジューシーやわ。アメリカ行く前にこれ食べて気合い入れるで」動画撮影しながら、一口かじる。ラウンジの窓から滑走路を眺め、iPad過去動画コメントをチェックする。資金源を疑う声が増えているが、無視して笑顔を保つ。

搭乗し、デルタビジネスクラスシートに座る。フルフラットベッドで太平洋を横断する長時間フライト機内食ステーキパスタを選び、ワインを味わう。動画の機内レビュー撮影する。「デルタビジネス、シート広々でシーキビ快適やけど、寝て時差ボケ対策やな」アトランタ到着後、すぐに街へ移動する。指定ATM現金を引き出し、ダウンタウンカフェで待ち合わせの男に手渡す。緊張の瞬間、周囲を警戒しながらの取引。汗が背中を伝うが、笑顔で終える。

次は国内線ロサンゼルス国際空港(LAX)へ。デルタエコノミークラスだが、上級会員特典で優先搭乗。アトランタデルタスカイクラブで待ち時間を利用する。メニュー南部風で、フライドチキンコーンブレッドピーチコブラーなどのデザート動画で「アトランタスカイクラブチキンシーキビ旨い! 南部魂感じるわ」撮影後、フライトする。LAX到着後、デルタスカイクラブへ。LAXのクラブハリウッド風で、タコスナチョストロピカルカクテルが特徴。カリフォルニアロールアボカドトーストも並ぶ。「みんな、LAXのタコス! シーキビスパイシーカリフォルニア気分やで」カメラを回す。

ロサンゼルスでの散策ハリウッドサインを遠くに眺め、動画素材を収集する。夕方ヨーロッパ経由の帰路へ。アムステルダムスキポール空港(AMS)で乗り継ぎ。KLMクラウンラウンジ使用する。メニューオランダらしいチーズプラッターヘリングのピクルスストローワッフル。温かいスープサンドイッチ豊富だ。「アムスクラウンラウンジチーズ多すぎてシーキビ幸せやわ」動画編集しながら味わう。アムステルダム運河を少し散策し、取引の余韻を振り払う。

この旅の間、北朝鮮ルーツ記憶が蘇る。鶴橋路地で過ごした幼少期、桃谷コミュニティでの秘密の話。反社団体スキームが北への送金から始まったことを思い出す。ネットでは、善良な市民たちの告発運動が静かに広がり始めている。同類YouTuber観光ビザ違法話題に。マコトは気づかず、動画をアップする。「アメリカ修行完走! ラウンジ満喫再生回数が伸びるが、疑念コメントも。「本当に会社経営?」「ノマドビザ持ってるの?」心がざわつく。

アトランタの街並みは蒸し暑い取引時のカフェ喧騒。LAXのビーチ近くの散策、波の音と日没アムステルダム自転車だらけの街、運河ボート編集作業iPadバッテリーが切れかかり、充電しながらの苦労。鶴橋の知人からメールが入り、スキーム継続を促す。内省時間が増え、二重生活の重さを思う。視聴者とのライブ配信で、関西弁混じりの軽快トークごまかすが、心の闇が深まる。

### 第4章:ワンワールドの誘惑と告発予兆

マコト成田空港JALカウンターに並ぶ。今日ワンワールドアライアンスの旅。JALファーストクラスロンドンヒースロー空港LHR)へ。動画企画は「ヨーロッパラウンジホッピング! 豪華シーキビ編」。リュックカードを忍ばせ、英国での送金任務視聴者コメントは「マトくん、ファーストクラス羨ましい!」「資金どうしてるの?」増える疑問に、「会社</

2026-01-25

初めて千と千尋の神隠し見た

思うところあって近所のレンタルビデオ屋で借りてきた

未来少年コナン宮崎駿に脳を焼かれて宮崎駿作品にハマり君たちはどう生きるか劇場で見たけど千と千尋の神隠しは見てなかった

なんか世の中にものすごく受け入れられていたのに抵抗があったのかもしれない

見ての感想としては思ってたより遥かに面白かった

テンポが良い

すぐに世界に入れる

画面から不穏さが感覚として漂いこわい

笑いどころがある

カオナシが心底キモい

千尋が可愛くて動揺する

鉄道の旅が良い

ハク王子さま

かまじいイケメン


それで中身には全然関係ないけど一番感動したのは画面を斜めに横切る草原の上に青空と白い雲の画面

脳を焼かれた宮崎駿レイアウト

2026-01-03

西のキュートなおばあちゃんが死んだ

大好きな大好きな、おばあちゃんがなくなった。

まだ日が昇らないくらいの朝だった。



朝一番新幹線に乗って向かっているから、どんな様子だったのかは何も聞けていない。苦しくなかったらいいな。



10年くらい前から救急車を呼んでは緊急入院する、を繰り返す状況だった。

きっといつもの、お騒がせなおばあちゃんらしい、周りを散々ハラハラさせてケロッと退院する、お決まりパターンだって願っていた。

でも、気分屋な女優さんみたいなおばあちゃんから、深々と雪の降る新年まりたての朝に、最高のシチュエーションとばかりに、ふっと息をひきとってしまうんじゃないかって、予感もしていた。



本当にそうなって、ぽかんとしている。

しゃべれるけど酸素マスクしてるから電話は出られないと聞いて、一晩もたたなかった。一瞬だった。

みんなに、またお騒がせしてーって怒られるのがおばあちゃんなのに!



おばあちゃんは稀代のモテモテお嬢様だった。

おばあちゃんと帰りの時間を共にしようと、ミシン教室の前に何台もの車が待ち構えていたらしい。

行きたいところがあれば、適当なアッシーくんを呼び出したら連れて行ってくれたのよって、いくつになっても大きなパッチリおめめで自慢してくるの。

おばあちゃん病気は数々の女性スターがなくなった病と同じで、そこまでスター性をおびなくてもさあ、とつっこみたくなってしまう。



モテモテ属性とはあまり結びつかないけれど、おばあちゃんは生き物とともに生きる人だった。

庭に立派な家庭菜園花畑開拓して、海に釣りに行き、山に登るのが好きだった。

庭に植えて育てた芋やら、大根やらを掘れと言われて、わたしミミズにびびって全然手を動かせないでいたら、容赦なく怒る厳しさもあった。

都会っ子に土いじりは厳しいて。



ホスピタリティ創作意欲が満載な人でもあった。

小さい頃は、わたしが遊びに来るとなると、トイザらスバカかいプール可愛い浮き輪を買って、スタンバってくれていた。

幼稚園とか小学校必要だった布製品(お弁当袋とか、ランチョンマットとか)は全部おばあちゃん製。わたしの足が大きくなるのに合わせて、毎年毛糸靴下を編んでくれた。

ワンピースズボンもたくさん作ってくれた。わたしの大切な大切なオートクチュールテーラーおばあちゃんの逸品たち。

年始お餅も、おともの餡子も、冬の干し柿も、季節のちょっと不揃いな野菜果物も、全部おばあちゃん製。

もう食べられなくなっちゃうんだ。



何よりもおばあちゃんは、わたしの圧倒的な味方だった。

就活面接の15分前は必ず電話した。わたしの良いところはこんなにあるんだから大丈夫って言ってくれた。

ふふって思わず笑ってしまう話をして、ちょっと表情がほぐれたら、いってらっしゃいって送り出してくれた。

就活面接は1つも落ちることがなかった。おばあちゃんの大功績だと母以外に自慢したくて、書いてしまます

おばあちゃん現代就活でも面接官達をメロメロにするよー!



わたしは長いこと彼氏がいなくて、でもずっと一緒にいたいなと思う人もいなくて、もう1人の祖母には早く相手を見つけなさいと心配されていた。

でもおばあちゃんは、いいなって思う人が現れなかったら1人でいいのよって言ってくれていた。

モテモテお嬢様真剣な表情で言うものからわたしはすっかり安心できた。



最近結婚して、夫とともに結婚挨拶に行ったら、すっかり気に入って、夫のことまで孫のように可愛がってくれた。

おばあちゃんはもうほとんどごはんが食べられなかったけれど、一緒に手巻き寿司を囲んで、そのときの夫の言葉所作で、この人なら大丈夫と見抜いたらしい。

わたしが選んだ人だから大丈夫、なんて生ぬるいことは決して言わないおばあちゃん。おばあちゃん自らジャッジしてくれてありがと。



この通りわたしはおばあちゃんっ子だった。

母がおばあちゃん電話するときカットインした。

社会人になってからも年に1, 2回遊びに行っては、ベッドと襖の隙間におさまって、ふわっと、ぎゅっの間くらいの力で手を握って、話を聞いてもらった。

母をよろしくねって言われたこともあった。おばあちゃんなりに色々と考えていたのだろう思う。任されました!



書き始めたときは涙が止まらなかった。

新幹線から、雲ひとつない青空に綺麗な富士山、まだ空が重たく曇っている雪の降り積った田園風景ピーカン晴れの西の都市を見ていたら、色々な景色が楽しめる日にのぼっていったのだと思えて、なんかその貪欲さがおばあちゃんらしくて、少し心が晴れてきた。



あともう1駅だし、締めようと思ったら、やっぱりまだまだ泣きそうです。



長い闘病生活、よく頑張ったね。おつかれさまでした。

おばあちゃん、これからもずっとずっと大好きだよ。

2025-12-31

果てしなきスカーレットとジャングリア沖縄共通点

 それは「よくわからなさ」だと思う。

 細田監督作品といえば爽やかな青空を背景にしたポスターで、青春とか家族の絆が感じられる映画っていうイメージがあったじゃないですか。

 でも「果てスカ」はそれをかなぐり捨てて、変な取り合わせの男女が薄汚れた服着て殺風景地獄で佇んでるポスターなんですよ。

 まあ、今までのイメージ一新する試み自体評価するとしても、その結果としての出力が何かピンと来ないものばかりなんすよ。

 ……結局さ、映画を見ようってなった時に大事なのは「どんな気持ちになりたいか」でしょ。夏の青空バックのポスターなら晴れやかな気持ちになれるんだろな。ベテラン俳優が寂れた漁港で涙ぐんでたら、こりゃ人情物だろうな。イケメンハリウッドスターが銃を構えてたらドキドキのスパイアクションだろな。

 でも果てスカのポスターからは「こんな気持ちになれるんだろな」が何も伝わってこない。つまり、果てスカは内容以前の段階で負けちゃってるんですよ。

 所変わってジャングリア沖縄こちらも「よくわからなさ」の深みにはまりつつあります

 公式プロモーションを見ても、ジャングルなのかやんばるなのか、表記が混在している。

 そもそも沖縄ってジャングルなのか? 亜熱帯でも北の方だよね。沖縄ジャングルなら、もっと南の台湾の山もジャングル扱いになるのか?

 じゃあやんばる表記なら良いのかというと、そうでもない。やんばるの大部分は世界遺産なっちゃったわけだからやんばるといえば世界遺産イメージがくっついてる。でもジャングリアはゴルフ場跡地を整地して植樹した場所から、「やんばる」でも「大自然」でもなさそうに思える。

 で、あと「恐竜」。これも「よくわからなさ」がすごい。沖縄恐竜化石発見されてないわけで、じゃあ沖縄恐竜を結び付ける要素といえば「ジャングルしかない。いやでも待てよ、そもそも恐竜ジャングル」というのもあんまり納得がいくようでいかない、何かすげえ薄い繋がりしかなくない?

 こういう風に「ジャングル」「やんばる」「恐竜」という三つの要素が微妙に噛み合ってなくて、よくわからなさトライアングルが出来上がってる。

 果てスカもジャングリアも、結局何がしたかったのかよくわからないのが敗因ではないだろうか。

2025-12-29

時をかける少女は良かった」 について

果てしなきスカーレット酷評されている。

そんなん気になるじゃん、ということで観に行った。まあ、案の定だった。

批評記事はいっぱいあるのでそこはまあ省く。

 

一緒に見に行った夫が、「細田守監督、昔は面白かったのに」と言うので、帰宅して「時をかける少女」を観ることになった。

 

 

私は細田守監督作品は、時かけサマーウォーズ、おおかみこどもを観たことがある。

サマーウォーズとおおかみこどもはあまりきじゃなかった。

サマーウォーズ登場人物に誰一人共感できないのと、なつき先輩がウザすぎた。

おおかみこどもは「母は強し」みたいなのが嫌いなのでそこがダメだった。

 

時かけは、観たのがだいぶ昔でほぼ覚えてなかった。

ただみんなが口々に「時かけは良かった」と言うのと、

奥華子の「ガーネット」と「変わらないもの」はめちゃ聴いてて大好きなので、そのイメージでなんとなくいい印象を持っていた。

 

そんなわけでワクワクしながら時かけを見始めた。

(ここからスカーレット時かけネタバレ注意)

 

冒頭、キャッチボールをする3人。

青空入道雲グラウンド、蝉の声。

青春、いいじゃないの。

 

で、学校に出かける前の真琴が親に桃を持たされるシーン。

やだよーと言いながらも素直に桃を受け取るのが可愛らしい。

 

そして登校したら、細かいセリフは忘れたが「私は成績も普通スポーツ普通で色々普通女の子です」みたいなナレーション真琴がしながら、

映像では赤点取ったり家庭科の授業でドジをしたりする。

 

これを見て、この主人公真琴ちゃんって子はこういう子なのね!可愛らしいじゃないの、と、すでに親しみを持ち始める。

 

この時点で、もうこの映画スカーレットレベルが違うんだなと感じていた。

スカーレット登場人物への共感など一切できなかったから。

 

んで、そのまま違和感なく物語の中に入り込む。

タイムリープをくだらないことに使う真琴可愛い

みんなと遊ぶのが本当に楽しいんだということが、言葉ではなく行動で表されてて、愛おしくてどんどん彼女を好きになる。

踏切で桃が飛び散るシーンは絵としても美しく、面白く、違和感がなく、「あ、これ名作映画ですわ」となった。

違和感がなく、と書いたのは、スカーレットにもシーンの絵単品で見たら美しいと思えそうなものもあったが、

流れ的にその絵ありきで無理やり作っただろ!違和感しかない!と思う瞬間が多々あったから。

すぐ思い出すのは透明な階段スカーレットが登るシーン。

その時の手の動きが、なんかぶりっ子少女みたいになってておかしい。今までそんな歩き方じゃなかったじゃん・・キャラとも合ってなくない・・?

絵としては美しいのにそれが気になってモヤモヤしかない。みたいな。

 

あと、これはスカーレット見た人に話してもあまり共感してもらえなかったんだけど、私は、口が大きすぎると感じた。

スカーレットは叫ぶシーンが何回もあるんだけど、その時とか、驚いた時とか泣いた時とかの開けた口が大きすぎて、ギャグシーンに見えた。

心を閉ざした人はそんなに大口開けないと思うんだよね。しかも高貴なプリンセスなわけだし・・。

「表情が豊か」みたいな表現なのかもしれないけどちょっとガサツというか、無防備な印象を受けた。

 

で、時かけ見て分かったんだけど、こっちも口の大きさが同じくらいだったのよ。

でも全く違和感なくて、むしろ好感しかない。

真琴キャラ的にちょっとガサツな子だし、それ以外のキャラも口が大きくても変な感じはなくて感情の大きさとして受け止められた。

多分、平和世界で、心の傷とかもそんなになくて、全体的に明るい雰囲気映画から口の大きさが上手く働くんだと思った。

 

まあそんな感じで楽しく見てたんですよ。

で、友達だと思ってた男子告白されて、心が未成熟真琴は戸惑って、前の楽しい状態に戻そう!と時間を戻す。

それまでの行動原理とも合致してて、そのウブな感じ、精神的成長度にばらつきがあるティーンエイジャーたちの人間関係尊い!!良い!!

で、しかも、何回戻しても、チアキくんは告白してくるのです。君も真っ直ぐな思いで告白してたんだねーーー 

最初「コウスケが告白されてたからノリで言ってみた」みたいな雰囲気で切り出してたけど、

何回戻っても言うってことは「今日絶対告白するぞ・・!」ってその前の時点で決めてたんだねーーー可愛いじゃないの!!

チャラそうな茶髪イケメンに見せかけて、中身はティーンエイジャーらしく真っ直ぐで純粋な心なんですねーーーーー

 

で、そこから、「タイムリープ自分の思い通りにした分、誰かに皺寄せが行っているのでは?」という問いで、

真琴自分チアキに酷いことをしているのではないか?と思い至る。

もっと辛い皺寄せを食らってる人がいるような気がする&そのことを真琴が完全スルーしていることは若干引っかかるが一旦置いておこう。)

ここで、このピュア恋愛タイムリープというSF要素が綺麗に効いてくる!!お見事!!!

 

って思ってみてたら・・・・・・

・・・・・??

 

チアキ未来から来てました・・・・・??は???

 

え??じゃああの告白はなんだったの??

「この時代にいる間、未来に戻るまでの期間だけ付き合いたい」って意味だったの??

タイムマシン失くして、探してる合間のひととき時間だったんだよね・・??

そしたらお前らといるのが楽しくて・・?この時代女の子と付き合って・・・??見つかったら別れて帰るつもり・・・???

それとも、真琴のためにこの時代に骨を埋めるつもりで、そこまでの覚悟を持った告白だったってこと?あのシーン。。

いやいやいや、にしては軽いっていうか、そういうの求めてないんですけど!!

ういういろんな感情が混じった重いやつじゃなくて、ただ好きで、好きだから告白する、っていう純粋ピュアな心の現れなのがよかったんじゃん!!

てかそんな重いの受け止められるような子じゃないじゃん!!今の真琴は!!君が一番よく分かってるはずじゃないか。。

しかも、クールな君の真っ直ぐな一面が見れたと思ったら、君はとても重大な隠し事をした状態での、全てを曝け出さな告白だったんだねあれは。

 

興醒めし、そのあとの色々はなんかよくわかんなくて

なんで彼が未来に帰らないといけないかとかもよくわかんなくて、よく考えれば分かったのかもしれないけどなんかもうどうでもよくなっちゃって、

クライマックスの、真琴が彼に会うために走ってるシーンも、なんかもうモヤモヤが晴れなくて感情移入なんかできなくて

「ああーせっかくいいシーンっぽいのになんか入り込めなくて悲しいな」とかもう客観的に見ちゃってて

ダメだった。

奥華子流れて、いい曲だなーって思って終わった。

また野球のシーンで終わる感じとか、女の子たちを混ぜて終わるのとかいいなとは思ったけど、

やっぱ軸となるチアキとの恋愛部分でモヤモヤというか、

そのシーン見た時は「ピュア!!良い!!」と思っただけに、

その好きって思ったシーンが汚されたというか、

チャラ男に見えて実は真っ直ぐなチアキ」がやっぱりチャラ男(その時代女の子つまみ食い)だったんかいor真琴には重すぎる事情を隠し持った純粋とは程遠い告白だったんかい

ってなってガッカリが大きい。

 

みんなここに関してどう思ってるんだろう。「時かけは良かった」勢は。あのチアキ感情移入できるんか??誰か教えて

もちろん感情移入が全てではないと思うんだけどじゃあどこを楽しんだら良いんだ。

2025-12-24

おい!ふざけるな!なんで雨なんだよ

クリスマスを夢見ているの

懐かしい日々 そのままに

梢は輝き 子供たちは耳をすます

雨の中を走る そりの鈴の音

夢見ているのは雪のクリスマスなの

どのクリスマスカードにもこう書くわ

あなたに きらめく幸せな日々がありますように

そしてクリスマス

青空に包まれますようにって

2025-11-20

anond:20251120175333

AKB乃木坂と同種のグループ?の僕が見た青空?みたいな名前のやつ、偶然ラジオやってて歌聞いたけど

中学校合唱の授業か?ってくらい下手だった

こんなでもCD出せてラジオ番組持てるっていう日本アイドル界相当レベルが低いわ

2025-11-14

おせち料理はなぜ不味そうに見えるのか

青空レストランおせち企画とかネット上でおせち宣伝見るたび思う

不味そう

美味しそうに見えた試しがない

もちろん青空レストラン調理している時や普通のお皿に盛り付けられた時はとても美味しそうに見えるのだけど

おせちのあの箱にギュッギュッと詰められた途端魅力に著しいデバフがかかる

何でだろう?オードブルのあのデカい銀の皿に盛り付けられた方がまだマシ

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん