年末の大掃除から年始の仕事始めに至る「年の変わり目」は、多かれ少なかれ“人生のリセット”を意識せざるを得ない機会です。 今年1年を振り返って、「『目標とする生き方』『なりたい自分』にどれだけ近づけたか」などについて真剣に考え、不要な品々を思い切って全部ごみに出し、ムダな人間関係を片っ端から清算する――そんな積極的な姿勢で毎年のこの時期を過ごしている猛者もいることでしょう。 近年驚くほどの勢いで拡大している断捨離ブームは、このような自己啓発的な文脈を取り入れたメソッドとして、知らず知らずにわたしたちの日常に溶け込んできています。「お片付け」という何気ない行動から、「人生の大転換」へとつながるといった「レバレッジ効果」(テコの原理)のような分かりやすさが、あたかも現世利益的な信仰のごとく人口に膾炙(かいしゃ)した要因であることは間違いないでしょう。 片付けコンサルタントの「こんまり」こと近藤麻

