3Dプリンターが普及しない理由1:日本企業の徹底的なカイゼン姿勢にこたえる存在がいない 「海外に比べ日本の3Dプリンター活用が遅れていると言われるのは、製品として実際に利用する最終部品の分野です。日本でも製品開発時の試作や治具を製作する際には、活用されています。」そう語るのは、日本3Dプリンティング産業技術協会(以下、J3DPA)の三森幸治代表理事だ。 欧米に後れを取っているとしたら最終部品製造、と語る三森氏だが、そこにはイノベーションのジレンマが潜んでいた。「日本の製造業は、非常に高い品質基準を持っています。その品質基準を培っているのは、不良原因を徹底的に追及するカイゼンの取り組みです。そうした日本企業のカイゼンにこたえてきたのは、製造ラインを企業と一緒に作ってきた製造装置メーカーでした。しかし3Dプリンターは強い国産メーカーが育っていないため、輸入品が大半です。日本企業の不良原因を徹底

