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はてなキーワード: 台湾とは

2026-07-13

ラピダス敗戦処理

警察殺人事件捜査をするし、交通違反の取り締まりもする。

どちらが重要かと言えば、もちろん殺人事件の方が重要である

では殺人犯を全員逮捕するまで、交通違反傷害事件窃盗詐欺も扱わないのか。

 

そんなわけがない。

それでは警察機能しない。

社会は一つの重大問題だけでできているわけではない。

命を守る仕事もある。

秩序を守る仕事もある。

道路安全を守る仕事もある。

さな犯罪放置しないことで、社会全体の緊張を保つ仕事もある。

リソースは、社会の各レイヤーを守るために配分されなければならない。

 

これは国家予算も同じである

オリンピック万博国際博覧会、巨大スタジアム地方空港文化事業宇宙開発スーパーコンピューター

収支だけで見れば、無駄に見える事業はいくらでもある。

そんな金があるなら、夏休み給食がなくなって飢餓に陥るみずきちゃんを救え。

こういう話はよく出る。

情緒的にはわかる。

実際、目の前の子供の空腹は救われるべきである

 

しか国家予算は、困っている順番に上から片付けていくものではない。

飢えた子供を救うまで、道路港湾防衛科学技術文化も全部止める、では国家は成り立たない。

国家福祉だけでできているわけではない。

 

防衛もある。

治安もある。

教育もある。

産業政策もある。

文化もある。

国民に夢を見せる興行もある。

夢を見るための予算消化、というもの国家には必要なのだ

 

オリンピックを観てスポーツを志した少年が、将来どれだけ社会利益をもたらすかは計算できない。

万博未来技術に触れた子供が、二十年後に何を作るかもわからない。

無駄に見える巨大イベントが、国民の気分を少しだけ前向きにすることもある。

俺の父親オリンピックに刺激され散歩時間を10分伸ばした、後期高齢者医療福祉予算が1ミリくらい改善するんじゃなかろうか、しらんけど

 

だがそれらの価値会計上は出てこない。

でも、だからといってゼロではない

国家には、損得だけで測れない支出がある。

 

ここまではいい。

 

問題はラピダスである

ラピダスも、ある意味では国民に夢を見せる興行である

 

国産2ナノ

日本半導体復活。

北海道最先端工場

TSMCに追いつく。

AI時代の基盤を日本で作る。

 

言葉だけ聞けば美しい。

 

だが事業として見れば、現時点ですでにかなり厳しい。

国内にはラピダスの2ナノラインを埋める顧客がいない。

 

富士通のMONAKAは政治で取れるだろう。

PFN、NTTNEC防衛宇宙官公庁案件もあるだろう。

だが、それらは発表用の案件であって、月産6000枚、まして月産2万5000枚の工場を埋める需要ではない。

MONAKAの実需を埋めるのに、ラピダスの生産能力では数日の稼働で作りきってしま

 

海外顧客を取るしかない。

しかAppleNVIDIAAMDQualcommが、日本半導体復活のために自社製品の命運を賭ける理由はない。

彼らが見るのは、良品単価、歩留まり納期、PDK、IP次世代ロードマップ補償条件だけである

そこでTSMCに勝てるのか。

勝てない。

 

ではどうするか。

 

政府補助を実質値引きとして流し込むしかない。

それなら顧客は来るかもしれない。

だがそれは商売ではない。

国費を使って海外ファブレスに割引券を配っているだけである

 

さらに救いがないのは、ラピダスが商用量産を始める頃には、その2ナノ世界市場ではすでに最先端ではなくなっていることだ。

国内メディア向けには「世界最先端2ナノ」と言える。

政治家も拍手する。

経産省も胸を張る。

北海道も盛り上がる。

 

だが海外顧客から見れば、量産実績のない後発2ナノである

TSMCはすでに2ナノの量産経験を積み、その次へ進んでいる。

先端プロセスうまみは、最初高値で売れる数年にある。

 

AppleNVIDIAのような大口顧客が、性能と消費電力を取るために高い金を払う。

TSMCはそこでプレミアムを取る。

ラピダスはそのプレミアム期間に間に合わない。

間に合わないのに、設備投資だけは最先端価格で背負っている。

 

これはきつい。

2010年代液晶はまだマシだった。

日本企業最先端を持っていた。

顧客もいた。

技術もあった。

Apple向けの仕事もあった。

 

それでもSharpもJDIも苦しんだ。

 

設備産業とはそういうものだ。

最先端にいても、巨額投資価格下落と顧客依存韓国台湾中国勢の物量に巻き込まれれば死ぬ

 

ではラピダスはどうか。

液晶より条件がいいのか。

 

である

ラピダスは勝っている時間がない。

最初から追う側である

後発なのに高コスト

実績がないのに安く売らなければならない。

設備は新品で償却が重い。

歩留まりは低い。

稼働率は読めない。

PDKも顧客支援もこれから

 

顧客から見れば、TSMC成熟した2ナノより安くないと使う理由がない。

 

どうやって儲けるのか。

高く売れば誰も来ない。

安く売れば投資回収できない。

 

美しいほど詰んでいる。

 

おそらく5年後か10年後、ラピダスは事実上敗戦処理に入る。

 

産業再生機構なのか、JICなのか、政府ファンドなのか、名前は知らない。

銀行団債権放棄し、ファンドが入り、事業解体され、建屋装置二束三文で引き取られる。

 

もちろん「失敗」とは言わない。

経済安全保障上の重要拠点として資本構成を見直す。

国内先端半導体基盤の持続的強化。

量産フェーズに応じた官民連携の再設計

 

そういう言葉になる。

 

実態敗戦処理である

 

5兆円か。10兆円か。

 

どこまで税金を溶かすかはわからない。

反省会はするだろう。

有識者会議も開くだろう。

報告書も出るだろう。

だが誰も謝らない。

主犯はとっくに逃げている。

当時の判断としてはやむを得なかった。

国際情勢が変化した。

技術開発には一定の成果があった。

国内人材育成には貢献した。

北海道経済には波及効果があった。

 

そんな言葉で終わる。

 

ではラピダスは完全な無駄なのか。無駄っちゃ無駄である

 

だが、ここで少し冷静になる必要がある。

どの国も似たようなことはやっている。

 

アメリカ中国韓国台湾欧州も、半導体には狂ったように金を入れている。失敗も多い

産業政策とは、綺麗な市場原理だけで動くものではない。

地方に金は落ちる。

雇用生まれる。

装置メーカー材料メーカー建設会社物流、電力、ガス、大学研究機関人材派遣、周辺企業に金が流れる

半導体産業分野全体に、まんべんなく補助金を入れたと思えば、それほど悪い話ではない。

 

ラピダス単体では失敗しても、周辺産業経験が残る。

EUV装置を扱った人間が残る。

先端プロセスの立ち上げを見たエンジニアが残る。

材料メーカーに知見が残る。

装置メーカーデータが残る。

北海道インフラが残る。

大学半導体を志す学生が少し増える。

 

それらは会計上は回収不能でも、国家全体ではゼロではない

オリンピックを観てスポーツを志した少年価値計算できないように、ラピダスを見て半導体を志す学生価値計算できない。

から国家が夢を見る興行としてラピダスをやる、というならまだわかる。

 

5兆円の半導体万博である

国産2ナノという聖火を掲げ、北海道に巨大な夢の会場を作り、企業官僚政治家とメディアが一緒に拍手する。

 

採算は合わない。

でも国民に夢を見せる。

地方に金を落とす。

人材を育てる。

関連産業補助金を流す。

 

そういう興行だと考えれば、まだ理解はできる。

 

しかし、それならそう言えばいい。

ラピダスはTSMC商業競争して勝つ会社ではありません。

日本安全保障と産業育成のために、赤字覚悟で維持する国家インフラです。

投資回収はできません。

ただし、周辺産業人材育成経済安全保障、技術経験のために国費を投入します。

 

そう説明すればいい。

その方がよほど誠実である

 

問題は、商売として勝てる顔をしていることだ。

 

世界と戦う。

2ナノで勝つ。

TSMCより安くする。

短TATで差別化する。

工程まで一気通貫

大口顧客を取る。

 

そんな夢物語を並べるからおかしくなる。

ラピダスは商業ファウンドリーとしては破綻している。

だが国家興行としては意味があるかもしれない。

 

この二つを混ぜるな、という話である

 

警察殺人事件だけを追っていればいいわけではない。

国家福祉だけに金を使えばいいわけではない。

 

夢を見るための予算必要である

だが夢は夢として扱うべきだ。

夢を事業計画と呼ぶな。

興行投資と呼ぶな。

補助金を売上と呼ぶな。

国策赤字インフラを、世界で勝てる民間企業のように語るな。

 

ラピダスはおそらく失敗する。間違いなく失敗する、事業はすでに詰んでる

 

しかし失敗したあとに、「完全な無駄ではなかった」と言うことはできるだろう。

 

地方に金は落ちた。

人は育った。

装置は動いた。

材料メーカーは試せた。

官僚仕事をした。

政治家は夢を語った。

国民は少しだけ日本半導体復活の夢を見た。

 

それで5兆円。

あるいは10兆円。

 

いかいか

俺は高いと思う。

 

だが国家とは、ときどき高すぎる夢を見る生き物でもある。

せめて請求書が届いたときに、これは投資ではなく興行だったのだと、正直に認めるくらいの誠実さは欲しい。

中国台湾独立を認める。

日本琉球独立を認める。

そういう方向で話を進めないか

2026-07-12

anond:20260712152651

天皇制をやめて皇居土地を売れば国庫も潤うよ。

首都圏不動産高いし、元皇居プレミアも付くわけだし。



空港を作れればアクセス良くて最高なんだけど、2-3kmぐらいしかない滑走路としてはちょっと微妙。4kmあればねえ。

音もうるさいから無理ではあるんだけど。

台湾高尾空港みたいに都市の真ん中に空港がある都市ってアクセスよくて面白いと思う。

福岡もそうかな。

2026-07-11

中国人だけど、90年代まれからほぼ日韓、香港台湾文化で育てられてた感じ

当時は中国政府はまだ今より明るかったからか、

テレビでは普通に夕方からスラムダンク、ちびまる子、しんちゃん、当時流行りの日本アニメほぼ全部、家族と一緒に見てた



90年代香港映画の全盛期だったし、しょっちゅう見てた

芸術性の高いホラー映画は二、三十年経ったいまでもちゃんと覚えている

日本ホラー映画ブームの影響もあったんだろう



韓国恋愛ドラマも全部すごかった。

台湾のはポップ音楽韓国ドラマを真似した恋愛ドラマ



懐い。90年代テレビ好きだった・

1997年の夜、家族と一緒に香港返還記念番組を見た

どういう意味か全く知らなかった7歳

テレビ中の人、みんな嬉しそうだった



一緒にテレビでいろんなアニメ映画ドラマ見てたな

それが人生最初最後幸せってのを知ったのは後々になってから



大人になってから全部嫌いになって一緒に過ごしてた楽しい時間も気まずい思い出になってしまった

消しゴムで一緒にいてた人を消して、一人で過ごしてたことにしよう。



岩井俊二ラブレターも、小学生の頃テレビで何回か見てた

男女の恋愛事情もちろん知らなかった年頃

元気ですか、私は元気です 

你好吗,我很好



なんで叫んでるのかも理解できなかったが、

この言葉だけはなんか神々しく感じて時々思い出してた

大人になって日本語学んでからまた日本語版のを二、三回か観た

やっと映画意味を、ちゃんと感じ取れる大人になった

anond:20260711133318

はてな村左派嫌いを新聞束で殴る、党派監査官タイプ

関心傾向としては、メディア批判、立憲・共産党リベラル批判中国ロシア台湾ウクライナなどの外交安全保障表現ジェンダー論争への反応が強い。政治思想のものを断定する材料ではないが、コメント上は左派リベラル野党朝日毎日メディアへの不信が濃く、反共・反活動家反マスコミの色がかなり強い。一方で単純な右派礼賛というより、表現規制、メディア誤報野党党派性、左派的な二重基準を重点的に刺すタイプである辛口に言えば、批判対象の失点には敏感だが、自分の側の粗さには相対的に甘くなりやすい。『党派性を批判する党派性』の罠に片足を突っ込んでいる。

政治報道外交安全保障を主戦場にする高稼働の辛口論戦ユーザーである記事を広く読み、引用し、問い返し、短く判定する力はかなりあるメディア誤報野党左派ダブルスタンダード表現安全保障をめぐる雑な議論への反応は鋭い。一方で、はてサリベラル共産党マスコミへの敵意が濃すぎて、批評党派的な査問の境界曖昧になる。新聞束で相手を殴りながら『紙面を読め』と言っているタイプ。読む量と切れ味は武器だが、力が入りすぎて机まで割る。


批判対象発言報道の粗を見つける力は強い。引用して論点を拾い、メディア政治家の二重基準を短く刺す技術もある。ただし、刺す対象左派リベラルマスコミに偏りすぎると、批評ではなく敵陣監視に見える。『はてサ』『記者僭称する輩』『共産主義しぐさ』のようなラベル気持ちよくても、使いすぎると相手の雑なレッテル貼りと同じ土俵に落ちる。辛口に言えば、相手党派性を笑うなら、自分党派性にも同じ硬さのメスを入れた方がよい。切れる包丁ほど、まな板以外を切っている時に気づきにくい。

2026-07-09

改称前史

かつてシャーペンは回して芯が出るアイライナー式だった

1960年に折れないポリマー芯とノックシャープペンシル発明本体1本1000円で高級品。国外でも注目

1966年台湾発明ロケット鉛筆(尖った短芯が繋がってて取り替えれる)が流行

1977年ポリマー芯の特許切れで他社が参入しシャーペン1本100円になる

2026年ぺんてるアストラムに改称

anond:20260709011435

中国台湾シンガポールなどを見れば塾に行かせるのが良いですね

体育館エアコンがあるならバスケットボール練習をさせてもよいでしょうが一択です

2026-07-08

anond:20260708163024

フランスは誰でもフランス人になれるんだよ。そういう考え方の国。海外に非常に多くの植民地を抱えていてフランス国籍者も居る。移民ばっかりというのは日本人から言う事。過去植民地台湾とか朝鮮満州ぐらい?逆に見た目が日本人に見える人しか日本人になれないみたいな価値観日本おかしいと思う。グローバル化に逆行してる。民族主義を強化しても最終的には人口は増えないか先進国少子化に備えてどこの国も移民を集めないと経済が維持できない仕組みになってる。

2026-07-06

ブクマカ20年前よりも明らかに思想が変わったよな

15〜20年くらい前までは急進的な啓蒙こそ是みたいなブクマカが数多く居て、残りはテック界隈のオープンソースギークみたいなブクマカばかりだった

今やそのブクマカたちは歳を重ねて丸くなったのか、15〜20年試みた急進すぎる啓蒙主義的な手法は老人ばかりでなく、何なら同年代や年下の若者にすら支持されないことがあると反省したのか、今や逆に「常識」を若者へ諭す立場となっている

結婚の子育てだの健康だの介護だの老後だのを普段から口にするようになったためか、若かりし頃の自分自身の主張は些か拙速すぎると「(伝統保守である)相手側の気持ちへ立つ」ことを覚えたことは大き過ぎる変化である



非常に強固だった反戦平和主義の主張でさえ、戦力不保持派のブクマカは敢えて探さないと見付からない規模へ減少しており絶滅危惧種と化している

更に、素人でも明確に理解できる現実を見せつけられたウクライナロシア戦争以降は、南沙諸島台湾琉球諸島に関わる日本海洋権益海洋インフラ防衛に関して、20年前なら間違いなく手斧を投げ合っていたはずだが、今のブクマカは「日本島国なんだから海洋防衛必須に決まってるし、海洋防衛右派左派関係ない日本全体の利益」くらい言いのけるようになった

いや、日本島国であり海路の状況が日本経済に反映されやすく、自身会社利益自身保有する金融資産価値も直接的であれ間接的であれ連動していると歳を重ねて気付いたというのも当然ながらあるだろうが



しかしやはり、直近の大きな変化と言えば日本共産党関連だろうか?

日本共産党中央日本共産党内の思想センター定義するならば、党内の「こんな連中(こん連)」と揶揄された穏健派と、しばき隊と行動を共にしていた急進派、つまり党内の右端と左端の両端を切って民主集中制の純度を高めるという決定に一部のブクマカで混乱が走っている

普通選挙的な党内幹部選を求めた穏健派が切られたその当初は、(日本共産党文脈で言う)自民党保守派迎合する穏健派の敗北だと喜んでいた急進派が、自分たちも切られたことで「党中央は何を考えてんだ」と混乱を隠せないでいるのはブコメでもわかる



一番変わっていないのはオープンソースギークの連中で、Linux全盛を迎えた昨今で自分たちの正しさが証明されたくらいの勢いであ

彼らはもともと政治の話へある程度の距離を置きつつも、政治の話へ参加する際にはハッカー文化価値観を持ち込んで、いわゆるリベラル社会自由主義者や共産主義者と衝突していたので、そういう意味では本当に一貫していると言える



このあとの20年、ブクマカはどう変わっていくのだろうか?

ラピダス投資詐欺

世界最先端2nm半導体製造するIIMのリアル。魂のロットに込められた想い」

ラピダス公式サイトに、こんなタイトルの作文が掲載されている。

パイロットプラント最初テストロットを流した際の様子を振り返り、こう書いてある。

「IIMで働いていた約400人のエンジニアだけでなく、本社社員も合わせて総勢600人ほどの社員が見守っていました」

 

少なっ。

エンジニアが400人?

え? はい? 桁を間違えてません?

世界最先端の2ナノ半導体工場ゼロから立ち上げる会社で、現場にいるエンジニアが400人?意味不明なんですけど

 

ラピダスの現在従業員数は約1,000人である。時点は異なるにせよ、会社全体でもまだこの規模しかない。

たった400人で何をやらなければならないか

 

数百台の製造装置の立ち上げ、成膜、露光、エッチング、洗浄、イオン注入、CMP、計測、欠陥解析、プロセス統合、歩留まり改善搬送制御、MES、品質保証設備保全材料認定顧客試作、PDKとの整合、量産条件の確立

 

そして第一工場の2ナノ量産だけではない。

同時に次世代1.4ナノ研究、第二工場設計建設、後工程、先端パッケージ海外顧客対応まで進めなければならない。

400人である

 

最初ロットを全社員600人で見守ったという話は、美談として書かれている。

別の読み方をすれば、一つの試作ロットを流すことが全社行事になるほど、組織がまだ薄いという話でもある。

量産工場とは、一つのロットに全員の魂を込める場所ではない。

何百ものロットが並行して流れ、何千もの異常と改善案件を同時処理し、それでも工場が止まらない状態を作る場所だ。

魂を込めて一枚流しました、みんなで見守りました、感動しました。

いや、文化祭じゃないんだから

必要なのは動作文ではなく、異常ロットが同時に百本走っても処理できる組織能力である

魂でロットを流している段階から、あと数年で世界最先端の量産工場になるという。

かつ、ラピダスはパイロットプラントの歩留まりは非公開である

 

日本式頭でっかちずんぐりむっくりの組織しか想像できない。

 

経営層の比率を見ても、その印象は強い。

ラピダスは従業員約1,024人に対して経営陣が11人。約1%である

TSMC従業員約8万3,000人に対し、経営陣として掲載される人数は約33人。約0.04%である

もちろん両社で「経営陣」の定義は完全には一致しない。創業期の会社巨大企業を単純比較もできない。

それでも、組織の形を可視化する数字としては象徴的だ。

TSMCは巨大な現場組織の上に薄い経営層が載っている。

 

ラピダスは小さな現場組織の上に、政府出資企業IBM、imec、装置メーカーを調整する経営管理機能が厚く載っているように見える。

まりものを作る人間より、説明する人間、調整する人間会議をする人間存在感がやたら大きい。

日本大企業によくある形である

現場は痩せ、管理職だけが立派に育つ。

 

そして経営陣の質にも決定的な差がある。

ラピダスの経営陣にも半導体企業製造技術メモリー事業装置産業経験はいる。

だが、現在ラピダスが挑戦している事業のもの成功させた経験者が見当たらない。

最先端ロジックの新プロセスを量産へ持ち込み、歩留まりを立ち上げ、世界大口顧客を獲得し、工場拡張し、その利益次世代プロセスへ進む。

この一連の循環を、独立系ファウンドリーの内部で成功させた経営者がいない。

 

一方、TSMC会長CEOであるC.C. Weiは、イェール大学電気工学博士号を取得し、半導体技術開発とファウンドリ経営に長く携わってきた。

重要なのは博士号のものではない。

C.C. Weiは、先端プロセス世代更新、歩留まり改善顧客獲得、設備拡張を、世界最大のファウンドリー内部で何十年も経験してきた。

技術製造顧客資本投資がどう連動するのかを、実際の事業として知っている。

 

対してラピダスの経営陣が強いのは、日本企業政府海外提携先、装置メーカーの調整である

工場を建てるための政治力と、工場競争力のある事業にする能力は別物だ。

から金を引っ張り、経産省に夢を語り、記者発表で未来を描く能力が高くても、歩留まりは一%も上がらない。

半導体会議室で作るものではない。

 

日本大企業で「エンジニア」と呼ばれる人間の多くは、実際には下請け管理である

仕様書を書き、会議を開き、工程確認し、安全書類管理し、ベンダー仕事を依頼する。

実際に装置を触るのも、ソフトを書くのも、パラメーターを詰めるのも、原因を解析するのも、ベンダーサプライヤーである

本人は一日中会議をしているのに、職種欄にはエンジニアと書いてある。

日本ではよくある。

 

もちろんTSMC装置を自社製造しているわけではない。

ASML、Applied Materials、Lam Research、東京エレクトロン、KLAなどから装置を買い、材料メーカー建設会社ITベンダーを大量に使う。

違いは外注するかどうかではない。

 

ベンダー装置を使って得た条件、欠陥、計測データを、自社のプロセス統合知識として蓄積できるかである

TSMCには、ベンダーを使い倒すだけの大量の実務技術者がいる。

装置メーカーが持つ知識と、TSMC内部に蓄積される知識境界を自社側で管理できる。

 

ラピダスはどうか。

自社の技術者が薄ければ、装置条件の設定も、不具合解析も、改善案の立案ベンダー主導になる。

ラピダス側に残るのは仕様書議事録、進捗表、承認印。

本当に価値のある「なぜその条件で動いたのか」という知識は、ベンダー側に残る。

そして会議室では、誰かが「知見を蓄積できました」とパワーポイントに書く。

 

何を、誰が、どこに蓄積したのかは誰も知らない

 

TSMCは毎年数千人規模で技術者を採用している。

台湾半導体人材を吸収するだけでなく、世界から人間を集める。2025年にはボーナスだけで1,300万円規模に達したとの報道もある。

ざっくり言えば、年収2,000万円レンジ世界から実務バリバリ人材を集める会社である

 

対してラピダスは、日本国内を中心に数十人、数百人単位採用し、年収800万円前後レンジ人間を集める。

細かな平均年収比較をしたいわけではない。

 

問題は、人材市場TSMCと正面衝突したとき、どちらに世界最高級の技術者が集まるかである

世界最先端技術者に、北海道へ来てください、給料は半分以下です、でも日本半導体復活という夢があります、と言う。

夢で住宅ローンは払えない。

日本に戻りたい、北海道で働きたい、国産半導体復活に貢献したい。

そうした情緒動機で来る人間はいるだろう。

しかし、最先端半導体の量産は愛国心で成立する産業ではない。

 

愛国心では欠陥密度は下がらないし、魂では歩留まりは上がらない。

 

しかも、ラピダスを支える国内ベンダーも、ラピダスの2ナノ工場については全員が初体験である

国内に量産中の最先端2ナノ工場など存在しないのだから当然だ。

もちろん日本半導体装置材料メーカーは、TSMCSamsungMicronIntelなどの工場で鍛えられてきた。

世界高水準の装置材料を持っている企業も多い。

ラピダス側の考えも理解できる。

それらのベンダー海外顧客との仕事で蓄積した知見を結集すれば、日本国内でも最先端工場を作れるという発想だろう。

 

だが世の中はそんなに甘くない。

ベンダー各社にとって、ラピダスは自社の新技術を試す絶好の実験場にもなる。

国費で新装置を導入し、新材料を試し、新しい運転方法検証し、故障や欠陥のデータを取得できる。

そこで得られた一般的装置改良、保守技術材料特性、量産上の知見は、ベンダー自身競争力になる。

ラピダスだけが学習するのではない。ベンダー学習する。

そしてベンダーTSMCにもSamsungにもIntelにも営業する。

 

「ラピダスで新しい装置を試せてよかった。実績もできた。では、この改良型を持ってTSMC営業に行こう」

 

商売なのだから当然である

ラピダスがベンダーを使って技術を蓄積するつもりでも、実際にはラピダスがベンダー製品開発を国費で手伝う構図になりかねない。

日本国民が金を出し、ベンダーが学び、その成果が世界中の顧客へ売られる。

最後にラピダスだけが赤字で残るなら、あまりにも美しい産業政策である

 

さらに深刻なのが、次世代プロセスである

ラピダスは2027年度後半に2ナノ量産を開始し、その後、第二工場で1.4ナノへ進む構想を掲げている。

まり第一工場の2ナノ立ち上げが最も忙しい時期に、第二工場設計建設装置選定、1.4ナノプロセス開発を同時並行しなければならない。

第一工場だけで精いっぱいの400人規模の現場が、次の工場までどう回すのか。

 

工場計画あるかないかではない。

計画を実行する人間がどこにいるのか、という問題だ。

パワーポイントの上では工場は何棟でも建つ。

現実工場は、会議資料から生えてこない。

 

半導体工場は基本計画を作ってから設計、許認可、造成建設装置搬入、立ち上げ、試作、歩留まり改善を経て量産へ進む。

から動いても、次の工場が本格稼働する頃には、競合の1.4ナノ成熟期に入り、1ナノ級の製造が始まっている可能性が高い。

 

ラピダスは2ナノで遅れているだけではない。

次の世代でも、すでに時間との競争に負け始めている。

 

そして次世代ロードマップが信用できなければ、大口顧客はラピダスを採用できない。

半導体設計は、どのファウンドリーでもそのまま製造できるものではない。

 

顧客はラピダスのPDKを学び、標準セルSRAMI/OEDAフロータイミングモデル、配線ルール信頼性ルール理解し、そのプロセス専用にチップ最適化する。

 

そこには莫大な時間費用がかかる。

その学習コストは、ラピダスが2ナノで終わればすべて無駄になる。

顧客が欲しいのは「2027年度に2ナノを作れます」という約束ではない。

2ナノの次に1.4ナノ、その次に1ナノへ進み、十年間にわたって設計資産を移行できるという信用である

その信用はロードマップパワポで描けば得られるものではない。

前の世代を予定どおり量産し、顧客製品を出荷し、次の世代へ移行した実績によってしかまれない。

 

ラピダスには、その実績が一つもない。

実績ゼロ会社が、実績世界一のTSMCと同じ土俵未来を売ろうとしている。

しか人員は桁違い、給料も桁違い、経験も桁違いである。

 

建屋は金で建てられる。

装置も金で買える。

IBMからプロセス技術を受け取ることもできる。

 

だが、数千人の実務技術者が何年も量産トラブルを処理して蓄積する組織能力は、金を振り込めば納品されるものではない。

ラピダスの問題は、400人しかいないことだけではない。

約1,000人の会社が、2ナノの量産立ち上げ、歩留まり改善顧客支援、後工程、1.4ナノ開発、第二工場建設を全部同時にやろうとしていることだ。

 

しか競争相手は、毎年数千人の技術者を採用し、8万人を超える社員を抱え、何十年もの量産知識を蓄積してきたTSMCである

 

ラピダスは魂を込める。

TSMCは人と金経験データを突っ込む。

 

ねぇ。これで、なんで勝負になると思うの?

2026-07-03

anond:20260702145439

世界を救うSNSを見つけました。

https://www.youtube.com/watch?v=vz1BZzfK1lk&t=63s

PolisってSNS(厳密にはSNSではないかも)が、やや近いことをしてる気はする。

NotebookLMが動画内の、Polisの仕組み解説部分をまとめたやつがこんな感じ。

台湾Uberをめぐる対立解決に導いた「ポリス(Polis)」は、不毛対立を避け、異なる集団の間で「合意形成」を行うために設計されたツールです。既存SNSとは異なる、以下のような独自の仕組みを持っています


1. 返信機能がなく「賛成・反対」のみで意思表示する

ポリスの最大の特徴は、誰かの意見に対して直接「返信(リプライ)」ができない点です。ユーザーは、提示された意見に対して「賛成」「反対」「わからない(どちらでもない)」の3択からスワイプするように投票することしかできません。これにより、相手を打ち負かそうとするSNS特有の「レスバ(口論)」が発生せず、過激意見や憎しみが煽られるのを防ぎます


2. 統計アルゴリズムによる「自動グループ分け」

ユーザー投票を繰り返していくと、背後で動く統計処理モデルが回答傾向を学習し、「似たような意見を持つ人たち」を自動的に複数グループに分類して可視化します。例えば台湾Uber問題では、自動的に「タクシー運転手」「Uber運転手」「利用客」のような集団に分かれたとされています


3. 対立グループ間の「共通合意点」を見つけ出す

ポリスには、対立しているグループ(例えば賛成派と反対派)の両方が共通して賛同している「メジャー意見」をワンタップ抽出可視化する機能があります一見すると完全に意見対立しているように見えても、「実はこの点については両者とも合意している」という妥協点が見えるようになり、相互理解が深まります


4. 個人ではなく「集団意見」に注目させる

従来のSNSのように、発言者顔写真プロフィール属性などの「個人」に注目するのではなく、匿名で「集団としてどのような回答傾向があるか」にフォーカスする作りになっています。これにより、相手属性に対する偏見個人攻撃排除し、純粋意見の傾向や本音を引き出すことができます


5. 新しい意見論点)の追加が可能

もし提示された意見の中に自分の考えにぴったり合うものがなければ、ユーザー自身が新しい意見を書き込んで投稿することができます投稿された意見は誰かへの返信ではなく、新たな「アンケートの設問」として全体に追加され、他のユーザーがそれに対してまた賛否投票していくことになります


6. オープンソースによる透明性

ポリス集団分けに使われているアルゴリズムソースコード)はインターネット上で公開されているオープンソースソフトウェアです。そのため、開発者運営側に都合の良い思想的な偏り(バイアス)が組み込まれていないかを誰でも検証できるようになっています


このように、ポリス個人属性感情的口論排除し、**「全体の80%以上の人が同意できる具体的な政策解決策」**を探り当てるための、新しいデジタル民主主義ツールとして機能しています

2026-07-02

anond:20260702205501

強い国より弱い国のほうが言うこと聞いてもらいやすいからやろなあ…😟

アメリカイランならイラン降伏すべきやし中国台湾なら台湾降伏すべきってことやで

anond:20260702154354

赤い国旗振りかざして日本戦争反対叫んでるあたりがもはやギャグ

台湾台湾領土

オイルマネー核の傘有料レンタル!?サウジアラビアセレブ安全保障

日経新聞サウジ、パキスタンに6700億円支援 友好国拡大の狙いも2018年10月24日

時事ドットコムサウジと相互防衛協定 「核の傘」提供の可能性―パキスタン2025年09月18日

ロイターサウジ、パキスタンに30億ドル追加供与へ 対外債務返済を支援2026年4月15日

ロイターパキスタン、サウジに戦闘機部隊や兵士8000人派遣 イラン戦争下で2026年5月19日

国際情勢に詳しい人達には、上記ニュース驚愕ニュースだが、一般層にはまだ、あまり、伝わっていない

なので、この記事でなるべくわかりやす解説してみようと思う

ご存じの通り、サウジアラビアは、オイルマネーでウハウハ贅沢三昧なリッチ生活だった。

だが、そんなサウジセレブ生活は、近所で、アメリカイラン戦争を始めた事で邪魔された

アメリカイランは、両方とも、「俺に味方しないとボッコボコにするぞ!」と近所の国に宣言

実際にサウジは、イランから「俺に味方しないのはけしからん!」と、とばっちり空爆された

イランは核開発の噂があって、核兵器を持ってないサウジは怖くて文句をつけられない

そこで、サウジは、昔からお金をあげて手懐けていた貧乏核保有国パキスタンに、30億ドルあげて、ボディガードに雇った

パキスタンくんをボディガードに雇った後、サウジくんは、イランくんに空爆していっぱい仕返しした

分かりやすくまとめると、こんな感じのニュースになる

そして、これは、日本も真似した方がいい戦略

台湾有事」という言葉を聞いた事があるだろうか?

読売新聞台湾有事で「役割明確に」、日豪に米国防総省が要求…トランプ政権の対応は歴代同様「曖昧」

朝日新聞「台湾有事は日本の存立危機事態」 麻生氏 米国で抑止力強化訴え

AFPBBNewsトランプ氏が駐留米軍の撤退示唆、日韓は同盟堅持を強調

テレ朝NEWS「アフガン撤退」が送る日本へのシグナル

朝日新聞「中国の分裂企てれば、日本の民衆は火の中に」 駐日中国大使が発言

台湾有事をなるべくわかりやす解説すると以下のようになる。

日本の近所で、中国くんとアメリカくんが、モテモテ台湾ちゃんを巡って、大喧嘩している。

アメリカくんは、台湾ちゃん中国くんに攫われたら、日本くんに中国くんをぶん殴れ、と言っている

でも、アメリカくんは、逃げる準備をしていて、日本くんにだけ戦わせようとしてる

日本が「台湾ちゃんを無理やり、中国のものにするのは良くないよ」とアメリカに言わされたら、中国くんは、昔、日本くんにいじめられた恨みもあり、「ボッコボコにするぞ!」と脅している」

外国喧嘩に巻き込まれ日本徴兵とか空爆が起きたら、非常に迷惑だ。

から日本は、サウジくんみたいに、貧乏だけど核兵器持ちで喧嘩に強いインドくんを、数千億円払って、いざという時は、ボディガードに雇ってはどうだろうか?

(パキスタンは、中国と長年の親友の仲だから、雇えない)

(インドは、中国と水をめぐって喧嘩中だから、雇いやすい)

多分、この記事に書いたアイデアは、外交軍事専門家ならおそらく半分くらいは持っている可能性が高いと私は推測している。

だが、専門家けが知っている状況だと、政府圧力による密室での交渉や、緊急時大衆暴走で、ダメになってしまやす

そのため、私は、この記事を書いて一般層にこのアイデアを届けようとしている。

(私は政府とは関係ない民間人だ)

最後一言でまとめるとこうなる

在日米軍日本から撤退したら、貧乏核保有国インドお金で雇って、中国から守ってもらおうぜ」

借り物競争しかない

そもそも日本土地とそれによって育まれ日本人の心性とに、共産主義はそぐわなかった。

頭がいいつもりで自分暴力性だけを肯定する自己矛盾中共への憧れはそろそろやめた方がいい。

欲求不満を反映させただけの擬似フェミニズムもお前の頭の悪さを露呈しているにすぎない。

中国には4000年の歴史などない。文革で消えた。台湾を友としろ香港を救え。フェミニズムの原点に立ち返れ。

ガラス天井を破ったアイアンサナエの本質を見守るべきだ。

センテンススプリング偽証ジャーナリズム不要だ。

2026-06-30

anond:20260630132715

日本で「戦争反対♫」連呼している中国ってどうなん?

戦争反対なんだから台湾を攻めないよね?

2026-06-27

anond:20260627194747

台湾が危ない!→先制攻撃しなきゃ!って漫画だってそんな短時間に何十段階段飛ばさないよ

同盟国や近隣国にお伺い立てて根回しして…経済にも目配りしなきゃいけない

戦争ってそんな脊髄反射じゃ起きないんですよ

なんでも脳内で完結しちゃう左翼さんにはわからんかもしれないけど

anond:20260627193902

台湾を守るために日本中国先制攻撃する」を「台湾中国先制攻撃する」としか読み取れない中国工作員

anond:20260627193712

さすが左翼さんの認識ファンキートチ狂ってますねw

いつから台湾日本になったんですか?

anond:20260627192217

ネトウヨはアホなので「先制攻撃して中国海軍撃滅すれば台湾を守れる!」とかいってパールハーバーしだすかもしれないとは思っている。

2026-06-26

90年代電子業界台湾出張とかテレビの末路とか

匿名で書いてるけど、業界ベテランさんにはわかるかも。老害の思い出話だと思って軽く読んでね。

90年代の頭、コンピュータ周辺機器設計やってて、生産台湾に移すってことで何度も行ってたんだよね。

今思うと、この時点で日本企業負け確定だったわ。

FOXCONN鴻海精密工業)なんてコネクタ作ってるちっちゃい会社だったし、TSMC名前すら知らなかったよ。

もうすでに台湾人件費が高いって言われてて、工場フィリピンビルマ(今ミャンマー?)の人でいっぱい。もうグローバル化の波がガンガン来てた感じ。

同じ会社テレビ部署の人にこの話しても、「へー、関係いね」みたいな他人事PC側はコストダウン必死なのに、テレビはまだのんびりしてたんだろうな。

でさ、その後テレビ信号処理ICカスタムで作ってた会社が、それをチップセットとして売り出して、テレビ内蔵PCがいっぱい出てきた。

俺はその頃PC周辺からテレビ設計に移ってて、この流れ見て思ってたよ。

テレビの中身がPCと同じってバレたら、値段崩壊するよな」

部品が汎用化されたら、高級家電イメージぶっ飛ぶじゃん。

この話、テレビ部課長に言ったけど、無視

俺みたいな「PCコケ事業部から拾われた外様」の言葉なんか聞くわけないよ。

あの時尊敬してた上司PC時代からの仲間)が、そんな連中と揉めて辞めちゃった。で、すぐ韓国大手で重役にヘッドハントされたな。

俺も次の上司と合わなくて転職

結局テレビ事業ダメになって、50歳以上の管理職みんな早期退職させられたらしいよ。

大手なのに公表なし、拒否権なし。「会社のため辞めて」って言われて素直に従う社畜ぶり(俺の感想だけど)。噂で聞いた話だけど、切ないわ。

90年代初頭のPC業界から生き残ってる人たち、マジ尊敬。1週間で価格10%落ちるみたいな異常なコストダウン乗り越えたんだぜ。あの人たちに比べたら今は楽かも。

なんか酒飲みながら書いちゃったよ。明日消すかも。

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