第2回「ありえない」フジに走った衝撃 社長らはなぜ判断を誤り続けたのか

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滝沢文那 堀越理菜
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 1月23日、東京・台場のフジテレビ本社で、港浩一社長と嘉納修治会長が出席しての社員向け説明会が開かれた。「閉鎖的だ」と指摘された1回目の会見などを受けてフジへの批判が広がる中、会場となった局内の大きなスタジオには社員約400人が詰めかけ、立ち見も出た。オンラインでは約700人が見守っていた。

 営業や制作など様々な部署の社員が深刻な状況を伝え、涙声での訴えがあったり、拍手が起こったりと、会場は異様な熱気に包まれたという。

 「衝撃的な概要でした。なんでこんなことが1年半放置されていたのか。誰が判断したのか。ありえない」

 複数の関係者によると、その声を上げたのはコンプライアンス推進室長だった。本来は、事実調査や人権侵害にあたるかの判定を担うべき立場だ。そもそもこの事案を知らされていなかったとし、「ちょっと相談があるんだ、ちょっとやばいことになったとなんで言ってくれなかったのか」と港社長に訴えたという。

 室長が言う「概要」を知った…

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この記事を書いた人
滝沢文那
文化部|放送担当キャップ
専門・関心分野
放送・芸能、批評、思想、文学、演劇
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    上西充子
    (法政大学教授)
    2025年4月3日8時17分 投稿
    【視点】

     「女性アナウンサーは常におびえていて、何かあっても言わない人が多い。現在でさえ、女性アナウンサーたちは「コンプラとかに言わないでください」などと言う人もいて、何か主張していると思われたり、会社に迷惑をかけたりしたくないと思う傾向がある。他

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