トランプ氏、極右活動家の助言受けNSC職員を解雇 忠誠を問題視か
ワシントン=高野遼
トランプ米大統領が3日、極右の活動家として知られるインフルエンサーのローラ・ルーマー氏(31)からの助言を受け、国家安全保障会議(NSC)の数人の職員を解雇したと複数の米メディアが報じた。同日には米サイバー軍のトップも解任され、波紋が広がっている。
ルーマー氏は陰謀論や反イスラム的な言動で知られ、2001年の米同時多発テロが「内部犯行」だったと指摘したこともある。トランプ氏の熱烈な支持者で、大統領選でもトランプ氏と行動をともにしたことがあるが、差別的な発言などを理由に共和党内からも過激すぎると警戒される人物だ。
そのルーマー氏は2日、ホワイトハウスでトランプ氏と面会した。報道によればルーマー氏は、トランプ氏に対して忠誠心がないと考える人物のリストを提示したという。その後、トランプ氏はNSC情報担当のブライアン・ウォルシュ上級部長、立法問題担当のトーマス・ブードリー上級部長ら数人を解雇した。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)によれば、解雇された職員は6人にのぼる。
またワシントン・ポスト紙に…




































