名前を隠して楽しく日記。
気付かないのでらくらく生きていける
周りが雑草や畑が茂っている程度の田舎にある定食屋で食べているんだけれど、
定食のデザートを、店の端っこでまとめて置いておいて「2つお取りください」と案内板だけ置いてある。
誰も見てない。多く取れるだろうけど多分みんな守る。
治安良いおかげで、子供のままごとに近いような店の運営をしても、経営できるのはすごいよなあと思った
(これはディスっているんじゃなく、ワイの語彙力が無いだけなので悪しからず)
似てるけど違う
見てないけど
一段とつらい
dorawiiより
-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE----- Hash: SHA512 https://anond.hatelabo.jp/20260718141724# -----BEGIN PGP SIGNATURE----- iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCalsMZgAKCRBwMdsubs4+ SNv1AQDAfphMJQclFcgUi8PGd892NltS/9OoWPSTyMiBdq9J+wEAoPjhCz8XOE1d tzO9Zsyyvj/Il73lFTYjCtXbX3cLOwE= =PxpI -----END PGP SIGNATURE-----
古事記を編纂した時代によく知られていた実在の活躍した人物と対応づけて権威を高めるために女神に改変したなどと言われている。
同時代の文字資料がほとんどないから調べようがなくて確信をもてる証拠が得られないんだが……
天岩戸に閉じこもったアマテラスをアマノウズメの裸踊りで釣りだしてる描写などのいくつかの細部でアマテラスが男だとするほうが自然に思える表現が傍証として挙げられている。
ってポストがあって、オレもだよ・・・と思いながらプロフとか過去のポスト見ると
嫁がいて子供がいて、家庭を維持するのに毎月80くらい欲しいけど手取りで40くらいしかない、死にたい
っていうのが多くて、なんだそりゃ死にたいのはこっちだよボケが死ねって思うことが多い
YouTubeだとそういう側面を見せる人はあんまおらんけど、再生数的に毎月かなり収入ありそうだなってのがわかるし
大阪から東京への旅行の愚痴を言った後、その体験を西尾維新風に書いてくれって言ったら見事に出力してきた
「で、何人に送ったんですか」
隣席の女が訊いた。
いや、女ではない。
僕の隣席には誰も座っていなかった。新幹線の二人掛けシート、その通路側は空席だった。空席なのだから、そこに女がいるはずはない。
そもそも、空席に女がいたなら、それはもう空席ではない。
満席でもない。
女席だ。
「三百人くらい」
僕は答えた。
「三百人に声をかけて、一人からも返事がなかったんですか」
「声はかけてない。文章を送っただけだ」
「同じですよ」
「違う。声なら少なくとも音になる。文章は読まれなければ存在しない」
「では、あなたは三百人の女性に無視されたのではなく、三百通の存在しない文章を書いたんですね」
「そういうことになるな」
「なりませんよ」
女は笑った。
やはり女だった。
少なくとも、僕の頭の中では。
東京で女を捕まえられなかった男が、帰りの新幹線で架空の女を隣に座らせている。
ここまで来ると、寂しいというより忙しい。
現実の女に相手をされなかった埋め合わせとして、脳内の女まで用意しなければならないのだから、僕の脳は人材派遣会社だった。
ブラック企業だ。
「それで、東京へ何をしに来たんです?」
「ライブ」
「女を探しに来たんじゃなくて?」
「ライブだ。女は追加要素だ」
「追加要素の失敗で、本編まで失敗した気分になっている」
「失敗した気分じゃない。失敗した」
「楽しかった」
「なら成功です」
「女と飲めなかった」
「なら失敗です」
「どっちだよ」
「両方ですよ。あなたは成功した旅行を、自分で失敗にアップデートしたんです」
便利な言葉だった。
たしかに僕は、ライブだけで完成していた一日へ、勝手に新機能を追加した。
返信が来ない。
宿がない。
汗だくである。
会話が薄い。
それでも料金だけは正常に決済される。
「アプリのせいにするんですか」
「そういう不具合報告は受け付けていない」
「重大な仕様ですね」
女は窓の外を見た。
東京はもう見えなかった。
もっとも、東京が見えなくなったのか、僕が東京から見えなくなったのかは定かでない。
今回の旅行を通じて分かったのは、東京には人間が多いということではない。
渋谷にもいた。
品川にもいた。
有明にもいた。
背景同士は出会わない。
「ナンパすればよかったのに」
「したところで背景が急に登場人物にはならんだろ」
「でも、メッセージ三百通よりは、一人に直接声をかけた方が物語になりますよ」
「現実には求めるよ」
女が言った。
それは少し痛かった。
けれど途中から、相手が誰であるかは、どうでもよくなっていたのかもしれない。
誰か一人から返事が来ること。
誰か一人が会いに来ること。
つまり欲しかったのは女ではなく、女によって発行される合格通知だった。
「不合格だったわけじゃありませんよ」
女は言う。
「採点されていませんから」
「それ、慰めになってるか?」
「会って嫌われたのではなく、会えなかっただけです」
「前にも聞いたな、それ」
「聞いても納得しなかったから、こうして私が現れたんでしょう」
「お前は誰なんだよ」
「返信は来なかった」
「だから私が返信不在です」
「不在なのにいるじゃないか」
女は笑う。
言葉遊びとしては成立している。
意味としては成立していない。
ライブを楽しんだ。
ガールズバーへ二軒行った。
数百人へメッセージを送った。
渋谷横丁を覗いた。
これほど多くの行動をしておきながら、僕の中には「何もなかった」という感覚だけが残っている。
何もなかったにしては、ずいぶん忙しい。
「ところで、その袋は?」
女が僕の膝元を指した。
東京で新しい女と飲めなかった男が、大阪で自分から金を引き出す女へ菓子を運んでいる。
「戦利品だ」
「貢ぎ物でしょう」
「土産だ」
「嫌なサプライチェーンを構築するな」
携帯電話が震えた。
僕は一瞬、息を止めた。
今さら返信が来たのかもしれない。
新幹線はもう静岡を過ぎていたが、返信が来たなら東京へ引き返すことも――いや、しない。
たぶんしない。
おそらくしない。
絶対にしないとは言い切れない。
画面を見る。
***だった。
《お土産買ったー?》
「ほら、合格通知ですよ」
女が言った。
「これは納品確認だ」
《買ったで》
僕は返信した。
すぐに既読がついた。
東京で数百人に送って得られなかった既読が、大阪のガールズバー嬢から数秒で返ってきた。
「よかったですね」
「何が」
「返信が来た」
「欲しかった返信と違う」
「返信に欲しいも欲しくないもありませんよ。返ってくれば返信です」
「でもあなた、東京で女を探すことを“新規開拓”って言ってましたよね」
「言った」
「女を土地として扱う人が、人間関係を宅配便扱いされたくらいで怒らないでください」
僕は黙った。
しかもその論破を考えたのも僕自身なのだから、自作自演で敗北している。
「次はどうするんです?」
女が訊いた。
「次?」
「また東京へ来るんでしょう」
「新幹線だけで往復三万円弱だぞ」
「それを言うな」
「そうだな」
「それが一番賢い」
「でも、できないでしょうね」
「なぜ」
「幸福を得たあなたは、幸福だけでは足りないと思ってしまう人だから」
女はそう言って、立ち上がった。
「どこへ行く」
見ると、通路側の席は空いていた。
僕は窓へ顔を向けた。
夜の車窓には、僕の顔だけが映っている。
脚はまだ痛かった。
胸もまだ痛かった。
欲張った証拠だった。
ビールは買わなかった。
祝杯をあげるほど成功していない。
やけ酒を飲むほど失敗していない。
その中間というのは、酒を飲む理由としては最も弱く、物語を書く理由としては最も強い。
僕も大阪へ向かっていた。
ただし、僕のすけべ心だけは、まだ東京で返信を待っていた。