金太郎飴の田園都市線に顔つくる 東急専務が語る沿線人口復活の戦略
東急の故五島慶太氏が多摩田園都市開発構想を発表してから70年余り。田園都市線沿線では民間主体では国内で類を見ない規模と質のニュータウン開発が進んだが、いまや住民の高齢化が進み、人口減少局面も迎えている。今後のまちづくりはどう進むのか。同社の高橋俊之専務(都市開発本部長)がインタビューに答えた。
――各地で駅前のリニューアルに取り組んでいます。
「田園都市は『金太郎飴(あめ)のようにどこも同じ顔で特徴がない』と言われる。駅周辺の整備で色々な顔を見せたい。それぞれで完結できるコンパクトな自律分散型の都市を作り、鉄道やバス網で串刺しにしてブラッシュアップしたい」
「まず、田園都市の一番の顔であるたまプラーザ駅(横浜市青葉区)でいち早く一帯を開発した。鷺沼駅(川崎市宮前区)は公共施設の移転で宮前区の中心になる。あざみ野駅(青葉区)は横浜市営地下鉄との結節点で、市が尾駅(同)は行政機能や東名高速のインターが近く、2027年の国際園芸博覧会後にできるテーマパークなどへのアクセス地にする構想もある。青葉台駅(同)は『寺家ふるさと村』などの自然環境を生かしたい」
「沿線全体で機能を分散させ、等しく栄えさせたい。東京へ向かう一方通行が反対方向にも向かうよう、我が社の先輩たちが藤が丘駅(同)前の大学病院などを誘致した。そうした資産を生かし、次の世代を呼び込みたい」
沿線にもタワマンが増える?
――駅前にタワーマンションを増やす考えは。
「基本的に高層化は考えてい…
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