川上弘美さん、大木あまりさんの句集に漂う文人俳句の自由さ

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俳句時評 岸本尚毅

 朝刊歌壇俳壇面で月1回掲載している、俳人・岸本尚毅さんの「俳句時評」。今回は、川上弘美さん、大木あまりさんの句集にあふれる特異な発想に注目し、文人俳句の自由さを論じます。

 「文人俳句」とは、小説家などの文人が余技で詠む俳句のこと。漱石、荷風、龍之介、犀星などが知られる。当代では川上弘美が二冊目の句集『王将の前で待つてて』(集英社)を刊行した。

 求ム雪女郎初心可細面年不問

 雪女に扮する人の募集か。酔狂な人が本物の雪女を募集していると解しても楽しい。「年不問」に可笑(おか)しみが漂う。

 引込線(ひきこみせん)ゆけ…

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