小学生限定、深夜寄席 多彩に仕掛ける上方落語、ある危機感が契機

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近藤咲子
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 上方落語が新たな客層を開拓しようと、多彩な寄席イベントを仕掛けている。大阪唯一の定席・天満天神繁昌亭をはじめ、身近に落語を楽しめるのが魅力だが、コロナ禍を機に客足は減少。危機感を持った落語家たちが試行錯誤しながら、落語人気を盛り上げようと奮闘中だ。

 2月中旬、帝国ホテル大阪(大阪市北区)の宴会場「八重の間」におはやしが響いた。豪華なシャンデリアと金びょうぶを前に、高座に上がった落語家の桂米輝(よねき)は「こんなきれいなところでしゃべらせていただいて……」。

 トリには芸歴58年目の爆笑派・笑福亭福笑(ふくしょう)が登場した。この日のネタ「口入屋(くちいれや)」は商家の番頭が新しい女中への夜ばいをたくらむ噺。失敗した番頭たちが気まずそうに互いを見やる場面では、約130人の観客からひときわ大きな笑いが起こった。

 今回で10回目を数えるイベント「帝国ホテル寄席」。毎回テーマに沿ったネタが選ばれ、今回はバレンタインデー近くの開催にちなんで恋愛や結婚が題材の噺(はなし)がそろえられた。

 前売り4500円と繁昌亭の…

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