2026-07-20

映画】アンセイン 狂気真実 を見た

邦ドラにはバカしか登場せず、洋ドラにはくずしか登場しない。そう、iPhoneならね。64点。

 

嫌味な銀行員主人公は友人もおらず、親との関係微妙、行きずりの男と寝ようとするも恐慌状態になるなど不安定。実は彼女にはトラウマになるストーカー事件があり、ある日、近所の病院にそのセラピーを受けに行くことに。ところがどっこい、セラピー誓約書あんまよく読まずに署名したこと彼女自由を奪われ病院監禁されてしまう。退院要請するも無視され、さらには彼女ストーカー職員として病院に乗り込んでくる。いったいなにがどうなっているのか。

みたいな話。

 

主人公役の女性がいい感じでねぇ。めちゃくちゃ神経質そうで嫌味で、冒頭から電話かけてきたたぶん取引とかで損した人をネチネチと論破して楽しんでてマジで感情移入できないタイプ友達もいないし、男を連れ込んどいていきなり叫びだしたり不安定なので、精神病棟に収監されたあたりでも「これは病院が悪いのか、シンプル主人公イカレてるだけなのか」という疑念が続き続ける。

この辺がマジで何の説明もされないか主人公と一緒に見てる観客もすげー不安にさせられるんよ。普通に考えてカウンセリング受けに入ったらいきなり精神病棟に収監される意味分からんやん。しかも男女混合の大部屋で隣の女タンポン投げつけてくる基地外だし。さらには主人公自体も信用できないかマジで見ててスゲーいやな気持になってくる。

そしてそこにさらストーカー男が参戦するもそもそもこっちは主人公も信用できてないので、こいつが本当にストーカーなのか主人公妄想なのかもわからん事態は混とんを極めてくる。この辺の緊張感の出し方は本当にすごい。

一方、主人公病棟出会ったイケメン黒人が実は潜入ジャーナリストでこの病院は実は健康な人を強制入院させて保険業から保険金を引っ張れるだけ引っ張ってる悪徳病院だったことがわかる。ちなみにこれ、アメリカではガチであるらしい。アメカス怖すぎんだろ。

そんなこんなで彼から電話を借りて母親を呼び出したり、彼とイチャイチャしてたらストーカー母親は殺され、黒人も殺され、覚醒作用の強い鎮痛剤を混入され頭がパーンってなったりともうなにもかもがめちゃくちゃになっていく。ちな、この頭がパーンってなるところのシーンの撮影マジですごいからここだけでも見てほしい。なんかiPhone7で撮ったらしいけど頭の上にカメラ固定でブンブン動き回るの、たぶん機材特性活かしてるっぽくてかなりいい。てか全体的に画質は荒いんだけど撮影はかなりいい。

頭がパーンなって地下の個室に閉じ込められそこでストーカーと対決、すると見せかけて主人公は彼を懐柔。えっちしてもいいけど、お前の童貞はいらない、そういえば同室の女とかどうやとけしかけてタンポン女を連れてこさせて犯させながら、彼女が隠し持っているナイフを入手し脱出、するも再び失敗。最終的に死んだ母がつけていた十字架ネックレスストーカーの首を切り裂いて終了。ジーザス病院イケメン黒人告発で壊滅しました。

そして最後日常に戻った彼女は冒頭に登場した同僚に冷酷にクビを告げ、近くの席にやってきた男をストーカー男との誤認してぶち殺しそうになるも別人であることに気づきおびえながら店を出るのだった。エンドロールが怯える彼女静止画文字がパッパッパって出る安ドラマ形式でそこもめっちゃよかった。

結局、ストーカー男が元から悪いのは悪いんだけど、主人公性格が終わってるのはたぶんストーカー関係ないんだよな。そこまで自己責任論者じゃないけど、こいつが生きづらいのはストーカー男とか関係なくこいつの責任だと思う。頭からケツまでこいつは自分のために他人を切ることを何とも思わない人間なんだよ。そういう意味では純粋な女と悪のストーカーっていう単純な構造にしてない意地悪さは俺は好き。

 

まぁ、そんな感じかな。

とにかく中盤までの何が起きてるのかさっぱりわかんねぇっていう異常な不安さと緊張感の持続はかなり腕がある感じがありつつ、ひたすらしんどい。逆に後半になってからは序盤に比べると話が急に単純になりすぎてる感じがあってそこはちょっと微妙だったかな。

胃が痛くなるようなスリラー映画が見たい夜におすすめ

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