これも国旗損壊?「穴あき」フラッグ制作者が思う 法案のばからしさ

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椎木慎太郎
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 日本の国旗を傷つける行為を禁じる国旗損壊処罰法案の審議が国会で続くなか、SNSで注目を集めている旗がある。白地の中心に穴を開けた「アナアキーフラッグ」。処罰の網から巧みにすり抜けるようなデザインだが、制作者は今国会で法案が成立すれば、こうした表現も阻まれないかと懸念する。

 制作したのは、東京在住のアーティスト、フユコさん。旗に着目したのは、排外主義に反対する都内のイベントに参加した2025年7月のことだ。

 「NO RACISM」とスプレーで文字を描いた黄緑の旗を参加者の頭上ではためかせた。海外のミュージシャンのライブで、アイルランドパレスチナの国旗が並んでいる光景から着想を得たという。

 園芸用の支柱や釣りざおを持ち手にして作り、26年春には、国会前デモに合わせて新たな旗を作った。

 権力の周縁にいる弱い存在を大切にするという意味を込め、「脱中心化」の表現で旗の中心に穴を開けた。軽やかな印象にするため、半透明の白い旗にした。

「穴開き」と「アナーキー」をかけた名前に

 名前は、支配にあらがうアナーキーと「穴開き」をかけて「アナアキーフラッグ」とした。

 SNSに投稿すると大きな反響があった。

 フラッグから日章旗を連想し…

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    本田由紀
    東京大学大学院教育学研究科教授
    視点

    アナアキ―フラッグは国旗の制式に当てはまらないので損壊ではない。こうしたプロテストは依然として強力に有効である。あるいは国旗を連想させるものがすべて損壊罪に当てはまるようなことになるならば、真ん中に梅干を置いた白米を食べることはできなくなり

    2026年7月14日 12:00

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