仙台市中心部に出没したクマ、緊急銃猟で駆除 体重125キロの成獣

三村悠 川西めいこ 高橋昌宏
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 19日、仙台市中心部にクマが出没した。マンション敷地内に長時間にわたって居座ったため、仙台市は同日午後6時半ごろに緊急銃猟の実施を判断。麻酔銃2発を撃ち、その後に電気やりで駆除した。

 仙台北署によると、クマがとどまったのは仙台市青葉区木町通2丁目のマンションの敷地内。市によると、クマは体長約1・5メートル、体重125キロのオスの成獣で、茂みの中にうずくまっていたという。

 前日の18日午後11時ごろ、JR北仙台駅から西に100~200メートルほどの場所で目撃情報があり、その後もそこから南側で目撃情報が相次いだ。19日午前5時20分ごろ、とどまったマンション付近での目撃情報を最後に移動した様子がなく、市と協力して付近を捜索したところ、茂みの中にいるクマを発見したという。署には、十数件の同一個体とみられる目撃情報が寄せられていた。仙台市によると、午前7~8時ごろからこのマンションに居座り、11時間ほどいたとみられる。

 現場は、宮城県庁から北に800メートルほど離れた市街地で、近くには東北大学病院イオンモール仙台上杉店などがある。市街地で緊急銃猟が困難なため、仙台市や警察は箱わなを設置して、敷地への立ち入りを規制し近隣住民に注意を呼びかけていた。

 捕獲後、報道陣の取材に応じた市の担当者は「当初は箱わなでの捕獲を目指していたが、捕らえられなかった時にさらに移動する危険性を考慮して緊急銃猟に踏み切った」と話した。

 午後6時ごろから周辺道路は交通規制されていたが、安全が確保されたとして午後7時半ごろに解除された。捕獲したクマは、専門業者が処分するという。目撃情報があった北仙台駅近くに住む50代の女性は「この辺りは街中だから関係ないと思っていた。市街地を移動してきたと思うと怖い。クマよけの鈴をつけても、意味がないのでは」と不安を漏らした。

宮城県に4月では初のクマ出没警報発令、出没最多は仙台市

 宮城県は19日、県内全域にクマ出没警報を出した。目撃件数が今月に入り48件となり、警報発令の基準となる過去5年の同月平均の1・5倍(44件)に達したため。発令の期間は5月18日まで。

 県によると、クマ出没への注意報・警報の発令が4月に出されるのは初めて。先週末以降、目撃件数が急増したため、注意報の基準(1・25倍)を一気に超えて警報発令となった。今月の市町村別の出没件数(19日時点)で最も多いのが仙台市で、12件となっている。

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この記事を書いた人
三村悠
仙台総局|事件、スポーツ担当
専門・関心分野
教育、福祉、災害
川西めいこ
仙台総局|事件・事故
専門・関心分野
ジェンダー、性暴力、選挙、若者の政治参加

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