養老駅
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養老駅 | |
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駅舎(2008年12月) | |
ようろう YŌRŌ | |
◄美濃津屋 (4.3 km) (3.0 km) 美濃高田► | |
所在地 | 岐阜県養老郡養老町鷲巣白石道1200[1] |
所属事業者 | 養老鉄道 |
所属路線 | ■養老線 |
キロ程 | 28.8 km(桑名起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
360 [2]人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1913年(大正2年)7月31日[1][3][4] |
備考 | 終日駅員配置 |
養老駅(ようろうえき)は、岐阜県養老郡養老町鷲巣白石道にある、養老鉄道養老線の駅である[5]。
歴史
[編集]- 1913年(大正2年)7月31日:養老鉄道(初代・後の近鉄養老線)当駅 - 池野駅間の開通に伴い[6]、駅開業[3][4][6][7]。
- 1919年(大正8年)
- 1922年(大正11年)6月13日:養老鉄道(初代)が揖斐川電気(現在のイビデン)に合併[6]。同社の駅となる[4]。
- 1928年(昭和3年)4月6日:揖斐川電気の鉄道事業分社化により養老電気鉄道が設立[6]。同社の駅となる[4]。
- 1929年(昭和4年)10月1日:養老電気鉄道が伊勢電気鉄道に合併[6]。同社の駅となる[4]。
- 1936年(昭和11年)5月20日:伊勢電気鉄道が養老線を分社化し養老電鉄が設立[6]。同社の駅となる[4]。
- 1940年(昭和15年)8月1日:養老電鉄が参宮急行電鉄に合併[6]。同社の駅となる[4]。
- 1941年(昭和16年)3月15日:大阪電気軌道と参宮急行電鉄が合併し関西急行鉄道が設立[6]。同社の養老線の駅となる[4]。
- 1944年(昭和19年)6月1日:関西急行鉄道が南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身、のちに分社化)と合併し近畿日本鉄道が設立[8]。同社の養老線の駅となる[4]。
- 2007年(平成19年)10月1日:近鉄が養老鉄道に路線を譲渡[8]。同社の駅となる[4]。
駅構造
[編集]単式1面1線・島式1面2線[9]の合計2面3線[3]のプラットホームを有する地上駅である[3]。
駅舎(改札口)は単式の1番ホーム側にあり[3]、島式の2・3番ホームへは大垣寄りの構内踏切で連絡している。大正時代に[5]建築された現在の駅舎は設立時の養老鉄道の本社が置かれ[7]、駅舎入口の入母屋にはアルファベットのY(養老の「Y」)が刻まれた瓦も使われている[7][10]。待合室に隣接して喫茶店と売店があったが閉鎖されたため[7]、2015年(平成27年)4月から養老町の情報などの発信を行っているNPO法人ヨロストがその跡地にスタジオを開設した[7][11]。1番ホームの天井には町特産の瓢箪が吊り下げられている[7][10]。
有人駅で出札窓口が設けられており、列車別改札を行っている。また、駅前に駅管理の一時預かりの駐車場がある。
のりば
[編集]ホーム | 路線 | 行先 | ||
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1 | ■養老線 | (下り) | 大垣・揖斐方面 | |
2 | (上り) | 桑名方面 | ||
3 | (上り) | 桑名方面 | (始発のみ) | |
(下り) | 大垣方面 |
- 1番線が下り本線、2番線が上り本線、3番線が上下副本線である。
- 3番線は始発・終着列車の発着に使われる。
利用状況
[編集]養老駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度別利用状況(養老駅) | |||||||
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年度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 |
特記事項 | ||||
通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
1956年(昭和31年) | ←←←← | 401,399 | |||||
1957年(昭和32年) | ←←←← | 415,706 | |||||
1958年(昭和33年) | ←←←← | 413,524 | |||||
1959年(昭和34年) | ←←←← | 373,211 | |||||
1960年(昭和35年) | ←←←← | 452,205 | |||||
1961年(昭和36年) | ←←←← | 499,633 | |||||
1962年(昭和37年) | ←←←← | 514,044 | |||||
1963年(昭和38年) | ←←←← | 503,606 | |||||
1964年(昭和39年) | ←←←← | 510,246 | |||||
1965年(昭和40年) | ←←←← | 474,307 | |||||
1966年(昭和41年) | ←←←← | 444,428 | |||||
1967年(昭和42年) | ←←←← | 462,911 | |||||
1968年(昭和43年) | ←←←← | 412,368 | |||||
1969年(昭和44年) | ←←←← | 418,225 | |||||
1970年(昭和45年) | ←←←← | 401,000 | |||||
1971年(昭和46年) | ←←←← | 376,000 | |||||
1972年(昭和47年) | ←←←← | 354,000 | |||||
1973年(昭和48年) | ←←←← | ||||||
1974年(昭和49年) | ←←←← | ||||||
1975年(昭和50年) | ←←←← | ||||||
1976年(昭和51年) | ←←←← | ||||||
1977年(昭和52年) | ←←←← | ||||||
1978年(昭和53年) | ←←←← | ||||||
1979年(昭和54年) | ←←←← | ||||||
1980年(昭和55年) | ←←←← | ||||||
1981年(昭和56年) | ←←←← | ||||||
1982年(昭和57年) | ←←←← | 11月16日 | 957 | ||||
1983年(昭和58年) | ←←←← | 11月8日 | 1,872 | ||||
1984年(昭和59年) | ←←←← | 11月6日 | 951 | ||||
1985年(昭和60年) | ←←←← | 11月12日 | 1,232 | ||||
1986年(昭和61年) | ←←←← | 11月11日 | 1,090 | ||||
1987年(昭和62年) | ←←←← | 11月10日 | 1,045 | ||||
1988年(昭和63年) | ←←←← | 11月8日 | 1,884 | ||||
1989年(平成元年) | ←←←← | 11月14日 | 960 | ||||
1990年(平成2年) | ←←←← | 11月6日 | 1,118 | ||||
1991年(平成3年) | ←←←← | ||||||
1992年(平成4年) | ←←←← | 11月10日 | 1,051 | ||||
1993年(平成5年) | ←←←← | ||||||
1994年(平成6年) | ←←←← | ||||||
1995年(平成7年) | ←←←← | 12月5日 | 764 | ||||
1996年(平成8年) | ←←←← | ||||||
1997年(平成9年) | ←←←← | ||||||
1998年(平成10年) | ←←←← | ||||||
1999年(平成11年) | ←←←← | ||||||
2000年(平成12年) | ←←←← | ||||||
2001年(平成13年) | ←←←← | ||||||
2002年(平成14年) | ←←←← | ||||||
2003年(平成15年) | ←←←← | ||||||
2004年(平成16年) | ←←←← | ||||||
2005年(平成17年) | ←←←← | 11月8日 | 747 | ||||
2006年(平成18年) | ←←←← | ||||||
2007年(平成19年) | ←←←← | ||||||
2008年(平成20年) | ←←←← | 11月18日 | 638 | ||||
2015年(平成27年) | ←←←← | 11月10日 | 646 | ||||
2018年(平成30年) | ←←←← | 11月13日 | 360 |
駅周辺
[編集]養老公園が駅西側にある。東海環状自動車道の養老ICは駅東側にあるが、駅からはやや離れている。なお、養老町の中心は隣の美濃高田駅周辺である。
- 養老公園
- 養老ランド
- 初代養老鉄道創立者 立川勇次郎顕彰碑 - 1927年12月14日建立[12]
- 養老公園口郵便局
- 羽倉稲荷神社
- 岐阜県道56号南濃関ケ原線
バス路線
[編集]期間限定バス
[編集]- 養老駅シャトルバス[13]
養老町がスイトトラベルに委託して運行。運賃は無料で、冬季は運休となる。
- 養老駅 - 養老天命反転地・こどもの国前 - 養老公園(松風橋) - 養老天命反転地・こどもの国前 - 養老駅
デマンドバス
[編集]養老町内を結ぶバス。利用には事前に利用者登録が必要。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “私鉄沿線・いま 近畿日本鉄道養老線養老駅”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1997年2月4日)
- ^ “養老鉄道交通調査結果2018年11月13日実施”. 養老鉄道. 2019年10月25日閲覧。
- ^ a b c d e f 川島 2009, p. 81.
- ^ a b c d e f g h i j k 寺田 2013, p. 266.
- ^ a b “レトロな駅舎「養老駅」に輝くイルミ 高校生ら滝や孝子伝説テーマ1万球”. 岐阜新聞Web. (2021年12月27日). オリジナルの2021年12月27日時点におけるアーカイブ。 2022年2月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 朝日 2011, p. 28.
- ^ a b c d e f g 杉崎行恭『旅鉄BOOKS 025 木造駅舎紀行200選』山と渓谷社、2020年3月10日、81頁。ISBN 978-4-635-82209-1。
- ^ a b 朝日 2011, p. 29.
- ^ 川島 2009, p. 24.
- ^ a b 朝日 2011, p. 25.
- ^ 平井剛(2015年4月17日). “養老駅から動画配信 町内のNPO 構内にスタジオ開設”. 中日新聞 (中日新聞社)[要ページ番号]
- ^ 清水武「養老駅前に京浜急行創立者の顕彰碑」『鉄道ピクトリアル』No.424、40-41頁
- ^ シャトルバス時刻表 (PDF) - 養老町観光協会
参考文献
[編集]- 川島令三『【図説】日本の鉄道 東海道ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 名古屋駅 - 米原エリア』講談社、2009年7月20日。ISBN 978-4-06-270015-3。
- 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄 29 近江鉄道/信楽高原鐵道/伊勢鉄道/養老鉄道』朝日新聞出版、2011年10月9日。
- 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日。ISBN 978-4-7770-1336-4。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 時刻表(養老駅) - 養老鉄道
- 動画で見るニッポンみちしる 養老駅 - NHKアーカイブス