【ワシントン=山田哲朗】米政府は11日、成人に対する新型インフルエンザのワクチン接種は1回で十分とする臨床試験の結果を発表した。 ほとんどの人が免疫を持たない新型ウイルスに対し、米政府はこれまで、3週間程度の間隔を空け2回の接種を実施する方針だったが、1回接種に向けた検討に入る。 米国立衛生研究所(NIH)などが、仏「サノフィ」と豪「CSL」の2社のワクチンを使って8月から米国人で試験したところ、18〜64歳の成人では、接種後8〜10日で80〜96%の人に免疫ができる高い効果が確認された。重い副作用もなかった。日本のワクチンと同様、免疫を高める効果を持つ添加剤も使用していない。 セベリウス厚生長官はこの日の記者会見で、「いいニュースだ。思っていたよりずっと早く国民を守ることができるだろう」と述べた。 ただ、免疫が弱い子供や高齢者、妊婦の臨床試験はまだ結果が出ておらず、2回接種が必要な可能性

