米オラクルの経営が、崖っぷちに追い込まれた。S&Pグローバル・レーティングは7月9日、オラクルの長期信用格付けをBBBからBBB-へ引き下げた。投資適格級としては最低水準で、あと1段階下がればジャンク債である。 見通しは安定的とされたものの、AIデータセンターへの巨額投資が同社の財務体質を急速に悪化させている。オラクルは、第2のリーマンブラザーズになるのだろうか。 ソフトウェア会社から借金依存の設備企業へ オラクルは、ドットコム・バブルの数少ない生き残りである。かつてはデータベースのソフトウェアを販売する企業だったが、今では巨額の借金でデータセンターを建設する巨大な設備産業に変貌しつつある。 2026年5月期の設備投資額は557億ドルに達し、当初目標の500億ドルを上回った。さらに2027年5月期には最大950億ドルを投じる計画である。自社負担だけでも約700億ドルに上り、残りの200億~

