脂質異常症(高コレステロール)の治療薬として使用されていたプロブコール※1に、致死量の放射線による障害を軽減する可能性があることを発見しました。 放射線を浴びる前にプロブコールを投与したマウスでは、生存率が向上しました。 プロブコールは放射線によって生じる活性酸素※2を抑え、骨髄の細胞を守ることで効果を発揮すると考えられます。 将来的には、放射線事故や放射線を扱う現場で働く人の防護などへの応用が期待されます。 広島大学原爆放射線医科学研究所の東幸仁教授らの研究グループは、抗酸化作用※3をもつ既存薬プロブコールが、致死量の放射線を浴びたマウスの生存率を高めることを明らかにしました。 放射線を浴びると体内で大量の活性酸素が発生し、DNAや骨髄の細胞が傷つきます。本研究では、放射線を浴びる前にプロブコールを投与したマウスでは、この傷害が抑えられ、血液をつくる骨髄の細胞が多く保たれました。また、脾

