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はてなキーワード: 個性とは

2026-07-18

anond:20260717121659

しかに私も「あの人ってADHDカモ!?!?www」みたいなこと考えてる人よりも「詳しいことはわからないけど皆それぞれ個性があるね」と親身になってくれる人のほうが相手やすいな

2026-07-17

anond:20260717001812

高市早苗には奇人と言えるほどの個性がない

女という属性があり

それで国のトップを務めてる

それくらいの人物

2026-07-14

やっぱ美容整形って医療側は特定パターンばっかり練習して特定ノウハウけが積み上がってて

金持ち医者の前で札束を積み上げようとその範囲外の個性美人にはなれないのか

王道テンプレ以外はハイリスクから医者側が逃げる

2026-07-13

幼少期からベジータラーズ・ウルリッヒジャック・ブラック山田孝之と低身長男性が好きだが、低身長男性特有の可愛さ、知性、努力個性、がんばりや感などが好きなのでそういった特性を有していない余裕なしコンプレックスまみれのチビ猿は別に好きではない。低身長でくくるな。低身長中身イケメンには低身長中身イケメンしかない需要がある。文句を言う前に市場分析自分を磨きなさい。

子育て核家族が最適

新人は怒鳴りつけてよくてクソガキは殴って躾けてよくて、自分年功序列で年齢が上がると自動で偉くなる、昭和生まれ両親は敬う。って世界なら人間は崩れないけど。

 

新人には懇切丁寧に御機嫌伺い、クソガキは個性尊重、怒らない子育てで大声で奇声あげて走り回ってようが目くじら立てずにニコニコ。他害のある障害者放し飼い不審者との見分けがつかず自分の身を守れない。自分は常にスキル向上を求められて、実力主義。一方昭和生まれ両親はなんのスキル能力もないのに年上だからってだけで偉い正しい、年上(特に男、才能のない男も含む)に楯突くなんてとんでもない。老人が決めたことは絶対だが。そこで問題が起きたら全部お前のせい。

みたいな矛盾した二つの世界暮らしたら人は壊れるよ。

 

それで子育て核家族が最適なんてよくいえるよ

現役世代が壊れるだけだ

 

1.社会が人に要求するルールけが都合よく変わり、責任負担は現役世代に集中している

 

2.上下左右すべてに対して異なるルール適用される立場

↓ 年下には優しく

↑ 年上には従え

→ 同世代とは成果競争

 

全部同時に要求される

 

この国は終わるよ

現役世代負担かけすぎ

2026-07-09

anond:20260709013132

載らない方が良いぞ

良いこと無い

投稿時間帯がグラフ化で見える化されて、晒される



その上、特に個性も無い量産型ブックマーカーには

「褒めポイント」とか「そっとアドバイス」みたいな特記項目が付かない

まり「お前は、モブブクマカだ」と宣告される


活動期間が長ければ「定型古参」と一言だけ付くぐらい

承認欲求ダダ下がるぞ



掲載されなければ、AIによる評価未確定のままで済むぞ

anond:20260709151132

素子の義体の外面は普及している安物と同じデザイン意図的に没個性的にしてるという設定がある。

普及型は個性よりも物理的に合理的で頑丈というのもあるし、職務上目立たないようにしているというのもある。

2026-07-08

タレント俳優不祥事起こすと完全復帰は難しいが、歌手は復帰しやすいよな

槇原敬之岡村靖幸長渕剛ASKA好調だし酒井法子懐メロ需要音楽番組特番で見かける。

歌手はその人しかない個性があるが、タレント俳優代替が利くからな。

グローグーの口

なんでコレ→ωで描かれることが多いんだよ

全然そんな形ちゃうやろ

デフォルメくらい個性出して行けよ

自分変態性みたいなの誇るフリしてその実なんでもかんでも右向け右なんだから

anond:20260708114600

「そういうのがモテる」という、女の願望を反映した形だぞ。

 

趣味にだけ有能なオタククラスギャルに好かれたりするのと同じ軸。

 

 

まあ現実には、願望女は別段意思が強くもなんともなく個性もなく、願望オタク趣味方面でも有能でもなんでもないが。だからこそやね。まずなりたい自分があって、それになればモテる(と思いたい)。

漫画ドラマではイケメンに靡かず自分軸で動く個性あるしっかりした女がモテる

ネットでも大体似た感じ

でも現実では流行に流されてて感情的他人の目ばっかり気にしてる女がなんだかんだモテる

というかそういう女に限って顔が可愛い

漫画チヤホヤされてる流行に靡かない自分タイプモテない というかこのタイプは何故かブスが多い

[][] 「誰もお前の格好なんて気にしてない」という過言。

件の増田が最終的にどうしたいか自身で決めるしかないんだけど、ビジカジシーンはトレンドとかあんまり考えなくていいし、メンズだったら服のバリエーションが少ないから、そんな気張ってやる必要はないと思う。

多少“服装に気を使ってるポーズ”をしたいだけだったら、低価格ブランドから選べばいいし。

時代遅れアイテムや使い古されたものだけは避けるようにして、あとは小奇麗な無個性ファッションベースに、シーズンごとに何型か見繕っとけば十分だとは思う。

もし、そういうのもダルいっていうなら開き直るのも選択肢ひとつ


だけど、“開き直る理由”は選ぶべきだけどね。

例えば「好きなものを着ればいい」とかよくいうけど、そもそも増田みたいなタイプって「好きっていえるほどのこだわりはないけど、周りにある程度は合わせたい」から悩んでるわけで。

それと、「誰もお前の格好なんて気にしてない」っていう人もいるけど、それは過言だよな。

自分服装無頓着人間他人服装にも無頓着だけど、少なくとも件の増田の周りにいるような服装に気を使っている人たちは他人服装にも思うところはあるだろう。

ただ、言わないだけ。

その“何も言われていない”という状態を「誰も俺の服装なんて気にしていないんだ」って解釈してしまうなら危ない。

誰も自分ことなんて見ていないと本気で思ってるなら、いっそのこと全裸で出かけてみりゃいいじゃん(過言に過言で合わせただけで、もちろん冗談だけど)。


他人の目を認識した上で自分の思う恰好する」ことと、「他人の目を認識できずに自分の思う恰好をする」ことって似て非なるもの

例えばバラエティの街頭インタビューとかで突飛な格好してる人でてくるけど、あの人たちって受け答えはできてることが多い。

自分の格好がどう見られているか客観視できていて、それが社会性と繋がってる。

もちろん見た目も言動もヤバそうな人もいるんだけど、そういう人は“他人の目”というものを正しく認識できていないか社会性も損なってるってこと。


実際問題ファッションとかオシャレって自己表現自己満足であると同時に、差別化や客体、相対の側面は絶対にある。

ビジネススーツ制服などがオシャレになりにくいのは、そこに自由意志希薄だったり、周りが皆おなじ服装から

そんな中でもファッション意識の高い人は上質なオーダーメイドスーツや小物で差別化したりする。

学校制服を着崩したり、髪型や髪色を変えたり、同じ制服を着ているはずなのに全然印象が違う子ってクラスに一人はいた。

そういう人たちは、もし周りが金髪だらけになったら違う髪色にするだろう。

周りから浮かないような服装にするにしろ自己表現自己満足でするにしろ、その意思決定から客体を一切排除するのはまず無理ってこと。

これ自体は是非善悪の話じゃなくて“そういうもの”って話。

まあ、もし「自分ことなんて誰も見ていない」なんて前提で外を出歩くやつがいたらヤバい奴だからね。

そこからファッションだけ都合よく切り離せるメンタリティを養う方が楽なのか、ちゃん客観視できるようにする方が楽なのか。

もちろん、一番楽なのはそういう“しがらみ”から目を逸らして自分本位に生きることだけど、それはそれで多くの物を切り捨ててるって自覚は持った方がいいよね。

教訓として「誰かはお前の格好を気にしてる。お前が気づいてないだけ」、「他人の目はある。お前が目を逸らしてるだけ」……ってな感じで、今回はここらで終わり~っと。

2026-07-06

日本人って性欲で個性アピールしようとするのが最高にガイジだよね

死ねキモい

2026-07-05

anond:20260705231256

普通に比喩表現だよ

個性とか自分らしさとか言ってるやつにまともな奴はいない

置かれた場所でもとめられるらしさを必死遂行するのが大事なんだよな

anond:20260705215626

大部分はAIだろう。

要するに、サッカー人生を賭ける必然が薄い。

この部分は人間が加筆した部分だと思う。

必然性とせず、必然と書いてしまう。誤りだ。

AIベース個性を出しているのだ。

軟弱なことこの上ないが、今の環境ならそれも仕方ないだろう。サッカーと一緒で、手で書く必然が薄いからだ。

サッカー接触しまくり演技過剰なプレイスタイル

あいうチームがあるのも個性やなーおもろいなー本物のハングリー精神やなーと思いながら観てるけど、

そういうのを通好みだのあれを嫌がってるから勝てねえだの玄人ぶりたい人間に言われると「ほなルールで強い接触許されてるラグビーやらアメフト観るし」「演技も評価されるフィギュアスケートでも観るし」ってなるんだよなあ。

インターネット活動していくぞ~!って感じの名前キモい

Vtuberみたいな珍しめの苗字+読みやすカタカナORひらがな名前とかキモい

エゴサのために無理やり個性を作っているなまえとかもキモい

●●のお兄さん、●●先生みたいな名前キモい


人間というより商品名を見せられているような感覚になる。

2026-07-03

anond:20260703222526

秋元康作詞って点で言うと、

全盛期のAKB48の曲とかいかにも「私達アイドルです!」みたいなのばっかりで

多分秋元康自身もマスを取りに行くために意図的にそうしたんだろうけど

結果的日本アイドルの無個性性の象徴みたいになっちゃったんだろうな

器用すぎたが故に商業主義に全振りしちゃったというか

2026-07-02

芸術的感性喪失と、世俗に染まることへの賛美

10代後半から20代前半にかけて、自分イラスト小説と言うものをたしなんでいた。

たしなんでいた、と言うのはそのままの意味で、たとえばコミティアコミケ作品を発表したり、イラスト本を出したりということは(合同誌で挿絵を描いた程度はあるにせよ)なかった。

しかしながら曲がりなりにも小さく小説を書き、twitterイラストをアップし、自分アーティストというアイデンティティは持っていた。

影を見ればそれが薄い黒なのでは無く、青空と大地の色を混合させたまた別の色ということに感動したし、全ての色は相対的絶対的ものではないと知った。

モノには名前があって、その固有の名前にはさまざまなドラマがあると知っていた。


結局、現実逃避だったのだと思う。

世間に混じれないことを才能だと思い込むことで、自分瑕疵から目を背けた。

衒学的な言葉遣いで、他の人との差別化を図ろうとした。

普通能力を持てないが、他の人より秀でることはなく、そんな自分イラスト文字と言う誰でもできる部分で特別になろうとした。


20代後半で女遊びを知った。夜の世界を見た。

俗な価値観に染まり、女の尻を追いかけて、中身の無い会話を繰り返した。


誰も見向きをしない道ばたの石の種類を知るより、誰もが知っているアーテイスト歓喜する方が人を知れることを知った。

相対的な色の構成要素より、人の心を知ることの方が面白いことを知った。

人は面白い。新しい価値観を知るのは面白い。人こそが人生メインコンテンツだと今は思っている。

太古の人々が火を囲み踊ったときのように、なにも考えず、しかし隣の人の気持ちを考えて、ただその日暮らしの生活をし、遊び惚ける、


僕は個性アンニュイを失ったけれど、人としての人生を得た気がする。

32歳フリーター男性より。

2026-07-01

バカが乗るクルマ

アウディ→皆が乗ってるから自分も乗るバカ

レクサス→無批判個性小金持ちバカ

ベンツ昭和価値観が止まったバカ

スバル自分個性的だと勘違いしてるバカ

ミニ→つまんないサブカル系バカ

BMW→トクリュウチンピラバカ

アメ車デカさで周囲を威圧したい動物バカ

・プジョ→今どきフランスかぶれのイヤミバカ

テスラ流行りに乗るだけのビッグウェーブバカ

ポルシェ→若作りの高齢バカ

トヨタ無難選択肢しか選べないバカ

ニッサン時代に取り残された漂流バカ

ホンダ→いまだに技術ホンダを信じてる盲目バカ

まりバカじゃないクルマダイハツしか無いってことだ。


2026-06-29

劇伴と言えば宙明先生なんだよね…😟

宙明先生インタビュー本は面白かったし、音楽理論的な話もあるし、

なんだかんだ、音楽は、バンバラバンバンだったり、ドガガンガガンだったりするし、

イー!イー!だったりするわけだけど、いいよね、ギャバンイクサー1ゴーダンナーも、

いやもう、宙明節って確立したのが凄い、これは宙明!って思わせるのが凄い、

源流にブルースとか色々解釈はできるんだけど、



私の名前増田だったとして、私がなんか弾いて、これは増田さん!って思われるのが凄い個性だと思うんだよね、死ぬまでにそんな風になれそうにないよ…😟

2026-06-28

anond:20260614232327

今週、スバル順位軽音部を上回った(軽音部が番外編なのはあると思う)。



別に軽音部は今の展開も含めて面白く読んでいて、単に横綱相撲がずっと続くのはあんまり健全じゃない気がするので。

俺の趣味だけど、ジャンプラで「載れば必ずその曜日の一位」という作品は、無個性マンネリになりがちな気がする。

2026-06-27

anond:20260626233320

AI による概要 ゆとり世代とは、一般的2002年から施行された学習指導要領ゆとり教育)を受けた世代1987年4月2日2004年4月1日まれ)を指します。詰め込み教育から脱却し、個性思考力の育成を重視された環境で育ったのが特徴です。ゆとり世代の特徴や年代について、以下の通り整理しました。年代と分類ゆとり世代は、生まれた年によってさらに細かく分類されることがありますゆとり第1世代1987年4月2日1989年4月1日まれゆとり第2世代1989年4月2日1996年4月1日まれ脱ゆとり世代1996年4月2日2004年4月1日まれ(※1990年代前半〜1995年まれは、小中高を通じてゆとり教育を受けたこからスーパーゆとり世代」と呼ばれることもあります)ゆとり世代の主な特徴・傾向一般的に、以下のような価値観や行動特性を持つと語られることが多いです。ワークライフバランスの重視:プライベート尊重し、仕事私生活をきっちりと分けたい傾向があります合理的効率的思考個性を重視する教育を受けたため、無駄を省き、効率的物事を進めることを好みます多様性ITリテラシーアナログからデジタルへの移行期を経験しており、インターネットITツールへの親和性が高い「デジタルパイオニア」でもあります。上昇志向と安定志向:必ずしも出世や昇進を第一とせず、安定した生活自分に合った環境を重視する傾向があります職場における接し方のポイントゆとり世代の部下や同僚と接する際は、以下のポイント意識するとスムーズコミュニケーションが図れます感情的な叱責を避ける:「褒めて伸ばす」環境で育ったため、頭ごなしに怒鳴られると萎縮してしまます事実改善策を論理的に伝えることが大切です。明確なゴールを示す:プロセス目的理解して動くことを好むため、目指す姿や具体的な目標を共有することが有効です。プロセス評価する:結果だけでなく、そこに至るまでの過程や具体的な行動をこまめにフィードバックすることでモチベーションが高まります世代による傾向はあくま一般論としてのひとつの目安です。より詳しい年代ごとの定義や背景については、Wikipedia ゆとり世代の項目やリクルートマネジメントソリューションズの解説記事をご確認ください。

2026-06-26

えいがさき最終章キービジュアルを見た感想

お疲れ様です。

こちらの記事を見て触発されました。とても良い記事でしたね。

https://note.com/lush_curlew8295/n/n30945ced8411

私も朝香果林の衣装について語りたい!!!

と思ったのですが、そこまで語れるほどの情報量がないんですよね。割とシンプル衣装なので。というわけで、衣装というよりはキービジュアルを見て思ったことをつらつらと書こうと思います

果林さんとかすみんの話になりますが、筆者が朝香果林推しということで、やや果林さん寄りの表現となっております

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── 朝香果林と中須かすみ

『えいがさき』でソロ曲披露していないのがこの2人。そしてキービジュアルでも、先頭の歩夢に続く形で前を歩いている2人です。

この構図、かっこよすぎますね。

この2人、アニガサキでは「対となる存在」として描かれていると思っています

クールセクシーな果林さんと、キュートかわいいかすみんキャラクターとしての対比はわかりやすいですが、私は物語上の立場や行動原理でも対になっていると感じています

同好会の守り方とアプローチの違い

アニガサキ1期の初期(第2話〜第3話)で、同好会を存続させるため、あるいは復活させるために動き回っていたのがこの2人でした。

*** 果林さんの場合正攻法他者のため)

まだ同好会メンバーではない立場から親友であるエマのために行動。生徒名簿を自力調査したうえで生徒会長対峙しました。かすみん乱入しなければ普通に話を切り出そうとしていた様子からも、正攻法で理詰めで進めようとしたのが見て取れます。また、誰かを巻き込むのではなく、自分ひとりの力で引っ張ろうとしていました。

*** かすみん場合強硬手段自分のため)

主に自分たち同好会のために動き、猫という囮を利用して部室のプレートを奪うという、やや強硬手段(?)で進めていました。そして、侑ちゃんや歩夢を巻き込み、助けてもらいながら進めていくスタイルです。

目的は同じなのに、アプローチが綺麗に真逆で描かれているのが非常に面白いポイントです。

『えいがさき』での立ち位置

そして『えいがさき』へ。

第1章ではかすみんが、第2章では果林さんが、それぞれ「他の人のために動き回ること」を優先した結果、ソロ曲披露しませんでした。

あの1期の関係性を彷彿とさせる立ち位置に、この2人が公式でも明確に「対」として描かれているのだと確信しました。

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対となる2人ですが、実は重要共通点もあります。この共通点があるからこそ、より一層お互いの個性が際立っていると考えています

共通点①:弱さを内包しつつ、それを出さない「努力の人」

アニメ1期第9話(果林回)の冒頭で、果林さんはこう語っています

> 「ここは本当の弱い私を抱きしめてくれた大切な場所

また、4thソロ曲『Wish』でも「弱い私」と歌っています。果林さんは一見かっこよくて完璧な強いイメージがありますが、本当は誰よりも繊細で、弱さを持っている人なんですよね。

それに対して、かすみんどうでしょうか。

アニメ本編では明確に弱さを吐露するシーンは少ないですが、ソロ曲『Margaret』や『無敵級*ビリーバー』の歌詞を見れば一目瞭然です。いつも「私が一番かわいい!」と自信満々に振る舞っていますが、その裏には「本当の私を見ても好きでいてくれるかな」という不安葛藤を抱えています

2人とも 「自分の弱い面を自覚しつつも、それを表に出さないように必死努力している」 という共通点があるのです。

共通点②:「白黒の世界から「鮮やかな世界」への成長

> 星座の瞬き

これは『VIVID WORLD』の冒頭の歌詞です。

果林さんの1stソロ曲は『Starlight』でした。これはステージ上で1人輝く自分を「星の光」に例えた曲です。そこからVIVID WORLD』で「星座」という単語が出てくるのが、非常にエモーショナルです。

星は1人でも成立しますが、星座複数の星が繋がらないと成立しません。つまり、「ソロから同好会(仲間)」へ意識が移っていることが分かります

では、なぜ「虹」ではなく「星座」なのか。

星同士を比較すると、大きさや光の強さでどうしても上下(優劣)が見えてしまます。果林さんは当初、同好会メンバーライバル(競い合う星)として見ていたのかもしれません。

ですが、物語を通してそれぞれが唯一無二の個性を持って輝く存在だと認め、世界が鮮やかに広がっていった。だからこそ「白か黒の世界」で輝きを競うのではなく、それぞれの色を持つ世界を歌う『VIVID WORLD』へと繋がったのだと思います

そして、同様の心情の変化は、かすみん経験しています

自分の考える「かわいい」を押し付けるのではなく、それぞれが持つ「かっこいい」も「かわいい」もすべて受け入れられるワンダーランドを作ろうと変わっていきました。

1stソロ曲ダイアモンド』で「一番かわいいでしょ?」と歌っていた彼女が、アニメを経て「オンリーワンきらめき」に変わる成長の軌跡は、まさに果林さんの変化とシンクロします。

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最後に:改めて衣装を見てみる

この文脈を踏まえて、もう一度キービジュアル衣装を見てみましょう。

2人の衣装は「フォーマルタキシード風)」をベースにしているという共通点を持っています。その上で、果林さんはスタイリッシュでかっこよく、かすみんフリルをあしらってかわいく仕上げてあります

ここまで語ってきた2人の像を彷彿とさせる、素晴らしいデザインです。(果林さんは髪飾りすら排除したシンプルさなのが気になってもいます

これだけ対比と共通点、そして文脈が揃っているのですから、『えいがさき』最終章では濃厚な"かすかり"が展開されるに違いないです。半分願望ですが。

みんな覚悟はいいか?オレはできてる。

2026-06-23

佐久間透(さくま・とおる)は、大学学食で昼飯を食いながらスマートフォンの画面を眺めていた。

Twitterタイムラインには、今期アニメ覇権がどうだとか、推し声優がどうだとか、そういう文字列が高速で流れていく。透はそのどれにも「いいね」を押さず、リプライもせず、ただ眺めていた。眺めながら、口の端がわずかに歪む。

——また「覇権」か。四半期ごとに覇権が変わるコンテンツに命を賭けている連中は、自分が消費のサイクルに完全に組み込まれていることに気づかないのだろうか。

透はそう思って、味噌汁を啜った。

隣のテーブルでは、揃いのスウェットを着た男女の集団スノーボードの予定について話していた。「ゲレンデマジック」という単語が聞こえて、透は心の中で鼻を鳴らした。雪山に行って酒を飲んで騒いで、そのうちの何人かが寝て、帰ってきたら何も残らない。

透は文学部の三年生だった。友達はいなかった。正確には、一年生の前期に同じゼミだった何人かとLINEを交換したが、そのグループLINEは静かに死んだ。恋人もいなかった。マッチングアプリを入れたことはあるが、プロフィール写真を選ぶ段階で馬鹿らしくなって消した。自分顔面商品のように陳列して、相手顔面を品定めする。人間関係市場化。そんなものに乗っかる気はなかった。

透は痩せていて、背は平均、顔は整っていないが醜くもなかった。要するに、何の特徴もなかった。何の特徴もない自分武器にすることも弱点にすることもなく、ただ透明なまま三年間を過ごしてきた。

童貞だった。それについて焦りはなかった。そんなことに焦ったり思い悩んだりするのは、何の意味もないことだからだ。

 

バイト先は、駅前のチェーンの居酒屋だった。

週三回、夕方の五時から十一時まで。時給は千三百円。仕事ホールで、料理を運び、空いた皿を下げ、テーブルを拭いた。透はその作業を過不足なくこなした。余計なことはしない。求められたことだけをやる。

社員の田嶋は三十二歳で、店長代理という肩書きがついていたが、実質的には雑用係だった。本部から送られてくるメールの内容を理解できず、アルバイトに「これどういう意味?」と聞く男だった。透は田嶋が「俺も若い頃は色々あったけどな」と語り始めるたびに、目を伏せて口角を上げた。色々あった結果がチェーン居酒屋店長代理か、と思いながら。

バイトリーダー山城教育学部四年生で、就職先はもう決まっているらしかった。大手教育企業山城新人に対して「ここでの経験社会に出てから絶対に活きるから」と真顔で言う男だった。チェーン居酒屋ホール業務で培われるスキルとは何なのか、透には最後までわからなかった。

小太りのオタクくん——名前丸山といった。丸山は透と同じ三年生で、同じ時期にこのバイトに入った。丸山はいつもアニメTシャツを着てきて、着替える前に「今日推しTです」と誰にともなく宣言した。誰も聞いていなかった。丸山は注文を間違え、皿を割り、それでもへらへらと笑っていた。山城に叱られるたびに「すんません!」と大声で謝り、五分後にはケロッとしていた。

透は丸山を見るたびに思った。ああはなりたくない。しかし同時に、丸山の鈍感さには、ある種のグロテスク強靭さがあることも認めざるを得なかった。

地味な女——名前小林といった。小林短い髪をピンで留め、化粧気がなく、声が小さかった。注文を復唱するとき、客に「聞こえない」と言われることがあった。世界に対する諦めが、あの声の小ささに凝縮されている。しかし透は、自分小林の「諦め」が似ていることには気づかないふりをしていた。

そして、派手な女——名前は桐谷亜美(きりたに・あみ)といった。

 

桐谷亜美は、透がバイトを始めて半年後に入ってきた。

第一印象は「うるさい」だった。

茶色く染めた髪を巻き、爪は長く、ピアスは両耳に三つずつ。笑い声が大きく、初日から田嶋に「店長さんって面白いですね」と言い、田嶋を赤面させた。山城には「リーダーってしっかりしてますね、彼女いるんですか」と聞き、山城を動揺させた。丸山には「そのTシャツ何のキャラ? 教えて教えて」と絡み、丸山有頂天にさせた。小林には「髪きれいだね、地毛? いいなあ」と言い、小林の頬をかすかに染めた。

透は桐谷亜美を観察し、分類した。

典型的な、コミュニケーション強者。表面的な親しさを高速で構築し、それを維持するコストを惜しまない。しかしその親しさには深度がない。広く浅い人間関係ネットワークSNSフォロワー数がそのまま人間関係に変換されたような女。

透はそう結論づけ、興味を失った——はずだった。

 

ある夜、閉店後の片づけをしていたとき、透は厨房の裏で桐谷亜美がひとりで座っているのを見た。スマートフォンを見ながら、何かを読んでいた。表情が昼間と違った。笑っていなかった。目が据わっていた。透はそのまま通り過ぎようとしたが、桐谷が顔を上げた。

「あ、佐久間くん」

名前を覚えていたことに、透は小さく驚いた。

「おつです」と透は言った。それだけ言って通り過ぎるつもりだった。

佐久間くんってさ、いつも静かだよね」

「……別に

「嫌いなの? こういう職場雰囲気

「嫌いっていうか、別に

別に、が多いね

桐谷亜美は笑った。昼間の大きな笑い声ではなく、低く、短い笑い。

「私も別にきじゃないよ、ああいうの」

透は何と返せばいいかからなかった。桐谷亜美が「ああいうの」と言ったとき、昼間の彼女自身のふるまいを指していることは明らかだった。自分の演技を自覚している。それは透の分類——「表面的なコミュニケーション強者」——を部分的崩壊させた。

「じゃ、なんでやってんの」と、透は聞いた。聞くつもりはなかったのに。

「やんないとやっていけないからでしょ。佐久間くんはやんなくても平気なタイプ?」

「……平気っていうか」

別に?」

桐谷亜美はまた笑った。

 

それから、閉店後に桐谷亜美と二人になる機会が増えた。偶然なのか意図的なのか、透にはわからなかった。わからなかったが、透は閉店作業を少しだけ遅くするようになった。

桐谷亜美は透に、ほかの人間に対するような大袈裟リアクションをしなかった。声のトーンが一段低く、言葉が少し遅く、表情が少し少なかった。透はそれを「素」だと解釈した。自分にだけ素を見せている。そう思うと、胸の奥で何かが疼いた。透はその疼きに名前をつけなかった。名前をつけると負けだと思った。何に対する勝ち負けなのかは考えなかった。

ある夜、シフト上がりに桐谷亜美が「飲みに行かない?」と言った。

透は一瞬迷い、その迷いを自分に気づかれないようにしながら「別にいいけど」と答えた。

駅の反対側にある、客の入らないバーだった。桐谷亜美ジントニックを飲み、透はハイボールを飲んだ。話題は取り留めがなかった。大学のこと、バイトのこと、田嶋の間抜けさ、山城自意識丸山の丸さ、小林の小ささ。透は初めて他人悪口で笑い合うという経験をし、そしてそれが思いのほか心地よいことに驚いた。

佐久間くんってさ、本当はめちゃくちゃ人のこと見てるよね」

桐谷亜美がグラスの縁に唇をつけたまま言った。

「……別に

「見てるよ。観察してる。で、自分安全場所にいて、みんなのこと笑ってんでしょ」

透は否定しなかった。否定する言葉が見つからなかった。

別に悪いことじゃないよ」と桐谷は続けた。「私もやるし。でもさ、佐久間くんのはちょっと違うんだよね。なんか……本気っぽいっていうか。ガチで見下してるっていうか」

「見下してない」

「じゃあ何?」

「……わかんない」

桐谷亜美は少し黙って、それからまた笑った。さっきまでの剥き出しの笑いとは違う、何かを含んだ笑い。

「わかんないって言えるの、ちょっといいなって思う」

透にはその言葉意味がわからなかった。わからなかったが、温かかった。温かさを感じている自分を、透はどこか遠くから冷笑しようとした。しかし、うまくいかなかった。

 

十二月最後シフトの日、閉店後、桐谷亜美が「うち来ない?」と言った。

透の心臓が一度だけ大きく鳴り、それから妙に静かになった。

「……なんで」

「なんでって。来たくないならいいけど」

「行く」

即答した自分に透は驚いた。冷笑分析もなく、ただ「行く」と言った。

桐谷亜美アパートは、バイトから自転車で十分ほどの場所にあった。1Kの部屋は意外なほど整理されていて、透の想像した「派手な女の部屋」ではなかった。本棚にはエッセイ料理本が並び、テーブルの上には化粧品ではなく観葉植物の鉢があった。

ビールを二本ずつ飲んだ。テレビはつけなかった。桐谷亜美は床に座って壁に背中をつけ、透はベッドの端に腰かけていた。

会話の内容を、透はほとんど覚えていない。覚えているのは、桐谷亜美が不意に立ち上がって透の隣に座り、その手が透の手の甲に触れた瞬間のことだけだ。

佐久間くんって、したことある?」

透は黙った。嘘をつくことも、正直に答えることもできなかった。

「ないんだ」

桐谷亜美は責めるようにではなく、確認するように言った。

別に恥ずかしいことじゃないよ」

「恥ずかしいと思ってない」

「うん。そういうとこ、好きだよ」

桐谷亜美の唇が近づいてきたとき、透は目を閉じなかった。閉じることができなかった。目を開けたまま、桐谷亜美の睫毛を見た。長くて、先端がわずかにカールしていた。

その夜のことを、透は後になって何度も反芻することになる。

桐谷亜美は優しかった。透の不器用さを笑わず、急かさず、ただ導くように触れた。透は自分の体がこんなに熱くなることを知らなかった。自分の声がこんなふうに漏れることを知らなかった。

終わった後、桐谷亜美は透の胸に頬をつけて「あったかいね」と言った。

透は天井を見ていた。胸の中で何かが溶けていた。

 

年が明けてから、透は変わった。

朝、目が覚めると最初に桐谷亜美のことを考えた。桐谷亜美の声。桐谷亜美の笑い方。桐谷亜美の指先。桐谷亜美があの夜、透の髪を撫でながら「佐久間くんの髪、猫っ毛だね」と言ったこと。

透はスマートフォンを手に取り、LINEを開いた。桐谷亜美とのトーク画面。最後メッセージは透が送った「おつかれ」で、既読がついていた。返信はなかった。それは普通のことだった。桐谷亜美は返信が遅い。仕事ときプライベートときも、彼女スマートフォンは通知を溜め込んでいた。

——別に、気にしていない。

透はそう思いながらも、シフトの日が待ち遠しかった。バイト先で桐谷亜美に会うこと。閉店後に二人になること。また、あの夜のようなことが起こるかもしれないこと。

しかし、シフトが重なる日、桐谷亜美は以前と変わらなかった。田嶋に冗談を言い、山城に絡み、丸山Tシャツを褒め、小林髪型の変化に気づいた。透に対しても同じだった。「おつかれ」「今日忙しいね」「佐久間くん、三番テーブルお願い」。それだけだった。あの夜のことは、なかったかのように。

透は混乱した。混乱している自分に苛立った。

——あの夜は何だったのか。自分特別感情があったから誘ったのではないのか。「好きだよ」と言ったではないか

しかし、透の頭の中の冷笑者が囁いた。「好きだよ」はセックスの前に言う定型句だ。お前はそんなことも知らないのか。

透はその冷笑者の声を受け入れようとした。受け入れて、元の場所に戻ろうとした。安全な観察者の位置に。

夜、布団の中で目を閉じると、桐谷亜美の体温が蘇った。「あったかいね」という声が蘇った。透は自分の腕を自分で抱いた。

 

一月の終わり、その夜は雪が降っていた。

バイトが終わり、着替えをしていたとき更衣室で丸山と二人になった。丸山はいものようにへらへら笑いながら着替えていたが、不意に声のトーンが変わった。

佐久間ちょっと聞いてくれよ」

「何」

「俺さ、実は——」

丸山制服を脱ぎかけたまま、透の方を見た。その顔は紅潮していた。

「桐谷さんとさ、この前——」

透の手が止まった。

「——その、ヤったんだよね」

丸山は照れくさそうに頭を掻いた。

「いや、マジでびっくりしてさ。俺みたいなのが、あん美人と。いやー、人生何があるかわかんないよな」

透は丸山の顔を見ていた。丸い顔。アニメTシャツ。少し伸びた前髪。にきび跡。

「……いつ」

「え? ああ、先週。忘年会二次会の後。二人で帰ることになって、したら桐谷さんが『うち来る?』って」

——うち来ない?

同じ言葉だった。

「桐谷さんってさ、すげえ優しいんだよ。俺、初めてだったんだけど、全然バカにしないでさ。なんか、こう——導いてくれるっていうか」

透の耳の奥で、何かが遠ざかっていく音がした。丸山の声が聞こえているのに、意味が届かなくなった。

佐久間? どした?」

「……何でもない」

「なんかさ、桐谷さんってああ見えて、一人一人のこと、ちゃんと見てんだよな。俺のTシャツ元ネタも覚えてくれてたし」

透はロッカーを閉めた。

「お先」

「え? おう、おつかれー。つかさ、この話、誰にも言うなよ? 桐谷さんに悪いしさ」

透は更衣室を出た。裏口のドアを開けると、雪が顔に当たった。冷たかった。冷たいはずだった。しかし何も感じなかった。

駅まで歩く間、透は何も考えられなかった。正確には、考えが多すぎて一つにまとまらなかった。

桐谷亜美は、丸山にも同じことをしていた。

「うち来ない?」

同じ言葉。同じ部屋。同じ観葉植物の前で。同じ缶ビールを飲んで。同じように「したことある?」と聞いて。同じように「別に恥ずかしいことじゃないよ」と言って。同じように、優しく、導いて。

——本当に、誰でもよかったのか。

その問いが、透の胸を貫いた。

丸山。あの丸山だ。アニメTシャツを着て、注文を間違え、皿を割り、へらへら笑っている丸山。透が心の中で何度も冷笑した丸山。その丸山と、同じ扱いだった。

あの夜の桐谷亜美は、透だけに素を見せていたのだと。透だけに低い声で話し、透だけに「好きだよ」と言い、透だけの体に触れたのだと。

しかし、そうではなかった。

桐谷亜美にとって、透は丸山と同じだった。どちらも等しく、彼女の「優しさ」の対象だった。あるいは——退屈しのぎ。あるいは——何でもない、本当に何でもないこと。

電車に乗った。座席に座った。隣に誰もいなかった。

透は窓の外の暗闇を見ながら、自分感情分析しようとした。嫉妬屈辱? 怒り? 悲しみ? どれもしっくりこなかった。しっくりこないのではなく、どれも当てはまりすぎて、一つに絞れなかった。

——いや、そもそも、何を傷ついているんだ。

透は自分に問うた。

——桐谷亜美と付き合っていたわけではない。告白されたわけでも、告白したわけでもない。一度セックスをした、それだけの関係だ。それだけの関係に過度な意味見出していたのは、自分の方だ。経験値がゼロだったから、最初入力に過剰な重みをつけてしまった。

冷笑者の声が戻ってきた。

 

翌日、透はバイトを休んだ。体調不良、とLINEを送った。

翌々日も休んだ。翌週も。

山城から大丈夫?」とLINEが来た。既読をつけず、放置した。

田嶋から電話が来た。出なかった。

桐谷亜美からは何も来なかった。

二週間が経った頃、透は田嶋にLINEを送った。

「辞めます。ご迷惑をおかけしてすみません

田嶋からは「急だな。まあ事情があるなら仕方ないけど、制服返しに来てくれ」と返ってきた。透は翌日の昼間、バイトシフトが入っていない時間を見計らって店に行き、裏口から制服を渡し、逃げるように帰った。

アパートの六畳間で、透は天井を見ていた。

大学には行った。講義には出た。ノートを取り、教科書を読み、レポートを書いた。それだけのことはできた。それだけのことしかできなかった。

友人はいないので、心配する人間はいなかった。透明であることの利点は、誰にも不調に気付かれず、憐れまれもしないことだった。

二月になり、貯金が減ってきた。バイトを探さなければならなかった。

透は求人サイトを開き、条件を入力した。飲食は避けた。接客も避けた。倉庫仕分け工場ライン。人と話さなくていい仕事

つの求人に応募し、二つから面接の連絡が来た。

 

面接の日は、二月の半ば、よく晴れた日曜日だった。

透は朝から準備をした。といっても、髪を整え、一張羅シャツに着替え、靴を磨くだけだった。鏡の中の自分を見た。何の特徴もない顔。何の印象も残らない顔。それでいい、と透は思った。

——男女関係に過度な思い入れを持つのバカのすることだ。セックス生理現象に過ぎない。恋愛脳内化学物質偶発的な反応に過ぎない。それに振り回されるのは、知性の敗北だ。桐谷亜美がどうとか、丸山がどうとか、そんなことは本質的にはどうでもいい。自分自分だ。

アパートを出た。駅まで歩いた。日曜日の昼下がり、街は人で溢れていた。

面接先は隣駅の近くにある物流センターだった。電車で一駅。歩いても二十分。透は歩くことにした。天気がよかったからだ。それだけの理由だった。

商店街を抜け、大通りに出た。信号待ちをしていたとき、目の前に一組のカップルがいた。

男の方は、透より少し背が低く、丸顔で、髪型が野暮ったかった。眉毛が太く、鼻が低く、顎のラインぼんやりしていた。ダウンジャケットの中に、ユニクロフリースが見えた。靴はニューバランスのグレー。没個性の極み。

女の方は、男より少し背が高かった。痩せていて、髪はひとつに結んでいて、マスクをしていたが、目が小さいことはわかった。コートの袖からのぞく手が赤く荒れていた。爪は短く、マニキュアの跡すらなかった。

二人は手を繋いでいた。

男が何かを言い、女が笑った。マスクの下で笑っているのが、目元の皺でわかった。男は女の笑い声を聞いて、自分も笑った。

——あの男、あの顔面であの服で、よく堂々と手繋いで歩けるな。彼女もアレだけど。お似合いっちゃお似合いか。中の下と中の下のベストマッチ。ああいうのが「幸せ」だと思い込んでるんだろうな。思い込めるのは才能だ。鈍感さの才能。何も疑わず、何も問わず、ただ目の前のぬるい水に浸かっている。考える力がないか不安にもならない。知性がないから傷つかない。

信号が変わった。カップルが歩き出した。透も歩き出した。

カップルの後ろを歩きながら、透は二人の背中を見ていた。男の方が少しだけ歩幅を小さくして、女に合わせていた。女の方が男の腕に少しだけ体重を預けていた。

透は視線を逸らした。

——くだらない。

しかし、その「くだらない」は、以前の「くだらない」とは違っていた。以前の「くだらない」は、高い場所から見下ろす冷笑だった。今の「くだらない」は、地面に這いつくばりながら吐く呪詛だった。

透はそのことに気づいていた。気づいていて、気づかないふりをしていた。

——傷ついてない。傷ついてない。傷ついてない。

透は歩調を速めた。カップルを追い抜いた。

物流センター看板が見えた。灰色建物。窓の少ない建物。人と話さなくていい建物

透はポケットの中で拳を握った。手が震えていた。寒さのせいだ、と透は思った。二月だ。寒いのは当然だ。それだけのことだ。

 

〈了〉

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