タイトル通り最近ようやく見たので感想というか思う所をつらつら書こうと思ったわけである。
ネタバレはあると思うので、偏見無しに見たい方は先に見てきてください。
直球で言ってしまうと、
ライブありアクションありでと観客を楽しませよう、飽きずに見せようという
ただ見ていてずっと「この作品で感動していいのだろうか?」と思っていた。
何というか映画を見ているというよりは、リアリティーショーを見ているといった感じなのだ。
映画を見ているとき、主人公と違う属性であってもどこか自分を見ることがある。
それは悩みだったり、憤りだったり共感や羞恥的なものかもしれない。
本作の主人公彩華(いろは)は最初まるで一般的なヒロインのように演出される。
勉強もバイトも頑張っていて、でも周囲には仮面をかぶって優等生。仮面がはがれるヤチヨへの推し活が生きがい。
しかし内容は違う。
高校生なのに学費と生活費(しかも東京に一人暮らし!)をバイトで稼いで。
学業は東大を狙えるぐらいトップ。その後も色々超人設定画出てくるのだが・…。
何というか等身大の女の子かと思ったら、ドンドン離れていくのだ。
まるでリアリティショーに出てくる自称一般人を見ているようである。
でもそれは彩華自身が超人なのでドンドン解決される。人脈もすごい。
何というか観客は壁なのだ、いろPの家にある壁。
そこでかぐやと彩華の日常だったり、努力しているさまを摂取する。
壁なので自己は介入しない、推しと推しの尊さ空間を安全圏からひっそり楽しむ。
その楽しみ自体は否定しない、最近は一般的な楽しみ方だと思う。
本作はそういった楽しみを考慮して作られていると筆者は思っている。
もしかすると製作者はみんな努力すれば東大に行けて、すごい人脈を持っていることに気づいていない。と、思っているのかもしれない。
そうか?いや無理だろ?
昔別件だがSNSでフォローしている方が怒っていたことを思い出す
「成功できない人間を落伍者とし、競争と脅迫感に耐えられた一握りの人間だけを社会が選別する
その結果落ちていった者へのフォローはない」
(本文を貼っていいのか分からないので要約しつつ多少変更を加えています)
本作はなんというか「その一握りの人間」の話だ。
その構図が筆者にはグロかった
本作は面白いくてキラキラで尊い。でもその皮の下にイロPになれなかった彩華が沈んでいる。
本作は申し訳ないが後続が続かないことを祈る。
まぁレールから落ちた先も道はあったので悲観しなくても大丈夫だよ、とだけ。