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1951年7月9日付エモンズによる会談覚書

〔ワシントン〕 1951年7月9日

極秘
主題: 対日平和条約
参加者: 梁裕燦韓国大使
ジョン・フォスター・ダレス大使
ロバート・A・フィアリー、FE
アーサー・B・エモンズ3世朝鮮課長  韓国大使は今朝11時30分の会談予約でダレス氏に呼ばれた。ダレス大使は会談の冒頭、梁大使に対日平和条約の最新の草案を渡した。彼は、この草案が公表されるまで極秘を考慮する必要があることを大使に説明した。彼はまた、韓国政府が利用できる草案のコピーを作成するよう国務省がムチオ大使に指示すると述べた。  ダレス大使は、韓国大使に韓国政府が条約に署名せず、日本との戦争状態にある国々及び1942年1月の連合国共同宣言への署名国のみであろうと指摘した。彼は、しかしながら、韓国は他の全ての国々と等しく条約の一般条規の利益を受けるだろうと指摘した。  梁大使は、韓国が署名者として含まれないだろうとすることに彼の驚きを表明し、事実として、第二次世界大戦よりも前から長年にわたり日本との戦争状態にあった大韓民国臨時政府があったことについて抗議した。彼は中国で朝鮮人が別々に日本と戦い、日本への宣戦布告は大韓民国臨時政府によってなされたことを強調した。韓国大使はしたがって、これに基づいて韓国を署名者にすることを検討した。フィアリー氏は、合衆国政府が大韓民国臨時政府を承認していないことを指摘した。  韓国大使はその後、対馬が韓国に属していることが適切に示され、対馬は条約の条件の下で韓国に与えられたかどうかを尋ねた。ダレス大使は、日本は非常に長い期間の時代にわたって対馬を完全に支配していたと指摘し、この声明に例外を取った; したがって条約は、小さな日本の島としての対馬の現在の地位に影響を及ぼさなかった。

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