野岩鉄道
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒321-2521 栃木県日光市藤原326番地の3[1] |
設立 | 1981年11月20日[1] |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 2060001008720 |
事業内容 | 鉄道事業、不動産業、旅行業、広告業他[1] |
代表者 | 代表取締役社長 二瓶 正浩[1] |
資本金 |
10億円 (2019年3月31日時点[2]) |
発行済株式総数 |
10万株 (2019年3月31日時点[2]) |
売上高 |
3億375万4000円 (2019年3月期[2]) |
営業利益 |
△1億9944万9000円 (2019年3月期[2]) |
純利益 |
△1907万3000円 (2019年3月期[2]) |
純資産 |
1億4475万8000円 (2019年3月31日時点[2]) |
総資産 |
5億9095万9000円 (2019年3月31日時点[2]) |
従業員数 | 45人(2018年3月31日時点[3]) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
福島県 26.30% 栃木県 21.52% 東武鉄道 20.50% 日光市 7.65% 東邦銀行 5.00% 足利銀行 5.00% (2019年3月31日時点[4]) |
外部リンク |
www |
野岩鉄道株式会社(やがんてつどう)は、栃木県と福島県を結ぶ鉄道路線「会津鬼怒川線」を保有・運営する第三セクター方式の鉄道会社である[1]。社名の「野岩」は、保有路線の両端、すなわち栃木県の令制国名である「下野国」の「野」と、福島県の中通りと会津地方の明治初期に制定された旧国名である「岩代国」の「岩」に由来する[5]。
日本鉄道建設公団の建設線で、国鉄日光線今市駅と会津線会津滝ノ原駅(現・会津高原尾瀬口駅)とを結ぶ路線である野岩線のうち、建設工事が進んでいた藤原 - 会津滝ノ原間が国鉄再建法の施行により工事が凍結されたことに伴い、同線を引き受けて運営するために設立された(名称は全て当時)。建設されなかった今市 - 藤原間は代わりに並走する東武鬼怒川線(下今市駅 - 新藤原駅)と接続された。本社は、起点である新藤原駅(栃木県日光市)に隣接して置かれている[1]。
沿革
[編集]特記ない限り、野岩鉄道公式サイト会社情報内の「沿革」による[1]。
- 1922年(大正11年) 今市 - 田島間が鉄道敷設法による敷設予定鉄道路線となる。
- 1966年(昭和41年)5月25日 日本鉄道建設公団工事として着工。
- 1979年(昭和54年)5月11日 福島・栃木両県知事に対して運輸大臣が第三セクター鉄道での運営を打診(翌年9月22日に両県が同意する旨を回答)。
- 1981年(昭和56年)
- 1982年(昭和57年)1月16日 運輸大臣が日本鉄道建設公団に工事実施計画を指示。野岩鉄道による運行に向け工事再開。
- 1985年(昭和60年)4月26日 路線名を「会津鬼怒川線」と決定。各駅名も6月12日に決定。
- 1986年(昭和61年)10月9日 会津鬼怒川線が開業。東武鉄道鬼怒川線・日光線・伊勢崎線と直通運転開始。
- 1990年(平成2年)10月12日 会津鉄道会津線会津高原駅(現・会津高原尾瀬口駅) - 会津田島駅間が電化[6]され、会津鬼怒川線との直通運転開始[1][6]。
- 2000年(平成12年)1月4日 日本国有鉄道清算事業団から鉄道施設の無償譲渡を受ける。
- 2003年(平成15年)3月19日 会津鉄道会津線電化区間で電車受託運転を開始。
- 2006年(平成18年)3月18日 会津鬼怒川線の路線愛称「ほっとスパ・ライン」使用開始。
- 2022年(令和4年)8月10日 電車改修費を調達するためのクラウドファンディングをREADYFORで開始[7]。
路線
[編集]会津鬼怒川線は、9駅のうち新藤原駅 - 男鹿高原駅の8駅が栃木県内、終点の会津高原尾瀬口駅が福島県にあり、関東を走るJR以外の鉄道路線では唯一、関東以外の地方とを直接結んでいる[9]。
車両
[編集]開業以来、東武鉄道6050系新造車および会津鉄道6050系200番台と同型の6050系電車(100番台)を保有する。2両編成2本の4両が在籍し、東武鉄道南栗橋車両管区新栃木出張所に常駐している。かつては3編成保有していたが、2022年3月12日のダイヤ改正後に61101Fが廃車・解体された。東武車と会津鉄道車も同ダイヤ改正で撤退し、会津鉄道は61201Fが解体されたことで気動車以外の保有車両がなくなった。
運賃・料金
[編集]大人普通旅客運賃(小児半額・10円未満切り上げ)。2019年10月1日改定[10][11]。PASMOやSuicaなどの交通系ICカードは利用できない。
キロ程 | 運賃(円) |
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初乗り3km | 200 |
4 - 6 | 300 |
7 - 9 | 420 |
10 - 12 | 520 |
13 - 15 | 640 |
16 - 18 | 740 |
19 - 21 | 840 |
22 - 24 | 920 |
25 - 27 | 1000 |
28 - 31 | 1090 |
大人特急料金(小児半額)
- 会津鬼怒川線内 380円
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i 会社情報 野岩鉄道(2022年9月11日閲覧)
- ^ a b c d e f g “第38期計算書類” (PDF). 野岩鉄道株式会社. 2019年7月17日閲覧。
- ^ 『鉄道統計年報』平成29年度版
- ^ 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』令和元年度版(電気車研究会・鉄道図書刊行会)
- ^ 「野岩鉄道の由来」『野岩鉄道の旅』時刻表付2021.3.13改正
- ^ a b 「会津田島へ直通運転 東武鉄道浅草駅で出発式」『交通新聞』交通新聞社、1990年10月13日、1面。
- ^ 「名車改修で寄付募る 福島・栃木の三セク、野岩鉄道」日本経済新聞ニュースサイト(2022年8月31日)2022年9月11日閲覧
- ^ 路線図・駅情報 野岩鉄道(2022年9月11日閲覧)
- ^ 伊豆箱根鉄道も神奈川県内を走る大雄山線と、静岡県内を走る駿豆線があるが、神奈川県と静岡県を直接結ぶ鉄道路線はない。
- ^ “乗車券・定期券”. 野岩鉄道. 2019年10月8日閲覧。
- ^ “鉄道運賃の認可および改定について”. 野岩鉄道 (2019年9月10日). 2019年10月8日閲覧。