俳優の土居志央梨さんのインタビュー記事を再配信します(この記事は「AERA DIGITAL」に2026年6月20日に掲載されたものの再配信です。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。
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俳優、土居志央梨。2024年度にNHKで放送された連続テレビ小説「虎に翼」。男装姿の山田よねを演じた土居志央梨の存在は、一気に世間に広がった。3歳からずっとバレエばかりの人生だった。だが18歳のとき、もっと違う世界を見たくなった。葛藤の末、俳優の道へ。才能は認められつつ、なかなか世に出ていけなかった。葛藤も、倦んだ感情もすべてが糧になる。これからどんな土居に会えるのか。
GWまっただ中のある午後。静かな住宅街を血まみれの男性が足早に歩き去っていく。すわ、事件か?と思いきや、これはドラマの撮影風景。先ほどの男性が“殺されていた”現場の一軒家で、いま刑事役の土居志央梨(どいしおり・33)が手慣れた所作で遺留品を箱詰め中だ。もはやトレードマークとなったショートヘアにラフめのパンツスタイルがよく似合っている。短時間で1シーンを撮り終えると「やった!」と笑顔を弾けさせる。暗い事件現場に涼やかな風がさわっ、と吹いた。
2024年、NHK連続テレビ小説「虎に翼」は、土居の俳優人生を大きく変えた。主人公・寅子(伊藤沙莉)とともに法律を学ぶ山田よね役。ある理由から男装に身を包み、初登場シーンから寅子の振る舞いを「うっとうしい!」とバッサリたたき切る強烈なキャラクターは、しかし回を追うごとに人間味と愛おしさを増し、視聴者を魅了した。
脚本家の吉田恵里香(38)はいう。
「私の中でよねはもっと冷たいというか、爬虫類的なクールさのあるイメージだったんです。でも土居さんはいい意味で泥臭く、人間味のある役にしてくださった。結果、思ったより多くの方に受け入れてもらえた。嬉しい誤算だったと思います」
この3月には、よねと戸塚純貴演じる轟太一を主人公にしたスピンオフドラマ「山田轟法律事務所」が放送されたばかり。ちなみに「虎に翼」は27年に映画化もされる。ここまで愛されるドラマって、すごすぎる。


























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