INTERVIEW

一枚の布は、どこまで未来を変えられるのか。132 5. ISSEY MIYAKEが追い続ける「折り」の思想

折りたたむことで平面になり、広げると立体となる独創的な衣服で人々を魅了するブランド「132 5. ISSEY MIYAKE」。同ブランドは、アルゴリズムを用いた折り構造と、再生素材を使用してものづくりを行っている。最新の研究ではブランドの原点に立ち返るとともに、さらなる飛躍と機能性の強化を図った。そのクリエイションはどのように生まれ、発展を続けていくのか。「132 5. ISSEY MIYAKE」の中核を担うデザインチームに、ブランドのフィロソフィーと最新のものづくりについて話を聞いた。

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名古屋・栄の新ランドマーク「HAERA」に現れた奇妙な空間。西野達が仕かけたユーモアと親近感に満ちた非日常の体験とは

2026年6月11日、名古屋の栄エリアに、新たな商業施設「HAERA(ハエラ)」がグランドオープンした。「PUBLIC MUSEUM」をコンセプトに、訪れる人々が新鮮な視点や価値観と出会える場の創出を目指す同施設。そのエントランスを、世界各地の公共空間で数々の大胆なプロジェクトを展開してきた、アーティスト・西野達が手がけている。2ヶ所の入り口に現れたのは、アンティーク家具が重力に反するように回転しながら積み上げられた巨大なシャンデリア2灯と、遊び心溢れる内装だ。多くの人が行き交う場所に西野が仕かけた、この空間の狙いとは? オープン前の現地を訪れ、作家に話を聞いた。

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PREMIUM

なぜ「見えないもの」に惹かれるのか。トニー・アウスラーが語る、創作の源泉とAI時代の想像力

TOKYO NODEで、日本初となるトニー・アウスラーの大規模個展「トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま~魔術、メディア、アート~(Tony Oursler: Tech/Gnosis-Magic, Media, Art)」が開催されている。映像をスクリーンから解き放ち、音や彫刻、言葉を組み合わせた没入型インスタレーションによって、現代の映像表現を切り開いてきたアウスラー。その創作は、コンセプチュアル・アートやシュルレアリスム、実験映画、ノーウェイブ・ミュージック、日本文化、さらにはUFOや心霊現象、AIまで、様々な領域と響き合いながら展開されてきた。本インタビューでは、幼少期の原風景からデヴィッド・ボウイとの協働、信念とアーカイブ、そしてAI時代における創造性まで、自身の言葉で振り返ってもらった。

INTERVIEW

「ひかりの世界」を描き続ける。GOMAが語った音楽と絵画が導く「2度目の人生」

2009年の交通事故をきっかけに高次脳機能障害を発症し、それまで描いたことのなかった点描画を描き始めたGOMA。彼が描き続けているのは、意識を失うたびに目にするという「ひかりの世界」だ。7月3日から東京・北青山のゴールドウイン本社で開催中の個展「ひかりの世界 ―変わる世界、変わらないひかり―」にて、創作の原点や音楽との関係、そして作品に込めている思いについて話を聞いた。

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リナ・バネルジーの表現に隠された多層性。寺尾紗穂&野村由芽が見つめた対話と抵抗のグラデーション

エスパス ルイ・ヴィトン東京で開催中のリナ・バネルジー「“You made me leave home...」展(〜9月13日)の会場で、「美術手帖プレミアム」会員限定スペシャルトークイベントが開催された。音楽家・文筆家として、世界中の多様な境遇で生きる人々やその裏側にある歴史に眼差しを向けてきた寺尾紗穂と、編集者の野村由芽が、本展を巡って対談。複雑な文化が交じり合う世界で、私たちはどう生きるべきか。二人の対話から探る。

PREMIUM

「イメージは、現れながら消えていく」。リュック・タイマンスが語る「結露」、そして絵画へと翻訳される歴史

軽井沢のリヒター・ラウムで、リュック・タイマンスの個展「Condensation(結露)」が10月31日まで開催中だ。本展では、強制収容所の壁画やパレスチナの野花、ソ連崩壊時のテレビ映像など、歴史や記憶に由来するイメージをもとに制作された6点の新作絵画を展示。イメージが現れ、消え、再び立ち現れる瞬間を探る。本展を機に来日したタイマンスにインタビューを実施し、絵画における「距離」や「タッチ」、そして歴史や政治に由来するイメージをいかに絵画へと翻訳するのかについて話を聞いた。

INTERVIEW

音楽家/文筆家の寺尾紗穂が感じた、リナ・バネルジー「"You made me leave home...」展(エスパス ルイ・ヴィトン東京)に宿る「移動」の記憶

表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で開催中のリナ・バネルジー「"You made me leave home...」展について、音楽家・文筆家の寺尾紗穂が語る。モダニズムの二元論や植民地主義への批判を交えながら、作品に宿る「移動」の記憶について紐解いてゆく。

小山登美夫と新オーナー・倉富佑也が語る小山登美夫ギャラリーの未来。ギャラリーはいかに次世代へ継承されるのか

日本の現代美術を牽引してきたプライマリーギャラリー「小山登美夫ギャラリー」。同ギャラリーの全株式が2026年1月、創業者であり代表取締役社長の小山登美夫からOffice Kuratomi Singapore Pte. Ltd.代表取締役の実業家・倉富佑也へと100パーセント譲渡された。小山はなぜこのような決断をしたのか。そして、これからのギャラリーはどう変わっていくのか。小山と新たなオーナーとなった倉富に、今回の決断の背景とこれからのビジョンについて聞いた。

INTERVIEW

MISATO ANDOが巡る、コシノヒロコのなかに広がる「ジャングル」の正体

東京都現代美術館でコシノヒロコの創作の全貌を紹介する大規模個展「(UN)KNOWN HIROKO KOSHINO ―新説/真説 コシノヒロコ―」が開催されている。そんな本展を、BiSHとしての音楽活動を経て、ドローイング、絵画、版画、立体など幅広い表現方法で制作を行うアーティスト・MISATO ANDOが訪れた。

PREMIUM

建築コレクティブ・GROUPはなぜ「都市と眠り」に着目するのか。模型を通じて読み解く「仮設的」な思考

東京・天王洲アイルのWHAT MUSEUMで開催中の​​グループ展「波板と珊瑚礁 - 建築を遠くに投げる八の実践」(4月21日〜9月13日)。領域横断的な活動で注目を集める建築コレクティブ・GROUPは、本展に「都市と眠り」という批評的なテーマを掲げて出展している。独自の着眼点を持つメンバーらに、テーマの背景や、異なるバックグラウンドを持ちながら流動的な協働を続けるコレクティブのあり方について話を聞いた。

INTERVIEW

名和晃平が語るジェフ・クーンズ。日本初の個展から読み解く「表層」と彫刻の拡張

ジェフ・クーンズの日本初となる個展、ジェフ・クーンズ「PAINTINGS AND BANALITY - SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」が開催されているエスパス ルイ・ヴィトン大阪で、「美術手帖プレミアム」会員限定スペシャルトークイベントが開催。彫刻家の名和晃平をゲストに迎えたギャラリートークが行われた。

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「自然」はすでにそこにある。川俣正が語る、ルイナールとのプロジェクトと偶然性の美学

世界最古のシャンパーニュメゾン「ルイナール」が展開するアートプログラム「カンバーセーションズ・ウィズ・ネイチャー Conversations with Nature」。本年は日本人アーティストとして初となる川俣正が選出され、単独でのグローバルプログラムが実現。5月にフランス・ランスにあるメゾンの敷地内に《タワー(オブザーベトリー)》《ネスト》《ツリーハット》という3つの新作が恒久・半恒久(セミパーマネント)として設置された。 都市空間への仮設的な介入で知られる川俣は、「Conversations with Nature(自然との対話)」というテーマをどのように解釈し、メゾンの歴史や環境へとアプローチしたのか。制作の舞台裏と、その根底にある表現哲学を聞いた。

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PREMIUM

【独占インタビュー】LABUBUはいかに誕生したのか。生みの親、カシン・ロンが語る『THE MONSTERS』10年の歩みと創作の原点

上海から始まり、台北、香港、パリを巡回した「MONSTERS BY MONSTERS: NOW AND THEN」展が東京に上陸した。『THE MONSTERS』誕生から10周年を迎え、予想を超える人気を獲得したLABUBUの歩みを振り返りながら、カシン・ロンに創作の原点とこれからの展望を聞いた。

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「100年先を見据えた東博の覚悟」。新副館長が語る、東京国立博物館が変わろうとする理由

2024年、東京国立博物館(以下、東博)は長期構想「東京国立博物館2038ビジョン」を発表した。本館竣工100周年を迎える2038年を見据え、「日本と世界をつなげる博物館」「みんなが来たくなる博物館」などの将来像を掲げるこの構想は、大きな議論を呼んだ「TOHAKU OPEN PARK PROJECT」の土台にもなっている。また26年4月には副館長体制が従来の1人から3人へと移行した。文化財を守りながら、より多くの人々に開かれた存在へ──。さらに、国が掲げる厳しい収益目標や来館者目標への対応も迫られるなか、東博はいま何を目指そうとしているのか。総務部長を兼任しながら新副館長にも就任した竹之内勝典に、「2038ビジョン」の背景と、その実現に向けた東博の“覚悟”を聞いた。

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レゴグループはなぜゴッホや北斎を取り入れるのか?「レゴ®アート」が目指す新しい鑑賞体験

レオナルド・ダ・ヴィンチ《モナ・リザ》、フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》、葛飾北斎《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》──近年レゴグループは、美術史に残る名作を立体化する「レゴ®アート」シリーズを積極的に展開している。そこにはたんなるIPビジネスではなく、「組み立てること」を通じてアートと向き合う、新しい鑑賞体験の提案がある。レゴグループ デザイン・クリエイティブリードのフィオレラ・グローブスに、その思想を聞いた。

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なぜモダニズム建築は壊されてしまうのか。専門家・松隈洋が語る、いま私たちに問われていること

丹下健三による代表作のひとつ、旧香川県立体育館(通称「船の体育館」)の解体が進んでいる。なぜこのようなモダニズム建築は壊されてしまうケースが相次ぐのか。その背景と、モダニズム建築を守るために必要なことを近代建築史の専門家である神奈川大学教授・松隈洋と考える。

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対談:なみちえ×吉國元。「横断者」として生きる。日本とアフリカのはざまで模索する、アイデンティティと表現

現在、岐阜県美術館で開催中の「―モンスーンに吹かれたように―大移動と交流のアフリカ–アジアの現代美術」展(3月13日~6月14日)。その出展作家である2人、アーティストやラッパーとして活動するなみちえと美術家・吉國元の対談が実現。ガーナと日本にミックスルーツを持つなみちえと、ジンバブエで生まれ日本へ移住した経験を持つ吉國、2人がそれぞれ歩んできた道のりと、いまなお根深く残る偏見や差別、そしてそれらの経験と切り離すことのできない自身の制作のあり方について話を聞いた。

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なぜウルス・フィッシャーは、自分自身を溶かし続けるのか

自らをかたどった彫刻が、会期中にゆっくりと溶け崩れていく。東京・北青山のファーガス・マカフリーで開催されている、ウルス・フィッシャーの日本初個展「間違い探し」。鏡像のように並置されたふたつの“自己像”を通して、フィッシャーはコピーと実像、人工と自然、そして「イメージ」とは何かを問いかける。来日したアーティストに、美術家・美術批評家の石川卓磨が話を聞いた。

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「企画書」は最良のコミュニケーションツール。BUGが取り組むアートワーカーのためのプログラム「CRAWL」とは何か

アートワーカーのキャリア支援の一環として、アートセンターBUGが2024年より取り組んでいるプログラム「CRAWL(クロール)」。企画書のブラッシュアップから企画の実践までを視野に入れた本プログラムの狙いとは。2025年度のプログラムに参加し、同スペースでの展覧会「キベラ“スラム”から見つめる世界 語られてきた私から、語る私へ。」の実施へと結びつけた坂田ミギーと、BUGのキュレーター・檜山真有に話を聞いた。

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ジョルジュ・ルオーのアトリエの「秘密」。画材や未完作品から独自の技法とその精神性に迫る

フランス語で「芸術家の仕事場」を意味するアトリエは、アーティストの第一級の史料だ。立地や採光といった制作環境、実際に使った材料・道具、つくりかけの作品や下絵は、制作の意図やプロセスを理解するためのこのうえない手がかりとなる。現在、パナソニック汐留美術館で開催中の「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」展(4月11日〜6月21日)では、20世紀フランスを代表する画家ジョルジュ・ルオー(1871~1958)がパリに構えた最後のアトリエを再現。初期から晩年までの名品とともに、創作の実相に迫る貴重な機会となっている。本展から見えてくるルオー独自の技法と精神性について、同館学芸員の古賀暁子と、修復士の森直義(CRIQUEアートコンサヴェーション代表)に話を聞いた。

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