“パラボラ大好き女子”、南極へ行く ここはKDDI山口衛星通信所。巨大なパラボラアンテナの前で満面の笑みを浮かべているのは、現在KDDIから国立極地研究所(以下、極地研)に出向中の佐々木貴美。「私、パラボラアンテナが大好きなんです。だって、大きくてかっこよくないですか?」と熱く語る、世にも珍しい“パラボラ大好き女子”である。
人工衛星と衝突の危険性がある宇宙ごみ(スペースデブリ)を監視するために、防衛省が山陽小野田市埴生にある海上自衛隊山陽受信所跡地(13万4300平方㍍)に宇宙監視レーダーを設置する計画が明らかになった。 宇宙ごみのほか不審な衛星を監視し、人工衛星への衝突を事前に察知しようというもので、県や山陽小野田市への事業説明では、2023年度からの運用開始を目指したいという。 防衛省中国四国防衛局(広島市)は、21日午後7時から埴生公民館で住民説明会を開き、計画への理解を求める。 宇宙空間は測位、通信、気象観測などに活用されるなど国民生活にとって有用であるだけでなく、安全保障基盤としても重要な役割を担っている。人類が宇宙開発を開始して半世紀以上がたち、この間に多くの衛星やロケットが宇宙空間に投入された。 一方、衛星などが役割を終えたり、故障あるいは互いに衝突したりして破片が宇宙ごみとして地球の周回軌道を
本記事は2022年12月時点のTime & Spaceの内容となります 最新の記事に関してはKDDIトビラをご確認ください。 パラボラは動くのがお好き? 山口県にある国内随一の衛星通信施設「KDDI山口衛星通信所」を訪ねるレポート、今回は後編。前編で語り尽くせなかったパラボラアンテナの驚きのヒミツの数々を紹介していきたい。 小さなもので直径1m以上、大きなものだと30mを超す巨大なアンテナは、じっと衛星からの電波を待ち受けているようで、実は小まめに動いている。というのも、「静止衛星」の方が宇宙空間で星の重力や太陽風などさまざまな影響を受け、静止していることができないからだ。衛星は「ビーコン」と呼ばれる信号を地上に向けて発し、アンテナはその信号強度がもっとも強くなるように微妙に向きを変える。一度に動くのはだいたい数ミリ程度。ミリ単位の精度のために、巨大な人工物を動かし続けているわけだ。 衛星
KDDIと山口大学は1月26日、KDDI山口衛星通信所にある大型パラボラ・アンテナを、衛星通信用から電波望遠鏡へ改造し、ブラックホールなどの宇宙観測研究に活用すると発表した。 KDDIは2001年にも別の大型パラボラ・アンテナを国立天文台に譲渡しており、電波望遠鏡に改造され、現在は山口大学が研究に使用している。同大学では今回借用するアンテナと組み合わせることで「山口干渉計」を構築。日本最大級の電波干渉計として、ブラックホールなどの宇宙観測研究に挑む。 今回は同日に行われた記者会見の模様から、KDDI山口衛星通信所の来歴や電波望遠鏡の概要、観測により期待される成果などについて見ていきたい。 見渡す限りのパラボラ・アンテナ、世界の通信を支える西の関門局 KDDI山口衛星通信所は山口県山口市仁保中郷という、周囲を山に囲まれた、緑豊かな場所にある。敷地内には大小さまざまなパラボラ・アンテナが立ち並
KDDI株式会社 2016年1月26日 KDDIは、2016年1月より、KDDI山口衛星通信所にある2基の大型パラボラアンテナを活用して、国立大学法人山口大学 (以下、山口大学) のブラックホール探査を目的とした宇宙観測研究に協力します。 KDDI山口衛星通信所内には、2002年から山口大学が電波望遠鏡 (注) として利用している口径32mのパラボラアンテナがあり、この度、KDDIは、新たに電波望遠鏡への転用が可能な口径34mのパラボラアンテナを山口大学に提供します。 これにより、電波望遠鏡2台を同時に活用する高度な観測方法「電波干渉計」を実現でき、ブラックホール探査などの研究に重要な役割を果たすことが期待されています。 山口大学 時間学研究所の藤澤 健太教授は次のように述べています。 「今回使用する2台の電波望遠鏡は日本でもっとも大型の電波干渉計です。この電波望遠鏡を活用して、私たちの銀
本記事は、KDDIのデジタル情報マガジン「TIME&SPACE (2022年12月終了)」に掲載された内容となります。 パラボラは動くのがお好き?山口県にある国内随一の衛星通信施設「KDDI山口衛星通信所」を訪ねるレポート、今回は後編。前編で語り尽くせなかったパラボラアンテナの驚きのヒミツの数々を紹介していきたい。 小さなもので直径1m以上、大きなものだと30mを超す巨大なアンテナは、じっと衛星からの電波を待ち受けているようで、実は小まめに動いている。というのも、「静止衛星」の方が宇宙空間で星の重力や太陽風などさまざまな影響を受け、静止していることができないからだ。衛星は「ビーコン」と呼ばれる信号を地上に向けて発し、アンテナはその信号強度がもっとも強くなるように微妙に向きを変える。一度に動くのはだいたい数ミリ程度。ミリ単位の精度のために、巨大な人工物を動かし続けているわけだ。 衛星から発せ
山間に咲き誇る、巨大なパラボラアンテナ群の正体そこは山口市の中心部からクルマで15分ほど、仁保(にほ)という山間の里。町中を抜け、山並みが濃くなると、山向こうに白いアンテナが見え隠れし始める。遠目には白く小さなキノコが生えているようだが、クルマが近づくにつれ、それはみるみる巨大になる。大小さまざまなパラボラが晴れ上がった空を仰ぐ様は、まるで巨人たちが忘れていった傘のよう。非日常感たっぷりの光景にTIME & SPACE取材班も思わずテンションが上がる。 ここ、「KDDI山口衛星通信所」には、東京ドーム3.5個分に相当する16万平方mもの広大な敷地に、大小23基ものパラボラアンテナが設置されている。小さなもので直径1m以上、大きなものだと30mを超す巨大なものまで、山並みを背景に威風堂々と建ち並ぶ。その光景は壮観のひとことに尽きる。 さて、紛争地からの国際テレビ中継や、海外で見られるNHKの
面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて] 山間に咲き誇る、巨大なパラボラアンテナ群の正体 そこは山口市の中心部からクルマで15分ほど、仁保(にほ)という山間の里。町中を抜け、山並みが濃くなると、山向こうに白いアンテナが見え隠れし始める。遠目には白く小さなキノコが生えているようだが、クルマが近づくにつれ、それはみるみる巨大になる。大小さまざまなパラボラが晴れ上がった空を仰ぐ様は、まるで巨人たちが忘れていった傘のよう。非日常感たっぷりの光景にTIME & SPACE取材班も思わずテンションが上がる。 ここ、「KDDI山口通信衛星所」には、東京ドーム3.5個分に相当する16万平方mもの広大な敷地に、大小23基ものパラボラ
本記事は2022年12月時点のTime & Spaceの内容となります 最新の記事に関してはKDDIトビラをご確認ください。 日本で衛星通信がスタートしたのは、今から50年前のこと。衛星通信は、その役割を変えながらも、現在も、国際通信やモバイル通信において重要な役割を果たし続けている。 50年に及ぶ日本の衛星通信の歴史 1963年11月23日(米国時間では22日)、日米間でテレビ衛星中継実験が成功し、日本とアメリカが衛星回線でつながった。この実験は、日本人が衛星通信を体験した歴史的な一歩であった。奇しくも、当時のアメリカ大統領であるジョン・F・ケネディが暗殺されたという衝撃的なニュースをいち早く日本にもたらし、世界のニュースをすぐに伝える衛星通信の威力をまざまざと見せつける結果となった。 この中継を日本側で受信したのは、茨城県十王町(現・日立市)に開所したばかりのKDD茨城宇宙通信実験所(
山口県山口市にあるKDDI山口衛星通信所は、東京ドーム3.5個にあたる16万平方メートルという広大な敷地の中に、大小20基のパラボラアンテナが並ぶ日本でも類を見ない通信施設だ。そのパラボラアンテナ群の中に1基だけKDDIが所有していないものがある。主鏡に大きく「NAO」の文字が入ったアンテナだ。このアンテナは直径32mもの大きさを誇り、KDDI山口衛星通信所の中の数あるアンテナの中でも2番目に大きなものだ。実は、「NAO」の文字はNational Astronomical Observatoryの頭文字を取ったもので、このアンテナが国立天文台のものであることを示している。しかし、なぜ、KDDIの通信施設の中に国立天文台のアンテナがあるのだろうか。 「このアンテナは2001年にKDDIから国立天文台に無償譲渡されたものなのです」と語るのは、山口大学時間学研究所の藤沢健太教授だ。 この32mの
日本で初めて人工衛星を利用した通信が開始されてから、今年で50周年ということをご存じだろうか。50年前の1963年11月23日に、ケネディ米大統領(当時)が暗殺された事件のニュースを、公開実験としてテレビジョン衛星中継したのがその始まりだ。 日本における衛星通信の歴史 当時、日本側の放送波受信施設は同年に開設された「茨城宇宙通信実験所」がその役割を担っていた。 衛星通信の"東の関門局"と呼ばれたこの施設は、のちに「KDDI茨城衛星通信センター」と名前を変え、日米間の通信や、太平洋上を航行する船舶との通信インフラとして長きに渡って運営されてきた。しかし、2007年に同センターは閉所となる。 閉所された理由は、山口県にある"西の関門局"「KDDI山口衛星通信センター」への機能統合だ。山口センターは1969年に開設され、最初に行った中継は英国のチャールズ皇太子立太子式であった。主にヨーロッパとの
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