第六章「社会の超越論的理論」だけ。 学部時代に読んで、よくわからなかったのを、もうわかるかな(笑)と思って読んでみたが、結局わかったのは、文と文の間の論理的なつながりが不明で、(おそらく裏にあるのであろう)言いたいことがうまく表現できていないということ。結局、ハーバーマスっぽいこと言っておけば大丈夫、という油断の中で書かれた感じがすごくする。あと引用が多すぎる。解釈の誤りを正そうと思ったけれど、きりがないのでやめた。ただ、この文章それ自体の意義はともかくとして、レファレンスとしてはとても参考になった。 というわけで、一箇所だけ、これはひどいと(学部のときも)思ったところを。 ルーマンによれば、フォーマルな社会システムはシステムの意思決定によって成員の出入りを規定する。そのさい、成員の交代が当事者にどのような犠牲を課すか、あるいはその交代が自由意思に基づくか否か、ということは「二次的な区別」

