電子部品は、いまではスマートフォンから注文すれば翌日に届き、海外の通販サイトを使えば中国の工場から直接取り寄せることもできる。 それでも大阪・日本橋(にっぽんばし)の電気街には、店員に相談しに通う人が絶えない電子部品店がある。1970年創業の共立電子産業だ。3フロアから成る店舗内には、常時約4万点の在庫がそろい、ネット通販での在庫や取り寄せも含めれば50万点近い商品を扱う。 創業者の蘇建源(そ・けんげん)氏が店頭で貫いた流儀は、ネット通販や海外ECといった時代の変化を越えて、いまも社員に受け継がれている。 ジャンク部門から社長になった岩田健氏と、シリコンハウス一筋30年の四元徹氏に、大阪から見た電子部品流通の半世紀を聞いた。 1970年、日本橋で――電子部品の街と、店頭に立った創業者 共立電子産業創業者の蘇建源氏(1941〜2018)。客に寄り添う接客方針を貫く一方で、地元・日本橋の地域振

