Eärendil-1は重さ142kgの比較的小型の衛星だ。本体には18m四方の薄膜ミラーを収納しており、2026年後半に米SpaceXのロケット「Falcon 9」で打ち上げる予定だ。 この衛星は、太陽光を直径約5kmの円形の範囲に反射でき、日が当たっていない場所ならほぼどこでも狙えるという。同社が公開しているシミュレーションツールによれば、その範囲は住宅街を丸ごと照らせる広さで、実際は夜なのに昼間のような明るさになる。 同社が想定する主な用途は、夜間の太陽光発電だ。太陽光パネルには「日中しか発電できない」という根本的な弱点がある。同社によると、電力需要は日没前後にピークを迎える。つまり電力会社は、太陽光発電が使えない時間帯に最も多くの電力を作らなければならず、それが気候変動の一因となる化石燃料の使用増につながっているという。軌道上の鏡で夜間も太陽光を届ければ、この問題を回避できるという理

