フアン氏がみずからマイクを握り、約20分にわたって熱く語った内容は“セガとNVIDIAの歴史”。 そもそも両社の関係が始まったのは1990年代に遡る。NVIDIAが創業間もない1993年、ジェンスン・フアン氏が当時アーケードゲームとしてリリースされた『バーチャファイター』の3Dポリゴン技術に魅了され、翌年セガを訪問。PC向け移植などで実績を積み、1998年発売の家庭用ゲーム機ドリームキャストに搭載するGPU担当の開発パートナーとなる。 しかし、NVIDIAは新型チップの開発が難航、契約を解除してくれとセガを訪れる。それはまだ規模の大きくない時代のNVIDIAにとって、自社の倒産宣告をみずから告げるに等しい、自分の足で断頭台に上るような悲痛な謝罪だった。ところが、当時の入交氏は契約解除を受け入れたうえで、当初の契約にあった支払いとさらに追加出資を行う。NVIDIAは倒産を免れた。 その後NV

