ChatGPT人気を追い風に、テック大手によるジェネレーティブAI(生成AI)関連の動きが活発化している。The Informationの報道によると、マイクロソフトは、AI開発に用いるチップを自社で開発しており、今後AI市場での優位性を拡大させる狙いだ。現在テック大手を含め、生成AIの開発・運営ではNVIDIAのGPUに依存する状況となっている。マイクロソフトのAIチップ開発報道を切り口に、AI市場のコスト問題の現状を探ってみたい。 バークリー音大提携校で2年間ジャズ/音楽理論を学ぶ。その後、通訳・翻訳者を経て24歳で大学入学。学部では国際関係、修士では英大学院で経済・政治・哲学を専攻。国内コンサルティング会社、シンガポールの日系通信社を経てLivit参画。興味分野は、メディアテクノロジーの進化と社会変化。2014〜15年頃テックメディアの立ち上げにあたり、ドローンの可能性を模索。ドロー
2021年10月にメタバース戦略のビジョンを打ち出した米メタのマーク・ザッカーバーグCEOは、その発言やデモを通じ、メタバースがすぐそこまできているような印象を世の中に与えた。同社はVRヘッドセット「Quest」で一定の成功を収めており、Quest 1とQuest 2を購入した100万人以上のユーザーに対して仮想現実(VR)のポテンシャルを示していた。 それから2年近くが経った今でも、ザッカーバーグはメタバースの将来性を強く信じている。しかし最近になって人工知能(AI)により注力するようになり、事業とオペレーションの合理化を図って短期的な収益性を高めようとしている。 ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は3月末、「仮想世界『メタバース』に厳しい現実」と題した記事で、メタバースがすぐに実現するという認識は誤りで、テック業界がAIにシフトしている現状を報道。しかし同時に、「ザッカーバーグ
米MicrosoftがOpenAIのLLM「ChatGPT」採用の「新しいBing」を公開して2週間以上が経過した。Microsoftで検索とAI担当のCVP(コーポレートバイスプレジデント)を務めるジョルディ・リバス氏が2月22日(現地時間)、Microsoft傘下のLinkedInに「Building the New Bing」というブログを投稿し、新しいBingについて解説した。 新しいBingでは、OpenAIが昨夏に共有した「GPT-3.5よりはるかに強力な、ChatGPTを強化するLLM」(「GPT-4」とはしていない)を採用している。この次世代GPTは強力ではあるが、他のLLMと同様にトレーニングデータが古い(GPT-3.5のトレーニングデータは2021年までのもの)ため、Bingのバックエンド機能と組み合わせることで最新データを利用できるように開発したのがAI技術「Prom
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