大東文化大学文学部日本文学科 助教 廣田 龍平(ひろた・りゅうへい) 1983年生まれ。専門は文化人類学、民俗学。博士(文学)。大学時代の卒業論文で怪談「コトリバコ」を扱って以降、妖怪や怪異の研究に独自の存在論的視点からアプローチしている。著書に『ネット怪談の民俗学』(ハヤカワ新書)、『妖怪の誕生』(青弓社)など。将来の夢は「世界妖怪事典」をつくること。 X:@ryhrt researchmap 「くねくね」(※1)「コトリバコ」(※2)「八尺様」(※3)「きさらぎ駅」(※4)——。 2000年代、匿名掲示板「2ちゃんねる」上に、数々の「ネット怪談」が生まれました。その中には、真偽不明の不気味な伝承として、あるいは純粋なホラーエンターテインメントとして人々を熱狂させ、ブログやSNSを通じて拡散され、映画化されるほどの知名度を得た名作もありました。 しかし今となっては、このようにインターネッ

