質問投稿サイトで、「黄色信号できちんと止まったのに、後ろから追突されました。私が悪いんでしょうか？」という内容の質問が紹介されたところ、大きな反響がありました。
　
　一体どのような内容で、どのような反響があったのでしょうか。

　大手質問投稿サイトに投稿されたこの質問には、回答が175件も付いていました。

　内容は「黄色信号になったのでブレーキを踏み停止しました。直後にドンッ！追突されました」から始まります。

　投稿者が身体に痛みを感じているなか、追突してきた40代くらいの人物はクルマを下りてこちらにやってきて「なんで止まった？速度上げれば通過出来ただろ運転ヘタクソが！」とボロクソに怒鳴ってきたといいます。

　投稿者は理不尽な目にあって「放心状態になりました」とのこと。「黄色信号は止まれが常識ではないのでしょうか？昔の人は黄色信号は加速して通過しろと教えられたのでしょうか？」と質問しています。

　集まった回答の多くは「あなたは間違っていません。交差点付近で前車の動きに注意するのは当たり前、追突は問答無用です」「例え急ブレーキであったとしても、後方の車は急ブレーキに対応できる位の車間距離を取っていなければいけないはず」など、追突された投稿者に理解を示す声になっています。

　また「強く言ったもんがちになっちゃうから。前方不注意やろ！！と強く言いましょう。警察に状況を言えば、あなたが正しいと判断するはず！！」と言った回答もありました。

　実際、追突した側の「黄色信号は通過すべき」という言い分は正しいのでしょうか。道路交通法施行令 第2条によると「車両及び路面電車は停止位置を越えて進行してはならないこと」としています。

　ただし、ものには限度があるということで、「停止線を越えていたり、停止線で安全に止まれないときなどは、進むことができる」という補足もあります。

　事故が起きたら、保険料を算定する際に、互いの過失割合をはかることとなります。その時に「ちょっとこの『安全に止まれない時』に該当したんじゃないの？」「いやいや、進む『ことができる』だけであって、止まること自体は正しいだろ」といった駆け引きがおこなわれ、最終的な過失割合の判断になっていきます。

　もっとも、事故直後でアドレナリンが出ているとはいえ、現場で言い争いやケンカを起こすのは得策ではありません。場合に寄れば「暴行罪」など、別の罪に問われかねないので、注意しましょう。すぐカッとなって理性が効かない人間は、ハンドルを握るべきではありません。

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　今回話題になった際は、ネット上では反響多数となりました。集まった声には「基本的に追突はした方が悪い。思い込みで急加速したせいで止まれなかったんでしょ」「後ろのクルマの前方不注意なだけ。信号と前のクルマ見てれば、急ブレーキ踏まれても余裕で止まれるわ！」「前方不注意と車間距離不保持で完全に追突車が悪い。
これ、当たり前です」と、十分に車間距離を取って前方に注意していれば、どんな状況でも追突は起きないという見方があります。

　回答のひとつには「真後ろの車の有無や接近する速度を確認しなかった貴女も、後方に注意が向いていなかったと言える」というものがありましたが、それに対してネット上の反響では、

「こんな理不尽な言い訳がどこにある！！急ブレーキを踏んだわけでもなく、黄色信号で普通に止まるのは当然の話。（略）道交法でも、仮に前を走行中の車が急ブレーキをかけても安全に停止できる車間距離を取るように書いてある。とにかく今回の事故は100％後続車の車が悪いということは歴然としている！！」

と、怒髪天をつく勢いで憤怒をあらわにしている人もいました。