低燃費で雨にも強い! グッドイヤーの新ハイパフォーマンスタイヤ「イーグル F1 アシメトリック 6」に替えると走りはどう変わる?
2024年2月に発表、3月に発売されたグッドイヤーの新ウルトラハイパフォーマンススポーツタイヤが「イーグル F1 アシメトリック6」です。低燃費性能や耐摩耗性を向上させ、さらに高次元の走行性能も実現しているといいますが、どのように進化したのでしょうか。クローズドコースで試してみました。
ぬれた路面もきちんとグリップ
グッドイヤーのウルトラハイパフォーマンスタイヤ(UHP)に位置付けられる「イーグル F1 アシメトリック 6(EAGLE F1 ASYMMETRIC 6)」が発売になりました。
富士スピードウェイ(静岡県小山町)の安全運転訓練施設「モビリタ」でウエットとドライ路面でのハンドリングテスト、さらに一般道での試乗もできたので、そのインプレッションをお伝えします。
イーグルという名前はグッドイヤーのスポーツタイヤブランドとして広く知られています。
モータースポーツ直系のハイグリップとハンドリング性能を究極まで追い求めているのは「イーグル F1 スーパースポーツ」ですが、快適性、静粛性、ライフなどを犠牲にしない範囲でハイグリップを追求したのが今回紹介する「イーグル F1 アシメトリック 6」です。
従来のアシメトリック 5から6に進化し、ドライ性能、ウエット性能、静粛性能、燃費性能がそれぞれ向上しているという説明を試乗前に受けました。
今回燃費は測定できませんでしたが、各項目の性能が確実に向上していることがわかったので、テスト順に詳しく解説していきましょう。
最初はウエット路面での急ブレーキテストです。クルマはスバル「レヴォーグSTI」で、タイヤは225/45R18 95YXLというサイズを履いています。
GPSを使って機械が自動的に60km/hから停止までの距離を計測してくれます。新製品のアシメトリック 6での急ブレーキテストでは、4回トライして最高と最低を除き2つの停止までの数字の平均は15.1mでした。
続いて従来品のアシメトリック 5でも同じようにテストしたところ、16mでした。この違いははっきりしていて、ABS作動中の滑りとグリップの差が明確だったのがアシメトリック 5で、新製品アシメトリック 6の良さが目立ちました。
高速ドライハンドリングテストは、トヨタ「GR86」に215/45R17 91YXLのタイヤを履いて走りました。
モビリタのコース内で100km/hでの高速コーナリング、パイロンで作ったダブルレーンチェンジ、S字コースを試しました。
ここでは新製品アシメトリック 6の遅れのない応答性、緊急回避のようなレーンチェンジでの安定性、タイトターンで切り増したときの追従の良さが目立ちました。
なかなかグリップ限界を越えることがなく、もし越えても滑りは最少で、すぐにグリップが回復するところに安心感がありました。タイヤがしっかりしていて、路面をつかむ感触も良いし、サイドウォールがへこたれないので大きな負荷をかけても負けない感じがしました。
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