MINI、「センター1本出しマフラー」の“爆速モデル”がデビュー! 史上最速ホットハッチ新型「MINI JCW」世界初公開! 世界一過酷なレースに挑む

BMWグループは2024年5月19日に、MINIの新型「John Cooper Works」のプロトタイプが、ニュルブルクリンク24時間耐久レースでデビューすることを発表しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。

正式デビュー前に24時間耐久レースを駆ける

 2024年5月22日、BMWグループは同年6月1日から2日に開催される、ニュルブルクリンク24時間耐久レース(ドイツ)に、MINI(ミニ)ブランドのハイパフォーマンスモデル「John Cooper Works(ジョンクーパーワークス、以下JCW)」の新型プロトタイプが参戦することが明らかになりました。
 
 また市販モデルのワールドプレミアは今秋になると発表しており、今回正式デビューに先駆けての登場となります。

今回ニュルを走る新型MINI JCWプロトタイプはセンター1本出しのマフラーが特徴的
今回ニュルを走る新型MINI JCWプロトタイプはセンター1本出しのマフラーが特徴的

 JCWは、MINIブランドの中で、最上級のスポーツモデルとして存在しています。

 その名称はかつて天才エンジニアとも称されたジョン・クーパーに由来し、MINIを代表するハッチバック「クーパー」の名も、彼に由来するといわれています。

 ジョン・クーパーは、友人でありMINIの生みの親でもあるアレック・イシゴニスのもとを訪れ、もっとパワフルなMINIを作ることを提案。

 そして当時開発途中であったMINIのプロトタイプにチューニングを施します。

 コンパクトなボディ、優れたハンドリング性能にレーシングマシンとしてのポテンシャルを見いだし 、よりパワーアップしたモデルとして誕生したのがMINI「クーパー」です。

 ジョン・クーパーが手掛けたMINIクーパーは数々のレースに参戦。

 その結果、モンテカルロ・ラリーでは1964年から1967年の4年間で3回優勝、1000湖ラリー(現ラリー・フィンランド)においては、1965年から1967年まで3年連続総合優勝、その他1965年のRACラリー(現ラリー・グレートブリテン)や1967年のアクロポリス・ラリーで総合優勝をするなど、ラリー界を席巻する無敵の強さを誇りました。

 その輝かしい歴史は、今回のプロトタイプにも反映されており、その1つとしてボディに纏ったカモフラージュは、まさに1960年代のラリーで活躍していたMINIクーパーの赤白のボディカラーからインスパイアを受けています。

 さらに特徴的な37のロゴは、1964年にモンテカルロ・ラリーで優勝を果たした車両のゼッケンナンバーをリスペストしたものになっています。

 この新型MINI JCWはレーシングチーム「ブルドッグ レーシング」からSP 3T(1750ccから2000ccのターボ車)カテゴリーでエントリーされ、そしてもう1台MT(マニュアルトランスミッション)車となる、ブラックの新型MINI JCWも参戦することが明らかになっています。

 そんなレースのDNAを受け継ぐMINIの新型JCWは、同年秋にワールドプレミアを控えています。

 現時点で詳細は公表されていないものの、既に発表されている新型MINIクーパーやMINIカントリーマンと同様に、ガソリンエンジン車とEV(電気自動車)が設定される予定だといいます。

【画像】超カッコいい! これが最強最速の新型「MINIクーパー」です(50枚以上)

「えっ!カッコいい!」 マツダの「スゴいSUV」登場! どこが良いの?

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー