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2008年ピューリッツァー賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

2008年ピューリッツァー賞（2008ねんピューリッツァーしょう）は、2008年4月8日に発表された第92回目のピューリッツァー賞である[1]。

2008年の報道部門の受賞者[2]
部門 受賞者 所属 内容
公益 Dana Priest、Anne Hull、Michel du Cille ワシントン・ポスト ウォルター・リード陸軍病院における負傷兵の虐待
速報報道 スタッフ ワシントン・ポスト バージニア工科大学銃乱射事件
調査報道 スタッフ シカゴ・トリビューン 玩具や車のシートやベビーベッドに対する政府規制の欠陥
Walt Bogdanich、Jake Hooker ニューヨーク・タイムズ 中国製医薬品や日用品に含まれる有毒物質（中国製品の安全性問題）
解説報道 Amy Harmon ニューヨーク・タイムズ DNAテストのジレンマと倫理的な問題
地方報道 David Umhoefer Milwaukee Journal Sentinel ミルウォーキー郡が法律を無視して、労働者から年金の加入期間の一部を買い戻していた問題
全国報道 Jo Becker、Barton Gellman ワシントン・ポスト ディック・チェイニー副大統領が影で国の政策に影響を与えていた問題
海外報道 Steve Fainaru ワシントン・ポスト 民間軍事会社がイラクで行っている法外な行動
特集記事 Gene Weingarten ワシントン・ポスト 世界的なバイオリニストのジョシュア・ベルが変装して駅で演奏していたら通勤客は分かるのか？
論説 Steven Pearlstein ワシントン・ポスト 国家の複雑な経済不振（リーマン・ショック）の問題を明解に論評
批評 Mark Feeney ボストン・グローブ 映画から写真、絵画まで視覚芸術を幅広く批評
社説 なし
時事漫画 Michael Ramirez Investor's Business Daily
速報写真 Adrees Latif ロイター ミャンマーのデモ取材中に射殺された長井健司の写真
特集写真 Preston Gannaway Concord Monitor 両親の末期を看取る家族達
2008年の文学芸能部門と音楽部門の受賞者[2]
部門 受賞者 作品 備考
フィクション ジュノ・ディアズ 「The Brief Wondrous Life of Oscar Wao」
「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」		 ISBN 1-59448-958-0
ISBN 978-4105900892
戯曲 Tracy Letts 「August: Osage County」
（8月の家族たち）
歴史書 Daniel Walker Howe 「What Hath God Wrought: The Transformation of America, 1815-1848」
（神のなせる業: 1815～1848年のアメリカの変貌）		 ISBN 0-19-507894-2
伝記・自叙伝 John Matteson 「Eden's Outcasts: The Story of Louisa May Alcott and Her Father」
（エデンの追放者達: ルイーザ・メイ・オルコットとその父の物語）		 ISBN 978-0393333596
詩 Philip Schultz 「Failure」
（過ち）
一般ノンフィクション Saul Friedländer 「The Years of Extermination: Nazi Germany and the Jews, 1939-1945」
（根絶の時代:ナチスドイツとユダヤ人、1939～1945年）		 ISBN 0-06-019043-4
音楽 David Lang 「The Little Match Girl Passion」
（小さなマッチ売りの少女の情熱）
特別賞 ボブ・ディラン

脚注

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  1. ^ “長井さんを撮影したロイターのカメラマン、ピュリツァー賞受賞”. ロイター (2013年4月16日). 2015年11月3日閲覧。
  2. ^ a b “2008 Winners and Finalists”. The Pulitzer Prizes. 2014年4月17日閲覧。

外部リンク

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