ファッション
特集 メンズブランドが揺らぎの中で立ち返る“スタンダード” 第2回 / 全7回

メンズリアルトレンド“セレクト”編 多くのショップが立ち返るクラシックな温かみ

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最初に注目したジャンルは、セレクトショップのオリジナルブランドやその取り扱いアイテムからなるスタイル。それぞれ、カジュアルからトラッド、モードにドレスまで異なる出自を持っているにも関わらず、多くが“原点回帰”的なテーマを掲げていた。もちろん、彼らは異なる原点を持つが、共通するのはアーカイブに思いを馳せたときに感じる懐かしい温かさ。それが全体のムードとしてビンテージ加工や柔らかな風合いのニット、ブラウン系のカラーリングを増やしている。セレクトショップは元来オリジナルのクリエイションではなく、ショップが作りたい世界観に合わせて商品を選別し、発展してきた。オリジナルが売れるようになった昨今も、根底にあるその世界が、このムードを作り出しているのだろう。(この記事は「WWDJAPAN」2026年6月15日号からの抜粋です)

スタイル一覧

ビームス(BEAMS)

ベーシックで楽しいカジュアルが原点

今季“原点進化”を掲げるカジュアルの雄「ビームス」は、創設以来の基礎であるアメカジに根差した日本特有のストリートカルチャーを表現する。オーセンティックなコートに、ビンテージを参考にした鮮やかなカラーパレットのダウンを差し込んで現代的なシルエットにするバランスが、「ビームス」らしいクラシックと言える。

ビューティー&ユース(BEAUTY&YOUTH)

着心地と品の良さを両立させる

アメカジとトラッドの要素を併せ持つスタイルを提案するのが、今季のテーマである“トラディショナル シティライフ”。温かみのあるニットとパンツはどちらもオーバーサイズで、着心地の良さを旨とした肩肘張らないコーディネートながら、品格も失わない。アウターではレザーブルゾン、ジャケットに引き続き注力する。

エディフィス(EDIFICE)

「エディフィス」

トラッドスタイルを現代らしいシルエットで

“トラッドシック”と銘打ったテーマは、「エディフィス」のトラッドをトレンドカジュアルに持ち込んだ歴史に回帰する姿勢を感じさせる。オーバーサイズがベーシックに味付けをするテーラードジャケットは今季の注力商品。デニムはストレートシルエットで、以前と比べ少し細身になり美しいシルエットを演出する。

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