ファッション

「リーバイス」の復刻コレクションから限定モデル“1944 501 ジーンズ”が登場 戦時中の生産背景による個体差を再現

リーバイス(LEVI'S)」は5月27日、復刻コレクション“リーバイス ビンテージ クロージング(LEVI’S VINTAGE CLOTHING)”から限定モデル"1944 501 ジーンズ"(6万6000円)を発売する。「リーバイス」公式オンラインストアおよび原宿フラッグシップストア、新宿店、名古屋ゼロゲート店、大阪店、京都店で抽選販売を実施する。

無駄を削ぎ落とした1944年の“501”

同アイテムは、米国が第二次世界大戦に参戦した際に生じた物資統制下のものづくりを忠実に復刻したモデルだ。サンフランシスコのアーカイブ室に保管されている“1944年製のオリジナルの1本”をベースに制作した。それぞれのジーンズには異なるボタンの組み合わせ、ペイントされたアーキュエット、異なるスレーキといった当時の仕様を忠実に再現した。やや高めにずれて取り付けられた裏返しのレッドタブ、誤って裏表逆に縫い付けられたことで裏面に "リーバイス" の文字が逆さに記される仕様も再現している。

当時、「リーバイス」のリベット付き製品は“必要不可欠な作業服”に分類され、米国の労働力を支えるべく生産が継続された。しかし、政府の指示により大幅な仕様変更が余儀なくされ、ウエストバンドからシンチバックが取り外され、股部分とウオッチポケットから銅製のリベットが撤廃された。ブランドロゴ入りのボタンはより安価な代替品に置き換えられ、ポケット内布のスレーキには米軍の作業服の生地など調達可能なあらゆる素材が使用された。なかでも最も象徴的だったのが、バックポケットのアーキュエット・ステッチの廃止だ。装飾に用いる刺しゅう糸は不必要とみなされたが、「リーバイス」はアーキュエットをペンキで描くという手法でブランドのアイコンを守り続けた。一方で、こうした厳しい物資統制下においても、従来よりも厚手のデニム生地“ヘビーオンス“を採用することで耐久性をさらに高めた。

リーバイス・ビンテージ・クロージングのデザイン・ディレクター、ポール・オニール(Paul O'Neill)は「この戦時中のジーンズを特別なものにしているのは、美しい不均一さだけにとどまらない。物資統制によって、無駄を削ぎ落とした1944年の501は、現在の5ポケットジーンズへと大きく進化する転機となった。今回の復刻では、当時ならではの個体差やディテールまで忠実に再現している」と述べている。

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