真夏の避暑地で練った新民法 「家」と格闘した法律学者たちの合宿
真夏の避暑地で練った新民法 「家」と格闘した法律学者たちの合宿
終戦から1年。1946年8月14日のことである。政府の司法法制審議会の総会は、明治民法の定める「家」制度を廃止する民法改正要綱案をめぐり、ただならぬ雰囲気に包まれていた。
「家族制度はわが国古来の美風である」「国体の精華だ」「大家族の美しい生活を見よ」――。
改革を主導する民法学者の我妻栄や中川善之助に、居並ぶ保守派から反発が噴き出した。「論議はいつ果てるか判(わか)らない有様」になったと、中川…




























