アユ好発進!! 岐阜県高山市・庄川漁協
2026年7月8日 05時05分
真っ黄色に化粧した幅広の良型が竿を引き絞った。1日、岐阜県高山市の庄川(庄川漁協管内)でアユ釣りが解禁した。181人が入川、早朝から18~20センチが次々と掛かり、数時間でいい人は30~40匹。湖産特有の肩が盛り上がった魚体が主体となり、釣り人の心を躍らせた。 (東條敏明)
漁協は湖産1600キロ、県センター産400キロを放流、解禁に備えた。さらに富山湾からの遡(そ)上アユ約700匹を6月10日、「荘川の里」付近に放った。
同里は人気ポイントだけに午前6時前には釣り人がずらり並んだ。愛知県飛島村の服部慶通さん(81)は下流の瀬に入り、9時半までに15~19・5センチを32匹。竿8・5メートル、複合メタル0・01号、6・5号3本イカリにオモリ0・8~1・5号の仕掛け。「朝イチから掛かった。最初のうちは追い星が二つも三つも出た元気のいい魚体が連続した。流芯で良型が出たね」
服部さんの友人の松本隆さん(88)、三雄さん(80)兄弟は合わせて50匹超という。松本さんの上流右岸で立ち込んでいた名古屋市緑区の酒井武四郎さん(79)は、肉厚の20センチを頭に14センチまでを23匹。竿9メートル、水中糸複合メタル0・06号、6・5号3本イカリのノーマル仕掛けで泳がせ釣り。「夜明けからしばらくして入れ掛かりもあったし、良型が多いのも楽しい。来てよかった」とにっこり。
穴場となったのは「荘川さくら学園」下。チャラ瀬主体の開けたポイントが100メートル以上続く。釣り人は十人余しかいなかった。名古屋市港区の服部貴司さん(60)は、夜明けから入って10時までに40匹余の釣果。型は10~20センチで、主体は15~17センチという。竿8メートル、水中糸複合メタル0・05号、6・5号4本イカリ。泳がせで上飛ばししながら、広い瀬を丁寧に探った。「終始ぼつぼつ掛かっている。波立ちや石横、どこでも掛かる。周りの人もちょこちょこ掛かっている感じだよ」
漁協事務所の近く「町屋橋」下左岸にパイプ椅子を持ち込んで座って釣っていたのは愛知県瀬戸市の松浦秀夫さん(81)。「10匹くらいしか掛けとらん」と謙遜するが、弟子だという愛知県一宮市の壮年男子は「いやいや20匹は掛けとるよ」。松浦さんは「60年以上アユ掛けしとるが、体の調子も悪いので今年で最後だと思っている。この川は水がきれいで、階段もあって楽でいい」と話す横で弟子は「いい記念になりそうです」と顔をほころばせた。
水位はほぼ平水、濁りなし、アカ良好。午前10時の水温は13・5度と低めだった。漁協によると、釣り人は荘川の里~町屋橋付近に集中。町屋橋下流で73匹、上流の三尾河で50匹以上の釣果があったという。牧戸橋周辺は苦戦した。
日券2000円、年券7000円、女性、身障者(3級以上)半額。(問)庄川漁協=(電)05769(2)2014
【富山湾の遡上アユ】庄川は岐阜、富山両県を流れて富山湾に注ぐ延長115キロの1級河川。ダムのない時代には荘川町まで遡上があったが、今は17のダムがあり、不可能となっている。放流は富山、岐阜をつなぐリレー。背景には富山市の事業者が庄川の水源地近くの六厩に産業廃棄物最終処分場の建設を計画しており、地域住民や漁協関係者などが反対の声を上げている。放流アユは脂ビレを切ってあり、掛けたら漁協事務所に持ち込みを。粗品と交換する。
◇クマ目撃情報あり 漁協によると、解禁前日、牧戸橋上流の「蕎麦(そば)正」付近で川見していた釣り人がクマを目撃したという。十分注意を!。
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