イスラエル首相、ヨルダン川西岸に新たなアウトポスト設置を指示 6人死亡の衝突受け
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【7月25日 AFP】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸でイスラエル人入植者とパレスチナ人が衝突し、イスラエル人2人、パレスチナ人4人が死亡したのを受け、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は24日、報復措置として1967年から占領するヨルダン川西岸にアウトポスト(前哨地)を設置するよう命じた。
2023年10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃をきっかけにパレスチナ自治区ガザ地区で戦闘が始まって以来、ヨルダン西岸では暴力が激化している。
衝突を受けネタニヤフ氏は「テロリスト、そしてその黒幕、資金提供者に対して全力で対処する」と表明した。
その後、武装勢力をかくまっている疑いのあるパレスチナ人の村々への強制捜査や、ヨルダン川における「アウトポストの合法化および新たなアウトポストの設置の加速」を含む一連の措置を発表した。
パレスチナ自治政府(PA)のマハムード・アッバス議長は議長府が出した声明でこの動きを非難し、「パレスチナ国民に対するこうした犯罪と日常的な違反行為の継続は、占領下のヨルダン川西岸を爆発に近づけている」と述べた。
パレスチナ自治区においてすべてのイスラエル人入植地は国際法違反だが、アウトポストはイスラエル国内法でも違反とされる。
アウトポストは通常、最終的に正式な入植地として政府に承認されることを目指し、少人数の入植者グループによって丘の頂上などに一晩で設営され、複数の移動式住宅(トレーラーハウス)で構成される。
ヨルダン川西岸では、パレスチナ人約300万人が暮らす一方、入植地やアウトポストに約50万人のイスラエル人も居住している。
今回の衝突は24日、ヨルダン川西岸のイスラエル人入植地ハバトギラドおよび隣接するパレスチナ人の村テルの近くで発生した。
テル村議会のワリド・ジダン議長によると、衝突は約20人のイスラエル人入植者グループが村に侵入したことで始まった。
ジダン議長はAFPに対し、「村人たちは自分たちの家や財産を守るために外に出た。村人と入植者が衝突し、殴り合いになった」「やがて入植者と付き添っていたイスラエル兵が発砲を開始した。殺害、破壊、財産への放火を目的に村を襲撃したのは入植者の方だ」と語った。(c)AFP