こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。娘への暴力が原因で巨人軍監督を辞めた――というか事実上のクビになった阿部さんの件をめぐっては、やはりというか毎度おなじみ、暴力を矮小化・美化・正当化する詭弁で阿部さんを擁護する人たちが、うじゃうじゃと湧いてきました。 私はそういう人たちのことを暴力応援団、略して暴援団と呼ぶことにしました。 暴援団がなぜ暴力を正当化したがるのか。いったいどこからそういう理屈や思想が出てくるのかを、説明しましょう。 その前に今回の件では、どうしても指摘しておかねばならない重大な点がいくつかあります。 まず、暴力行為があったことは阿部さんも認めてますので事実です。暴力はなかったと全否定したらそれはデマです。 娘さんが事後に公表した手紙では、殴る蹴るの暴行はなかったとしてますが、それは裏を返せば、殴る蹴る以外の暴行があったことを否定していないのです。ウソをつかせずに父親の暴

