カザフスタンのシリクティ遺跡にあるこの墳墓は、高さ約9メートル、直径約88メートルの巨大なものだ/Rinat Zhumatayev (CNN) 遊牧騎馬民族の「スキタイ人」は、鉄器時代にユーラシア大陸の草原を闊歩(かっぽ)していた。支配層の地位の高さは、豪華な埋葬に表れている。なかでも有名な「ゴールデン・マン」と呼ばれる若者の墓からは、鉄の武具や青銅の工芸品、銀の器、4000点を超える金の装飾品が発掘された。 このほど新たに、ゴールデン・マンのようなスキタイ人の支配層は、その地位を世襲し、同じ一族の間で権力を共有していたことが分かった。鉄器時代に先立つ青銅器時代まではこの地域になかったような、ある種の社会階層が形成されていた。 研究者らが複数の場所に埋葬されていた数十人のDNAを比較したところ、支配層の間に血縁関係が見つかった。中には遠方に住んでいた集団も含まれていた。そのつながりによって

