徳川慶喜の墓にお参りする山岸美喜さん=東京都台東区・谷中霊園の徳川慶喜家の墓で2025年9月25日、遠藤和行撮影 江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜(1837~1913年)の玄孫(やしゃご)にあたる主婦、山岸美喜さん(57)=名古屋市=が、明治期に創設された「徳川慶喜家」の5代目当主として、「墓じまい」と、慶喜の遺品を中心とした史料の寄贈先探しに取り組んでいる。 8年前に病没した4代目当主の叔父から遺言で慶喜家の財産を全て引き継いだ。 一般の墓や遺品とはケタ違いの規模で、個人が永続的に管理するのに限界を感じて、慶喜家を終わりにする決意をした。 「最後の当主として多くの人に、より慶喜を知ってもらう形にしたい」と願いながら落ち着き先を模索している。 4代目である叔父から引き継ぎ 慶喜は1867年、幕府から朝廷に政権を返還する「大政奉還」で第十五代の将軍職を辞した。 明治に入ってから、徳川宗家(本家)

