合成の誤謬(ごうせいのごびゅう、英: fallacy of composition)とは、全体の一部の事実を全体の事実であると推論する際に生じる非形式的誤謬である。アリストテレスが「結合に由来する」誤謬として言語表現上の虚偽に分類したものがこれにあたる[1]。経済学ではミクロの視点では正しいことでも、それが合成されたマクロ(集計量)の世界では、必ずしも意図しない結果が生じることを指す[2]。 個別的に存在する性質を、それが属する集合全体についても主張する論理的な誤りである[3]。論理構造としては「全体 W を構成するそれぞれの部分 P や T などは、性質 X を持っている。従って、全体 W も性質 X を持っている」という形式の誤推論である。この誤謬の核心は、 部分の性質はそのまま全体に移行可能であるという誤った仮定に基づいて自論を形成する点にある。「組織 D の職員が逮捕された。だから

