学びや文化の発展を担う出版社として、人権感覚が著しく欠如していると疑わざるを得ない。性加害歴のある漫画家の起用を続けた小学館のことだ。 札幌市内の通信制高校を卒業した女性が在学中、教員だった漫画家男性からの性被害で精神的苦痛を受け損害賠償を求めた訴訟で、札幌地裁は男性に1100万円の支払いを命じた。 判決後、小学館は男性の性加害を把握しながら作品を掲載していたと発表した。加害者を擁護していたことになる。女性は深く傷つき今も苦しんでいる。小学館の対応は許されない。 訴訟で男性側は「同意があった」と反論した。一方、原告は性的目的を満たすため優しく手なずけるグルーミングの手口だったと主張し、判決も「男性が自ら優位に立つ関係を形成し性的欲求に応じさせた」とした。 同様の犯罪の多発を受け、2022年施行の「教員による児童生徒性暴力防止法」は同意の有無を問わず児童生徒との性行為を禁止した。「同意があっ
本はファッションアイテム韓国の若い世代の間で「テキストヒップ(Text Hip)」という言葉が流行している。文字を意味する「テキスト」と、格好いいを意味する「ヒップ」を合わせた造語だ。映像コンテンツがあふれるこの時代において、逆説的に本を読むという行為自体が一つの趣向であり、「感性」となった。書店で本を選び、カフェで読書をする場面を写真に残すことは、今やSNSにアップしたくなるような洗練された日常となっているのだ。 韓国のインスタグラムで「#ブック(BOOK)スタグラム」あるいは「#テキストヒップ」を検索すると、約1200万件にのぼる投稿が表示されるという。感覚的な構図で撮られた本の写真、気に入った一節を書き写した手書きのノート、雰囲気の良い独立系書店でのスナップ、読書に関連する可愛らしい小物まで、本は自分を表現するための「ファッションアイテム」となったのだ。 若年層の「テキストヒップ」ブ
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