音楽ライターの松永良平が、さまざまなアーティストに“デビュー”をテーマに話を聞く「あの人に聞くデビューの話」。この連載では多種多様なデビューの形と、それにまつわる物語をじっくりと掘り下げていく。第14回は、音楽活動も積極的に行っているコメディアン、藤井隆をゲストに迎える。前編となる今回は、歌手デビューに至るまでの紆余曲折を振り返ってもらった。 取材・文 / 松永良平 撮影 / 臼杵成晃 漫才コンビ、麒麟の川島明が今年リリースした歌手デビューアルバム「アメノヒ」は、驚くほど音楽性が高い作品だった。藤井隆が主宰するレーベル、SLENDERIE RECORDからの発売。設立11年目を迎えたスレンダリーで、藤井さんは歌手としてのみならず、音楽プロデューサーとしての評価もどんどん高めている。2000年3月8日に藤井さんがシングル「ナンダカンダ」で歌手デビューしてから25年。現在、これほどまでに充実し

