長女(10)、次女(1)を育てながら、政府の「宇宙政策委員会」委員などとして多忙な日々を送る宇宙飛行士、山崎直子さん(41)。父の角野明人さん(75)は30年以上、日本の防衛を率いてきた陸上自衛隊の幹部自衛官だ。 「厳しい部分は厳しいが、根っこはとても優しい」。山崎さんがこう表現する明人さんは、いつも背筋がピンと伸び、威厳がある。自分のことより仲間や家族を思い、行動する正義感の強い人だ。 「小学生の頃、のら犬が近づいてきて、かみつかれそうになったとき、追い払ってくれました。父に守られている安心感が常にありました」 小学校低学年のときは、明人さんの勤務の関係で札幌市で過ごした。夕食後、近くの小学校で開かれる「星を見る会」に一緒に出向き、星を見上げた。仕事が休みの日には一緒にスキーを楽しむなど子煩悩だった。 一方で、今の若い父親のように子供の主張を全て尊重するタイプでもなかった。「ここに行きた

